2024年04月25日
JBL A6004の修理&改造も終えたので、
Sennuopu A6004と交換し、エージング中です。
◎修理内容は…
グラグラになって焼けたセラミック振動子の交換と接着固定
カラカラになったセラミックグリス→PC用熱伝導グリス塗布へ変更
セラミック振動子の640kHzなんて何処もディスコンで、
村田製の絶版在庫品が見付かったので確保して使用。
◎改造内容は…
各オペアンプ交換、インダクター交換、フィルムコンデンサー交換
スルーホールの電解コンデンサーのみ交換(面実装品は今回はパス)
A6004のパワーアンプICまでのダイアグですがオペアンプ構成が
前段部=ボリュームとBASSブースト担当で、HPFとLPFとFULL(スルー)は
スイッチ切替で選択。1/2/4チャンネル分で下の図の様になります。
HPF(4ch)↓
↑ ↓
前段(4ch)→(FULL:スルー)→後段(2ch)→パワーアンプ(TDA8920CTH)
↓ ↑
LPF(4ch)↑
HPFとLPFを通さないで使用する前提だと、音質変化・向上を狙うには…
4回路SOIC14が2個、2回路SOIC8が2個の換装で済みます。
JBL側はSennuopuより爽やかになるのと解像度向上を期待して…
・AD8513(AD8512の4回路版)→OPA1678(車載版)
で張り替えてみました。
OPA1678はちょっと好みじゃないかも知れませんがお試しで。
フィルター部は次のテストに向けてOPA4141をこちらもお試しで。
電解コンデンサーは耐圧/静電容量共に変更せず元の定数で交換。
電源部周辺をルビコンZLH、パワーアンプ周辺がニチコンKW。
外した電解コン…同じ物でもやけに軽い物があります…
こういった事に疎い妻に持たせてみても軽いとの感想。
重量差と静電容量は計らず即捨てしましたが4年で抜けるもの?
インダクタは大好きなサガミエレクのデジタルアンプ用を。
フィルムコンデンサーは無誘導のタイプとPMLCAPをパラで。
各定数は思うところがあり、多少変えてみました。
以上のメンテ・カスタムで暫く鳴らしてみます。
下したSennuopu A6004は、少しの間しか使用していないにも関わらず、
セラミック振動子がグラグラ…未だ焼けてないけど気持ち悪いので村田へ換装。
オペアンプは2回路側を考え中。回路図を見ると反転増幅ゲイン1.59…
と、2台あると非常に便利です。Sennuopu側もJBLのエージングを待って、
張替え等色々試してJBLと取っ替え引っ替えしていく予定。
※追伸
純正アンプ側DC漏れの原因の一つであろうNJM4582は一旦撤去予定。
音質も問題なく、データシート上は良さそうだったけど…
さらに低オフセット電圧のTSSOPな物を手配しました。音質は未知数。
TIが直接販売をする様になったので、エンドユーザーとしては、
送料が高いのを除けばありがたい限り。
※追伸2
TIから発送されましたが発送地は中国の模様…何か解せない。
マウザーやデジキーは米から発送されるのに…
Posted at 2024/04/25 15:27:42 | |
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