
今まで何本か缶スプレーで補修したり塗装したりして使ってきたお気に入りのEquipですが、この度スプレーガン塗装にチャレンジしました。
いつかはスプレーガンで2液ウレタン塗装を、、と何年も前から思ってましたが、なかなかその1歩が出ませんでした。
でも
エアーコンプレッサをオイルレスの静音型にしてからなんとなくやる気が復活してきたので少しずつ道具を集めてきました。
で、ようやく塗装できる道具がそろったのでホイールの塗装をしてみました。
一番悩んだのが
スプレーガンです。ネットで980円のスプレーガンも買ったんですが、やっぱ1つはちゃんとしたのが欲しかったので、メーカー品を買いました!
安物の不明品でも綺麗に塗装してる人はたくさんいるし、メーカー品は素人の自分には宝の持ち腐れだと考え、何度も買うのをやめたんですが、とうとう買ってしまいました。
一番の理由は「これで綺麗に塗れなかったら自分の腕のせいだ」とハッキリ分かるからです。
自分の腕の無さを棚に上げて、うまく塗れないことを道具(スプレーガン)のせいにしないためです。
まあ後は 一般的に言う
「安物買いの銭失い」を避けるためです。過去に何度か痛い思いもしているので。
でこれがその大奮発して買ったスプレーガンです。
明治機械製作所のFinerⅡというモデルです。
イワタ製のW101とか美粧シリーズにかなり惹かれ最後まで悩みましたが最終的にこれに決めました。

この明治のFinerⅡにしたのは、自分なりに調べた結果 これ1本でオールマイティに吹けそうだからです。
また仕様で言えば、ノズル径が1.4mmであったこと、また空気使用量が170L/minと少なかったからです。
イワタ製のは私が欲しいと思ったモデルは200L/minを超えるものばかりだったので。
(30Lのタンクしかないエアーコンプレッサのことも考慮してチョイスしました。)
フィルターレギュレータはかなり前にネットで安物の不明品を買っていたものです。
ガンの根元に付けているウォーターセパレーターはネットで買った安物です。
下地用のケミカル類は、手持ちのミッチャクロンとシリコンオフです。
塗料はネットで調合してもらったものを買いました。ベースコート塗料とトップコート(クリア)です。
ベースコートは
ロックペイント製のプロタッチという塗料です。
これは2液型ウレタン塗料ではなく
「1液型特殊変成ポリエステル樹脂塗料」です。
最近は塗料の技術も進んでいるみたいで1液型もいろんなメーカーから出てるようです。
利点としては、
メタリックでもムラになりにくい とのことです。
その代わり、ソリッド色でも上塗りにクリア塗装しないといけないみたいです。
硬化後の表面が2液型のように強くないからでしょうね。
最後に 上塗り用のクリア塗料もロックペイント製です。
2液型アクリルウレタン樹脂塗料で硬化剤と4:1で混ぜるタイプです。
ベースコート塗料の色ですが、今まで缶スプレーでは
ミツビシのA69という
明るいシルバーマイカを塗っていました。
※写真は以前 缶スプレーで塗ったA69の色(写真だと分かりにくいですね)。
でもなんとなく
色が明るすぎて安っぽさを感じるようになったので今回色を変えて塗り直してみることにしました。
同じシルバー系でも各社から山ほどいろんな色が出ています。
かなり悩みましたが、決めたカラーは
トヨタの「1C0」というシルバーメタリックに決めました。
少し前のクラウンとかエスティマとかいろんな車種に使われていると思います。
1C0はシルバーはシルバーなんですが、
ほんの少し(ほんとにほんの少し)ゴールド風味の入ったシルバーです。
--------------------------------------------------------------------------------
実際に塗装に入る訳ですが、気がかりな点があったりやってみないと分からないことだらけで不安でした。
細かい内容は
こちら(本家ホムペ)にUPしています。
コンプレッサーからスプレーガンまでは下図のようなレイアウトで使いました。
塗装の順序としては、
1.下地づくり(拾いパテやガスケットリムーバーなどを所々に使用)
2.シリコンオフ
3.ミッチャクロン
4.ベースコート(1液型のプロタッチ トヨタ1C0)塗装
5.トップコート(ロックペイント 4:1の2液型クリア)塗装
こんな感じです。
(※必死だったので写真が1枚もありません(^^; )
塗装ですが、主に使っているEquip4組(8本)と、予備として保管している1組(2本)の合計10本ほど塗りました。
まず1セット目。
練習材料(実験台)となる緊張の1セット目です。。
4ヶ月ぐらい前に缶スプレー塗装したばかりで一度も使ってないんですが、その上から塗装しなおしました。
