ネットを徘徊していて見つけた1964年のアバンティです。
他の車と違って新しいデザインが気に入って、代々木にあったポストホビーでメタリックブルーのモデルを買った思い出があります。
この車のデザインは調べてみるとレイモンド ローウィの処なんですね。
あのエアロフローなデザインを得意とした工業デザイナーです。フロントのインテークはちょっと見えないのですが、バンパー下にあり走行風を取り込むデザイン。
全体の形も(今的にみるとグリーンハウスがチョットですけど)エレガントで素晴らしいと思います。アメ車を超えていますね。
技術的にも新しいことに挑戦していて、当時注目されつつあったGFRPをボディに採用しています。製作は、コルベットのボディを作っているMFG(Molded Fiber Glass Co)で、軽量なこと、サビの優位性もあるのですが、立ち上がり期間の短さやツーリングコストの安さのメリット等を考えて採用されたとのことです。
(しかし仕上げの手間がかかりコスト高になってしまった様ですけど)
製法はポリエステル樹脂とグラスファイバー繊維(チョップドストランド)を1インチぐらいにカットして同時に型へ吹き付けるスプレーアップという工法で作られたと思います。ベチョベチョ、臭い、チクチクな作り方でまあようやったと思います。
結局はスチュードベーカーの体力が持たず最後の車になっちゃった。公式的には1963〜1963年まで6000台弱造られたようです。
https://www.youtube.com/watch?v=wT4EZlAGO8Y
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くるま雑記帳 | クルマ
Posted at
2021/03/17 09:46:49