
(前回からの続きです)
諸々の準備を終えて
いよいよ富士ヒルクライムのスタートラインに着きました。
九州のレースにはソレナリに参加してきたので
周囲の参加者に圧倒されるような感覚は希薄。
そもそも“自分のために走る”というより
“兄貴様のために走る”みたいな感じなので
終始どこか客観的な自分が居ます。

(不思議な感覚)
会場スタートから1kmほど走って
富士スバルラインから計測スタートになりますが
そこに至るまでの道のりも、感動とか感激よりも
『参加者が多いから注意しよっと』という
とても富士ヒル初参加とは思えない落ちつき様で
万全な体調も相まって
前半は早い集団に付いていく余裕あり。
半世紀前の古い自転車とは思えないスピードで富士を駆け上る光景は
周囲からは異様に見えるんでしょうね。
『クロモリィ?!』
『ダブルレバー???』
…と、周囲から驚きの声が聞こえてきますw
その勢いを維持したまま、15km地点まで到達。
(ゴールは24km地点)
そこで同じくらいのスピードで走る男の子が居たので
声をかけて一緒に走らせてもらうことに。
(自転車競技は風よけし合って走ると有利)
で、軽い自己紹介やら自転車談義やらをしつつ
目標タイムを聞くと『ブロンズ(1時間30分以内)です』との事で。
軽く説明すると、富士ヒルではタイムに合わせて
プラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズというランクが付けられます。
それぞれのランクに合わせて
自転車のハンドル高さ調整に使えるリングが貰えるので
そのタイムを目標に走る人が多いです。
で、どうやら会話をした時点で
ブロンズを狙えるタイムだという事が判明。
『完走目的で参加したけど、どうせなら結果も欲しいな』
…と欲が湧いてきましたよw
で、男の子と2人で協力して走り、ゴールまで残り5km地点で
一緒に走り始めた男の子が遅れ始め
『ちょっとペース落とします!間に合わなくなるので先に行ってください』
と言われ、お礼のあいさつをしてからペースを上げることに。
ここからは斜度が落ち着いて得意の平坦区間。
体力も残ってるので、ブロンズは狙える!!
そう確信した直後…
後輪に違和感を感じます。
え?
一定間隔で“カタン・カタン”と鳴り響く音と振動…
これはもしかしてパンク???
(続く)
Posted at 2025/06/08 14:00:55 | |
トラックバック(0)