スプレーガンにはツマミが3つあって、吐出エア圧・パターン調整・塗料の吐出量を最適に調整しないといけません。
ここら辺はノウハウだと思いますが、私にはどこがベストなのか分かりません。
なので最初に段ボールに向かって吹きつけて適当に調整しました。
塗料が出すぎないように、エア圧も強すぎないように、パターン幅は中ぐらい。どれもあいまいな調整です。
なんとか完了。
缶スプレーよりもウェットに塗れるような気がします。塗装肌もイイ感じです。
次! 2セット目。
プロタッチは1液型ですが乾燥が早いのがいいですね。クリアは硬化剤と混ぜるタイプなので普通に硬化しますし。
スプレーガン塗装は道具や塗料などいろいろと準備が大変ですが、それ以外は有利なことだらけですね。
2液ウレタン塗装はツヤツヤな肌がいいです。乾燥(硬化)しても缶スプレーのように塗料のひけがありません。
仕上げの磨きも要らないのですごく楽です。
次! 3セット目
街乗り用のリヤタイヤ(SS595)を履いた9JのEquip が2本。
これも以前 缶スプレー塗装したものです。
そして塗装完了後の写真。
次! 4セット目と5セット目。
サーキット用フロントの予備が2本と、街乗り用が2本。
段取りやマスキング作業も慣れてきました。
塗装がハゲているところは拾いパテを使って手抜き。 そしてマスキングをしていきます。
そして塗装完了後。(※もちろん塗装は外でしています)
これでようやく塗装が終わりました~。
合計10本のEquipをイッキ塗りです(笑) といっても1ヶ月近くかかっていますが。
--------------------------------------------------------------------------------
ホイールの塗装が済んだので、次は
センターキャップの塗装です。
少し話がそれますが、Equipのセンターキャップについて。
私が知ってる限りでは形状が3種類あります。(スタンダードな5本スポークのEquipに限る)。
これは
初期の(昔のタイプ)です。全体的に少し出っ張りぎみのデザインです。
そしてEquipの文字がエンボス調になっています。
(余談ですがこの頃は高かった。。ローン組んで16インチを無理して買った思い出が懐かしいです)。
そしてこれは
中期?
中央の円形部分がくぼんだデザインです。Equipの文字はエンボス調。
そして「WORK」のロゴもアピールされています。
個人的にはこの中期のセンターキャップが一番気に入っています。
このキャップは4つしか持っていないので街乗りホイールに使っています。
そしてこれが
後期? 今となっては一番よく見かけるタイプです。
中央の円形部分のくぼみは中期とあまり変わりませんが、その掘りの深さが
少し浅くなっています。
そしてEquipのロゴがエンボス調から
エンブレム調に変わりました。綺麗なシルバーな輝きと黒い縁取りがされています。

WORKのロゴも
出っ張ったタイプになりました。
(※この写真のWORKの文字は塗装されていますが、本来はEquipと同じシルバーな輝きです)。
話を元に戻します。
後期キャップはEquipのエンブレムにマスキングをし、中期のキャップはそのままでベースカラー&クリアー塗装しました。
いちおう10個とも完成です。
センターキャップの塗装もこれで完了。
--------------------------------------------------------------------------------
塗装も乾いた(硬化した)し、さっそく車両に履かせてみます。色の具合がイイ感じになりました。
今まではかなり明るいシルバー(三菱A69)でしたが、このトヨタ1C0は微妙にゴールドが混じった感じのシルバーなので以前のような安っぽさがなくなった気がします。
この微妙な色の違いは自分しか感じない自己満足の世界なんだと思いますが、塗って良かった♪
いったん外していたサーキット用のリヤタイヤも、ようやくNewホイールにはめることができます。(Newじゃないけど)
よっしーさんとこへ行って組んでもらいました。(
前回のブログの内容です)
初めてスプレーガン塗装しましたが、缶スプレーよりも塗り肌など仕上がりがいいです。
塗料カップの角度が変えれるので真下に向けて吹くこともできるし、吹きつけ角度の自由度が高いですね。
ウレタン塗料で塗膜の強さもあるでしょうし、手間はかかりますがやってみて良かったです。
でもガンの使い方がまだまだ理解できていません。
圧力、吐出量、パターン幅の調整など、かなり奥が深いです。
いずれエアロの補修とかもスプレーガンで塗ってみたいと思っています。
詳細レポは
こちら
以上です。