ギャレットGT14系のターボです。
タービンハウジングを眺めております。(笑)
ターボチャージャーって、無駄に捨てとる排気エネルギーを回収し
吸気圧を高め混合気の密度を上げ、パワーを稼ぐ装置。
否、最近では、Co2を減らす目的で効率を上げ小排気量のエンジンに
頑張ってもらおうと使っている感じかなあと思います。
とはいえ、ですよ。
ターボがついとる車を買った。
となるとパワーが気になってくるのが正直なところでもあるわけで・・・・
ターボに首を突っ込んでみると。
ターボに付いている羽根車周りに色んなことが有るということが何となくわかってきました。羽根車、排気側がタービンホイール、吸気側がコンプレッサーホイールであります。
で、今覗いているのが、タービン側のハウジング、カタツムリ。
マニホールドに集められた排気のエネルギーでタービンを超高速で回転させる入口で、排気がカタツムリに入り込むディープスロートです。
このスロートからターボの特性がイメージできる。と、言われています。
それがA/R値です。
A/R値( Area over Radius ratio)と言って、Aはディープスロートの面積、RはAの中心からタービン軸の中心までの距離(ってことはカタツムリの回り込んだ穴、排気がグルッと回る半径)から計算しています。
(ギャレットの場合、計算単位はインチでやっとる様です。なのでメトリックでは値が異なる。)
スロートの大きさが小さければエンジン回転が余り高くならなくても排気の流速は高くなるので、勢いよくタービンを回し中低速でレスポンスが良いエンジンとなる。
スロート径が大きい場合は、エンジンの回転が上がらんとタービン回転が高まらないことから、回転を上げるとパワーが盛り上がるような特性になる様です。
というところで、排気ガスがカタツムリのグルっと回り込む穴の入口のディープスロート径(面積)を性能特性の指標としているのだとか。
ギャレットはハウジングにA/R値はマーキングしてあるのですが、向学のため計算してみました。
GT1446では表示0.40
実測値で
Aは、(直径約20mmなので)10X10Xπ/25.4²≒0.49(inch²)
Rは、 約30mm≒1.18(inch)
A/R=0.49/1.18≒ 0.41
この値は、ターボの型番(ファミリー)の中での指標となるもので、型番が異なる比較には使えない様です。
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くるま雑記帳 | 日記
Posted at
2024/02/25 13:11:15