
12月1日の話になりますが・・・
少し前に話題になったジョニー・デップ主演の映画
『MINAMATA』を観てきました。
毎月1日は映画の日で1000円だから!
・・・という軽いノリで何か観ようと考えて
各劇場の上映作品を確認したら
『お!MINAMATA上映してるね!』
・・・で、
市街地にある非シネコンなDENKIKANへ行ったんですけど
泣いた。
号泣した。
この映画を作った関係者 ならびにジョニー・デップには感謝&尊敬だ!
・・・と言った感想が沸き上がり
映画を観る前の軽いノリは完全に吹き飛んじゃいましたが、、、
熊本・水俣を舞台にした映画なのに
諸般の事情(察して)で日本国内での撮影が叶わず
セルビアにセット組んで撮影されてますが
劇中には美麗な日本の風景が拡がってるし
国内の名優が多数出演してて
日本映画と勘違いしてもおかしくない出来だし
ハリウッド映画にありがちな
“どこかおかしい日本”の描写は完全にゼロ。
むしろ、日本・水俣の良さを割り増しして表現できてる。
内容がセンシティブなので、
この表現に語弊が生まれるかもしれませんが敢えて言うと
『綺麗な映画だった!』と。
で、主演のジョニー・デップ。
過去作で“ちょっと変な役が多い”というイメージだったり
自身のスキャンダルで干され気味だったり
色々と言われてますが、、、
MINAMATAでの彼は、スゲェ演技だったよ。
・・・とまぁ、映画として極上の仕上がりだった今作。
それでも大きく話題にしにくいのは
日本国内、特に熊本ではタブーになってる内容だからでしょうね。
積極的には関わりたくない気持ちも分かるし
映画化した時点でバイアスが働き
不都合な事実は消された一面的な内容になっちゃうワケなので
水俣市が試写会後援しなかった件もよく分かるし
実在の会社名がガッツリ出るので、何とも扱いに困るのもよーく分かります。
そんな中、エンドロールに
地元のローカル線:肥薩おれんじ鉄道の名前が挙がってるのを見て
また胸が熱くなるワケですね。
スゲーな、よくやったな。
・・・て事で、
珍しく真面目なテンションでツラツラと書いた本日のブログでしたが
観たあとは無性に写真が撮りたくなったし
無性に肥薩おれんじ鉄道に乗ってMINAMATAへ行きたくなったワケですよ。
桜が咲く頃、また彼の地へ伺わないと・・・
Posted at 2021/12/07 06:46:11 | |
トラックバック(0)