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2020年11月22日 イイね!

タービンオーバーホール(MAXブーストが低い症状の対策)

タービンオーバーホール(MAXブーストが低い症状の対策)以前からちょこちょこやっているMAXブーストが微妙に低いという症状の対策の続きです。







今まで「MAXブースト圧が若干低くなった症状」を改善すべく色々と対策(?)を施してきました。
・エンジンマウント&ミッションマウントの純正戻し
・メタリット触媒やマフラーの異常がないか確認
・基本の点火時期チェック
・ECUリフレッシュサービスの依頼
・タービン周りの異常チェック、インテークパイプ交換
・デューティソレノイドバルブのチェック
・プラグコードを新調
・ノックセンサーを新調
・クラッチ新品交換
・カウンターウェイト、フライホイール新品交換
・リヤステーショナリギヤASSY新品交換

上記内容はMAXブースト対策とはパッと見には関係ないと思われる項目もありますが、エンジンの異常な振動をなくしてノックリタードの懸念を無くすという意味での作業も入っています。

異常な振動に関しては回転物系を一式リフレッシュしたのできちんと直り、そのおかげでエンジンも綺麗にふけ上っていくようになりました。
ただMAXブーストが0.1kぐらい今までよりも低いという現象については直っていません。

その対策の続きです。目標のMAXブースト圧は0.8k(80kPa)以上。

ブースト計が正常な数値を表していないという淡い期待をもってブーストメーターをデフィ製に交換してみました。
今まで使ってきたのはPIVOTのブーストメーターですが、それが信頼性がないというわけではありません。


ラキさんのブログ等をみてデフィ製メーターのレスポンスがあまりにもすごくて交換してみる価値があると思ったからです。
これでブーストが上がれば(そのように表示すれば)いいんですが(笑)


結果的にはほとんど変わらず0.73k(73kPa)ぐらい。。。残念(^^;)


ブースト計変更の作業レポはこちら(本家ホムペ)にUPしています。


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あと機械的なもので言えばタービンぐらいなので、そのタービンをリフレッシュしてみることにしました。
30年・19万km使っています。エンジン自体は途中で1回オーバーホールしていますがタービンは使い続けています。


よくある「リビルトタービン」にはせずに、自分のを外してオーバーホールしてもらうことにしました。
それだとタービン自体に異常があったかどうかも分かると思ったので。



作業1 タービンの取り外し(作業レポはこちら(本家ホムペ)

クーラントを抜いてから作業開始です。
なんとか取り外せて良かったです。結構重たいです。





作業2 取り外したタービンのチェックと発送(作業レポはこちら(本家ホムペ)

取り外したタービン。年数や距離の割には綺麗な外観かと思います。
吸気側の羽は手で回した限りガタはありますが、異常と思うほどのガタはありませんでした。
まあそのガタの判断自体ができないので何とも言えませんが。
排気のIN側(エキマニ側)。とくに「反り」とか「クラック」もなく排気漏れも無さそうです。

フロントパイプにつながる排気側。白くなっています。
羽を回してみたり軸のガタを確認してみましたが、特別異常があるようには思えません。
まあこの時点ですぐにわかるような異常があればもっと重い症状が出るでしょうね。


自分でチェックした限りではすぐにわかるような異常はありませんでした。
今までオイル漏れもなかったですし煙が出ることもなかったです。
段ボールに梱包してしっかり保護しました。そして沖縄に発送。
オーバーホールはSPEED BOXさんにお願いしました。



作業3 水路とオイルのジョイントパイプを綺麗に(作業レポはこちら(本家ホムペ)

タービンをオーバーホールに出している間に取り外したパイプ類を綺麗にしました。


冷却水用のジョイントパイプ腐食などを補修。


続いてオイルラインのパイプ類も綺麗に。




作業4 ACVのメンテナンス(作業レポはこちら(本家ホムペ)

