![初回車検(整備込)完了後のティグアンの様子 初回車検(整備込)完了後のティグアンの様子](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/229/100/47229100/p1m.jpg?ct=fca50922dec0)
初回車検のついでに新車から3年経過するので、フロント&リアデフオイル交換、ハルデックスオイル交換、ブレーキフルード交換、燃料フィルター交換、冷却水交換を実施。
各務原へ1週間お預けして、9/16に名鉄電車に乗って引取に行ってきました。
工場に到着するなり、メカニックさんが試乗に出ませんか?と、、、。
これは車の状態がかなり良くなったと見た!(笑)
早速出かける準備をしていたら、I社長が同乗されることになり、緊張・・・。
なぜなら、I社長、車の状態を見極めるスキルだけでなく、ドライバーの技量もつぶさに観察されて、アクセル、ブレーキ、ハンドルの各操作を全て記憶し、車の調整に反映してこられる・・・まさに bespoke ですが、あなたの運転レベルならこのセッティングです。と整備結果に明確に反映されてしまいますので、まるで運転を採点されているようで緊張します。
今回は試乗開始後、ずっとアクセルワークを見られておられます😅
緊張に耐えかねて、試乗開始時から気づいた車両の状態変化について、感じたままにお伝えすると、
「アイドリング時の振動と音が減りましたね。」
「気筒間の燃焼状態が揃ったからです。」
「アイドリングから1,500回転までのアクセル操作に対するトルクのツキが悪い(遅れていた)感じが無くなって、リニアにトルクが出てますね。」
「燃焼状態を揃える為の環境を整える中で、インジェクターの噴射タイミングと噴射量がバラつかない様に特殊な処理を行って適切なタイミングで燃焼が起こる様になった結果です。」
「タイアの路面追従性が上がって感じます。」
「エンジンのトルク変動が減ったので路面に伝わるトルクが一定になってそう感じるのです。」
と全部狙って整備していると言う驚くべき整備スキル。。。
音と振動が極端に減って、2000回転以下でも細かいアクセルワークにトルクが付いてくるので、NAの大排気量ガソリンエンジンみたいになってしまいました。
曰く、VWの開発側はEA288型エンジンを物凄く精密に燃焼コントロールできるように設計しているが、その情報は日本のディーラーには伝えられていない、
ヒントは、水温の管理、インジェクターの管理、燃料の管理、電気とオイル。
燃料に関しては日本においては良い燃料は手に入らないので年に2-3回、特注の燃料添加剤を使用することによってこの状態を維持していく形になるそうです。
今回はディーゼルでも電気が大切だと実感したとのお言葉が印象的でした。
ガソリンエンジンのようにスパークプラグを使って強制的に燃焼開始のタイミングをコントロールできない以上、燃焼に関する各種の環境を整えるように整備を行うが、最終的にセンサー類が正しく機能していないと燃焼状態は揃わないそうです。
今回、初車検でしたが、EA288積んだティグアンのお客さんは他に居ないそうなので、今回の整備であっけなく日本一のティグアンになってしまいました😅
まだまだ伸び代を感じているので、この状態を維持して、エンジンの慣らしの終わる5万km後にはどんな車両に成長しているのかを楽しんでいきたいと思います。(その頃にはmm単位でのアクセルワークに対応して欲しいなーw)
Posted at 2023/10/16 12:57:06 | |
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Tiguan | 日記