ライラックVエンジンのカムシャフト、潤滑方法を改善したいと考えております。
オイル滴下潤滑を強制潤滑にしたいとカムの改造を考えました。
幸い、オイルラインがカムシャフトの後ろ側を通っていますので、カムに穴を開けちゃえばオイルを回せる。という考えでカムに穴ぼこを開ける算段をしました。
カムは耐摩耗性を上げるため硬く、熱処理(多分ロックウェルCスケールで60以上)されていますので普通のドリルでは刃が立たず穴が開けられないのですよ。
で、用意したのが超硬ドリル。
HrC60を加工できるドリルって結構するので、ナマクラでなく安い物を探しました。お友達が使っていたミスミのTSドリルがいいんでないの?ということで購入。
4φと1.5であります。太い方は先端角やネジレがなんとなく、それ風でありますねえ。(笑 小径の方は〜HrC45となっているのでちょっと頑張れるか心配。)
加工は、カム軸に4φのオイル穴を開け、1.5φでカムフェースに穴を開ける作戦。
1.5でカムフェースに開けられるのか、先ずトライしてみました。
回転数を5000ぐらいにして、いらないカムに穴を開けてみます。意外に行けそうなので、メインの穴あけをします。
カム4つに通る穴を開けるには130mmぐらいの穴を通さなければいかんので前後から攻めます。回転は1000ぐらい、切り子を詰まらせるとポキッつと行く恐れがあるので、掘り進んではエアブローでキリコを飛ばし、どうにか貫通に成功。
カムの固定にはチャックを使っちゃいましたが、芯ずれもなく一安心です。
で、ここまで進んで、1.5をフェースにあけようかとなったのですが、待てよっと。
穴位置は何処がいいのか?タペットが持ち上がる基準円の外れ(反時計回りなら10〜11時ぐらい)かしら?
どんなもんでしょうか、ちょっと調べないといけませんね。
(オイルの流量バランスも考えないといかんよなあ)
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Moto and Bicycles | クルマ
Posted at
2020/02/02 13:51:36