タービンをオーバーホールに出している間にACVもバラしてから綺麗にしてみることにしました。

ACVも19万km・30年使用しています。
ダイヤフラムはカチカチでひび割れていました。破れてはいませんでした。
他にもばらせる部品はばらして内部をきれいにしてみました。そして古いガスケットは剥いで全部新たに作り直しました。



ダイヤフラムですが以前seven.nanaさんがされていた流用を自分もやってみることにしました。
オークションで入手していたFD3S用の中古のACVのダイヤフラムの流用です。
この部品だけはFCとFDが共通みたいなので入れ替えました。
FDのオレンジ色の方はすごく柔らかいです。弾力性もあり、もちろんヒビもありません。


組付けはガスケットにうっすらと液状ガスケットを塗って組みました。
ピタッとエア漏れのないように密着させて組み付け。
これでACVのリフレッシュが完了しました。今までよりはマシになったかと思います。






作業5 タービンオーバーホール完了と組み付け準備(作業レポはこちら(本家ホムペ)

タービンをオーバーホールに出したSPEED BOXさんの見解ですが、
・分解点検の結果オーバーホールは可能
・アクチュエーター、スイングバルブ等大きな問題は無い
・しいて言うなら排気側部分が白くなっているので燃料的には薄目?
ということで特別な異常や損傷などが無い状態という点検結果でした。
そしてオーバーホールをしてもらい戻ってきました。


SPEED BOXさんには今回の症状などを伝えていろいろと質問などしましたが、親切に答えていただき有難かったです。


まず外観がすごく綺麗になっています。
インテーク側のブレードを手でつまんで回してみたところ、オーバーホール前よりもあきらかにガタが少なかったです。
腐食気味で汚かった水路内部も綺麗になっています。
排気側の真っ白だった排気焼けも綺麗な鉄の色に戻りました。


車両への組み付け前にはエンジンオイルを入れて羽をクルクルと回しておく必要があるみたいなのでそのようにしてみました。
そしてオイル出口ラインのパイプと水の入口側のジョイントパイプもタービンに取り付けておきました。

車両側の準備も。
タービンのメタルガスケットを新品に交換します。
タービン遮熱板の欠けている部分も今回補修しておきました。



これで準備OK。あとはタービンをのっけるだけです。
・・・と思ったら、どうしてもタービンが入らないのでインターミディエイトシャフト(ステアリングシャフト)を外すことにしました。



作業6 インターミディエイトシャフト取り外し(作業レポはこちら(本家ホムペ)

タービンをおろす時にはなんとか外せたのですが、載せる時にはどうしてもステアリングのシャフトが邪魔です。
いったいどうやってその間を通したのか。。やむなく外すことにしました。

「赤レンさん」と「ショ~ジ@白FC」さんがこのシャフトの脱着作業についてレポを書かれていたのでそれを参考に作業しました。
それを見なかったらちゃんと作業できなかったと思います。ありがたや~。



作業7 タービンの組み付け((作業レポはこちら(本家ホムペ)

インターミディエイトシャフトがないのでラクショーでタービンを載せることができました。
タービン固定用のナットとワッシャは新品に。
ナットの締め付けトルクは5kgぐらいです。狭い場所での5kgはかなり力が要りました。


タービンを載せたら先ほど外したステアリングのシャフトを元通りに戻しました。
そしてタービン本体が固定できたので、周りの配管を付けていきました。


続いてフロントパイプ。
メタルガスケットがぺったんこだったので新品にすることにしました。これも高価ですね。。
続いてACVを取り付けます。チェックバルブとガスケットを今回も新品にしました。



あとはインテーク周りを取り付けるだけです。着々と組み付け。
純正ブローオフやエアフロ、エアクリボックスなどジョイントパイプと角度を合わせながら各部ホースバンドを本締めしていきました。
インタークーラーなど元通りにしてようやく組付作業が完了です!


