※阿蘇サイクリング(前編)からの続きです。
天気も心も若干モヤついた状態で
再びロードバイクにまたがり、大観峰を後にして
次なる目的地、瀬の本高原方面への移動を開始します。
ミルクロード⇒やまなみハイウェイを左折して
あとは一直線の快適ロードですが
クルマで走った事は数えきれないけれど
ロードバイクで走るのは初。
『少しアップダウンはあるけど、基本的には平坦基調。楽勝!!』
・・・と思ってましたが、実際には“上り基調”という罠w
派手な上りじゃないけれど
ダラダラとした上りが続き、足をジワジワと削ってくるタイプの道ですw
道中、ポツンと存在する謎のポストも気になるけど(妖怪ポスト?)
開き直って景色を楽しみましょうか。
周辺は秋景色。
山も赤く染まってます。
クルマの交通量も少なくなり、
耳に聞こえるのは小鳥のさえずりと風で木々が揺れる音。
あぁ、あとアレだ。
ヘルメット被ったオッサン自転車乗りの
悶えるような息づかいが良く聞こえるよ?ハァハァ。
で、瀬の本高原到着。
紅葉で染まる九重の山を見上げると
『このまま上っちゃう?』という気持ちが湧き上がりますが
残りの体力を考慮して、ココは無理せずUターンすることに。
甘い誘いに乗らず、冷静な判断な自分グッジョブw
で、ミルクロードから瀬の本高原までの道のりでは
牧草地帯が多くて“ひらけた景色に揺れるススキ”が主体ですが
瀬の本高原~小国にかけては紅葉してる木々が並んでて
別の魅力があるよなー。
この景色をユックリと楽しめるのも
ロードバイクならではだよね!
・・・とか言いつつ
瀬の本~黒川温泉間は下り基調の快適ロードなので
60km/h超で走り抜けてたりしますがw
ソレはソレで
全身で風を浴びてヒャッハーできて最高にキモチイイ瞬間ですw
で、あっという間に黒川温泉に到着。
九重周辺の自然の紅葉とは風景が変わり
黒川温泉では、人の手で整備された紅葉が楽しめます。

通りがかりの橋の下を覗きこんで目に入った光景に
思わず『スゲェな』と声が漏れるレベルの絶景w

で、せっかく観光地・黒川温泉に来たので
軽く温泉街をポタリングしてみましたが
コンパクトな街をピンクの服に身を包んだアジア系観光客が溢れかえってて
『ここはどこの国?』という状況だったので、早々に退散(^^;)
ここで、時間は11:00過ぎ。
そろそろ昼食でも~・・・って事で
小国にあるカフェ
『茶のこ』さんへ。
え?
汗臭い自転車乗りのオッサンがひとりでカフェに行くのって?
実はこの店、オーナーさんが自転車乗り。
レースで上位入賞経験も有り、熊本のそのスジ(?)では有名なお店なんです。
メニューもインテリアも女子ウケ、インスタ映えするカフェなのに
よく見ると有名自転車選手 新城幸也や
C・フルームのサインが書かれたジャージや
自転車関連の本やアイテムがヒッソリ置かれてたりしますが
自転車に寄り過ぎないギリギリのバランスのとれた置かれ方に
オーナーの美学を感じる。
お店の外に設置されてる駐輪用バイクラックも
カフェの雰囲気を壊さずに完全に調和してるしセンスあるなぁ。
そんなお店に、オシャレとは対極にあるジャージで伺ってしまい
申し訳ない気持ちを感じつつ、入店したあとにonimasaは気が付きました。
手持ちのお金が1000円しかないという事実にw
“自転車で遠出する=可能な限り荷物の軽量化を図る”
・・・って事で、財布から必要最低限のお金だけを持ってくんですが
今回はお金を財布から移し替えること自体を忘れていて
緊急用に常備していた1000円札しか持ってない状態でした。
マジか―!!
じゃぁ、ここは落ち着いて
1000円で食べられるメニューを探しましょう。
『ランチセット 1200円(税別)、無理だ!』
『ハヤシライスセット 1100円(税別)コレも無理だ!』
さすがは観光地・阿蘇にあるオシャレカフェ。
価格設定も観光地価格で、お食事系メニューは1000円超えばかりです。
でも、その価格設定は
特別な時間を得る為の観光地・オシャレカフェでは当然の事。
茶のこさんは悪くない。
お金を持ってき忘れたonimasaが悪いんだw
『セットじゃなくて単品で1000円以内に収まらないかな?』
・・・とか、ひとり悶々と悩みつつ導き出された最適解は
『“チーズケーキセット 850円(税別)”、
君に決めた―!!』
税込み価格 918円。
これならギリギリ足りる!
かくして2017年 最大の危機を乗り切ったonimasaは平静を取戻し
ひとりオシャレにチーズケーキを堪能しましたとさ。
・・・いや、内心ドキドキだったので
正直、チーズケーキの味を覚えてないw
きっと美味しかったと思います。
いや、そうに違いない。
そして、この時点で走行距離も約100㎞となり
消費カロリーは2000kcalを超えてる状態。
チーズケーキ&手持ちの補給食を加えても
摂取カロリーは1000kcal以下なので・・・
足りない!
摂取カロリーが足りない!!
出力を押さえた省燃費走行でも
ハンガーノック(いわゆる燃料切れ状態で動けなくなる)に陥るぞ?
さらに追い打ちをかけるように、
『息子ちゃん15:00に小学校終わるので迎えに行って』
と、奥さんからLINE連絡が。
えぇ・・・と。
現在12:00直前で小国に居て、自宅までの距離は65km。
平均時速21.7km/hで帰宅しろってコトですねー。
ちなみに補足すると
市街地走行時のonimasa平均時速は22~23km/hなのでギリギリ状況だねw
・・・と言うワケで
帰り道は小国~自宅までのタイムアタック開始ですw
『小国からミルクロードまでは軽い上り坂
そのあとは平坦~下りだけだし間に合うでしょ?』
・・・そんなonimasaの前に立ちはだかったのは
小国~ミルクロードまで続く獲得標高400m、距離12kmの坂w
瀬の本高原でも味わった、ロードバイクあるある
『この坂、こんなに上ってたの?』ってヤツです。
迫るタイムリミットに、焦る気持ちを抑えつつ
省燃費走行で捻出可能な最大限の出力により
坂をねじ伏せてミルクロードに到達し
続くアップダウン、二重峠から大津へのダウンヒルを一気にこなし
平地も30㎞/h巡航で一気に帰宅。

その結果、どうにか小学校に15:00到着ですよー。
サイクルジャージを着た汗だくの不審者が小学校敷地内に侵入してますよ、
おまわりさーん!!
・・・かくして、地味に色々な出来事があった
阿蘇サイクリングは無事に終了しました。
帰り道は“撮れ高ゼロ”。
トレーニング的状況に陥りましたが
これは今週末に迫ったキリンクリテリウムに向けての準備だったと思えばOK?
キリンクリテリウム当日の天候が雨予報なのが気になりますが
準備的にはバッチリって感じです。
ちなみに、今回のサイクリングを
裏で支えてくれたアイテムについても書こうと思いましたが
すでに長文になったので、そのあたりはまた次回にでも。
Posted at 2017/11/15 19:42:01 | |
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