
ゼロワンフィフティでは競輪プロ選手の
デモンストレーション走行も行われたんですが
走ったのは、
オリンピック2回出場!
競輪S級現役トッププロ!!の中川誠一郎選手でした。
1レースで巨額を動かすプロが
数日後にレースを控えた状況で
無料イベントで走るってなかなか凄い話ですが
万が一のケガを考慮して
全力走は見られないでしょ?
・・・と思ったのに、やってくれましたよ、ほぼ全力走!
1回限りでしたが、結果は13秒フラット。
見事、この日の最速タイムを叩き出しちゃいました。
脚力有りすぎてスタート時にウイリーし、
『200rpm超えてるんじゃ?!』という圧巻の高ケイデンス!
荒れた路面をモノともしない終始安定したペダリング&乗車姿勢。
速すぎて写真撮ってもお尻しか写ってない 等々
もうね・・・圧倒的。
永遠の素人自転車乗りonimasaでは永遠に到達できない
まさに神レベルの走りでしたが
息子ちゃんに
『ねぇねぇ、実はあの人とパパが子供の時に遊んでたんだよ!』
※onimasa実家がご近所さんで、中川選手と小学校も同じ。
・・・と、自分が凄いワケでもないのに
謎の自慢を披露したくなる勢いで感動したさ!!
・・・で、そんな自慢話(?)を聞かされた息子ちゃんが
『タイムは思ったほど速くなかったね』
ていう爆弾発言を繰り出したので
中川選手の名誉の為に、全力フォロー開始!
■中川選手の凄さ その1
ペダリング時の出力が凄すぎてビンディングべダル(SPD-SL)だけだと足が外れる
・・・というか、過去にペダルが割れたという逸話もあるので
安全の為にガチガチに固定する為にストラップも付けてるとの事。

(ペダル破壊する筋力って・・・)
■中川選手の凄さ その2
自転車は機材スポーツの側面があり、
“速さ=グレードの高さ”で決まりがちですが
この日の彼の愛車はピナレロのセカンドグレード(GAN)に
シマノのセカンドグレードコンポ(アルテグラ)で組んだ車体。
ソレで超絶スピードで駆け抜けるワケなので・・・
『弘法、筆を選ばず』ってコトですねw
■中川選手の凄さ その3
onimasaをはじめ、ゼロワンフィフティ参加者の多くが
『スタート時のギア比はどうしようか?』
『途中の変速はどのタイミングで、どこまで上げようか?』

・・・って事を熟考して挑んでたんですが
中川選手は違います。
変速なんて野暮なことはしません。
36-16tでスタートして、そのまま加速し変速しないままゴール。
スピードUPは己の脚だけだw
その分、ゴール前の最高速は伸びませんが
それで13秒のトップタイムですよ。
ギア変速したらもっと最高速が伸びるので楽々12秒台、
ヘタすりゃ11秒台後半は狙えたんじゃなかろうかと。
ちなみに150mタイムのイメージをザックリ書くと
13秒台:超速い
14秒台:すごく速い
15秒台:普通に速い
・・・て感じ。

(onimasaは15秒台w)
なお、上記の36-16tはギア比:2.5なので
一般的なママチャリと同等レベルのギア比。
・・・って事はおそらく、
中川選手がママチャリに乗ったとしても
レース参加者の大半が敗北する展開になると思われますw
あとアレだ。
変速しなかったのは
『変速でコンマ数秒ロスするから~』とか
『荒れた路面影響で変速ミスる可能性があるから~』とか
『スピードで過ぎると危ないから~』とか
『後日のレース本番に影響が出かねないかな~』とか
そんなチャチな話じゃなくて
競輪トップレベルのペダリングを
観衆に披露する為の“プロの矜持”だったかと。
結果、一般観衆へ凄みは伝わらず
自転車玄人に対してだけ、圧倒的な凄み伝える展開になりましたがw
ソレはソレ。
最高の走りを見れて感動だったさ!!
以上、
オリンピックレベルのバケモノは常人とは住んでる世界が違うね!
・・・ていうお話でした。
Posted at 2019/10/24 18:38:15 | |
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