
ふっじいさんに教えてもらって、BS11で「大都会」シリーズが再放送されていることを知った。
大都会 闘いの日々は昭和50年代前半に、石原プロが初めて制作したテレビドラマシリーズ。城西署捜査4課を舞台に繰り広げられる、刑事ドラマであった。
暴力団担当の捜査4課というのは、(現在は組織犯罪対策課か)刑事ドラマでもあまり舞台になることがなかった。後の西部警察のような派手なアクション、銃撃戦、カースタント等は全くなく、人間ドラマとして描かれている。
主演の渡哲也さんの髪型は角刈りのイメージが強いが、当初は七三分けであった。後に角刈りになったのは、マル暴らしくないという理由か。
出演者も、故・高品格さん、近年は踊る大捜査線の袴田課長で知られる小野武彦さん、「太陽にほえろ!」でゴリさんを射殺した役の故・粟津號さん、「あぶない刑事」の近藤課長役、故・中条静雄さん等の名バイプレイヤーが連なっている。大半が故人となってしまっているので、少し驚いた。
石原裕次郎さんは今作では新聞記者の役。いつもパイプばかり吸っていて(パイプを持っていない場面の方が少ないか)、博打に興じてばかりいるのが特徴。

現代ならあり得ない光景だ。あまり賭博の描写を出すと、それに手を出す人を増進させないかと思うが、
脚本は「北の国から」で知られる、倉本総さんも担当。監督には「駅 STATION」の隆旗康男さんが手がけていたストーリーもあった。
本来裕次郎さんが作りたかったのは、ドンパチのアクションものではなく、こういった観た人が深い感銘を受けるような、感動するような作品だったのだろう。しかし、これでは視聴率が取れないという事になってしまったのか、後の作品は概要が大きく変わってしまった。
当時は石原プロ再建に向けて、様々な思いがあっただろうな。第1弾はぼくは初めて本式に観たが、様々なストーリーがあってそれなりに面白かったと思う。
闘いの日々はすでに終了して、part2の再放送が始まっている。また順次見ていきたいと思います。
Posted at 2016/09/04 15:54:35 | |
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