最後にエンジンオイルを新品に。タービンオーバーホール時にはオイルとエレメントは新品にした方が良いらしいので。
まだ今年の夏に交換したばかりですが、泣く泣く交換します(笑)
これで準備OK。ようやく慣らしと試運転です


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ようやくオーバーホールしたタービンの組み付けが完了しました。いよいよ試運転です
クーラントを全部抜いていたので入れます。夏に交換してもらったばかりなので再利用です。高いWAKOSのやつなので。

そしてエンジン始動! 冷却水のエア抜きを兼ねてアイドリングさせました。
エンジンが暖まるにつれてタービン辺りから煙がもくもくと出てきました。
最初はタービン内の組み付け時のオイルなどが燃えるまで煙が出ると聞いてはいたものの焦りますね。


マフラーからもオイルが燃えたようなニオイの煙が出ています。
本当に大丈夫なんだろうか、、経験がないだけに心配です。



オーバーホール後の慣らし運転というか異常がないか確認する運転みたいな距離は100kmが目安と聞いたので100kmまではフルブーストは控えて走る必要があります。
冷却水のエア抜きがそれなりに済んだので試運転に出かけてきました。
念のために消火器積んで出発!(笑)



数十キロ走ってこようと思ったんですが、10kmぐらいで断念。
跳ねられて道路に横たわっていた小動物をフロントリップに引っ掛けてしまい割れました・・・_| ̄|○



せっかく直したのにまたか・・・。




予備で持っているチャージスピード製のリップの出番がやってきました。
気を取り直して出発!(笑)



30kmぐらい走行後にマフラーを見たらオイルが燃えたような煙はなくなり綺麗な排気になりました。


タービン周りは、まだオイルが焦げたようなニオイはしますが煙は出なくなりました。
気を取り直して後日また60kmぐらい走ってから慣らしを完了したいと思います。

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しばらく日にちがあきましたが、早朝に慣らし運転に出かけてきました。
下道を60kmぐらい走行したら慣らしとしてトータル100kmの距離は超えました。

軽くブーストをかけてみました。0.56k(56kPa)ぐらい。
なんかタービンのレスポンスが違う気がする。今までよりもグワッっとブーストが上がるような。


その後高速に上がって走ってみました。
4速で軽く全開加速。0.8k(80kPa)を超えた!!マジで?!



ピークホールドをリセットしてもう一度全開加速してみました。
するとまた0.8k(80kPa)オーバー。過去にも出ていた0.87kぐらいのMAXブーストを記録しています。



いったんパーキングに寄ってコーヒー飲んで落ち着いて、またピークホールドをリセットして出発しました。

そしてまたまた全開加速。結果は0.85k(85kPa)
何回やってもちゃんとMAX0.8kオーバー。めちゃくちゃ嬉しいです。


MAXブーストが多少変化するのはオーバーシュート(?)条件の変化(?)なのでしょうか。
でもこれは今まで正常だった時もそうだったので大した問題ではないでしょう。

戻ってきてから各部のチェック。まだオイルが焦げたようなニオイが若干しますが異常はなさそう。


まだたいして乗っていないのでヌカ喜びはできませんが、たぶんこれで正常な状態に戻ったと思います。



結局MAXブーストが微妙に低い症状の原因としてはタービンそのものがくたびれてきていたということでしょうか。
SPEED BOXさんにみてもらって特に異常はないが、オーバーホールとバランス取り(?)で本来の性能を取り戻してもらった感じ?

他に考えられるとしたら、タービン周りをばらしてガスケット類やホース類をリフレッシュしたことによる改善があった、ぐらいですかね。

最初に中村さんに診てもらった時に「回転振動でエンジンに異常があるかも、、」から始まって「MAXブースト圧が低い」という症状までわかってテンションダウンでしたが、なんとかここまで改善することができて良かったです。

0.75kぐらいで頭打ちしていたブースト圧が、とりあえずECO CPUで制御しているMAXブースト(0.8~0.9k)に復活しました。
とりあえず解決したということでいいのか?? 当面はこれで様子を見ようと思います!
Posted at 2020/11/22 23:06:34 | コメント(9) | トラックバック(0) | FC3Sいじり~ | クルマ

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