油圧回路系の蓄圧器であります。昔を思い出しながらオベンキョしとります。
大きな機械にはシリンダタンク式のものも多かったのですが、車に使われるタイプは形状からしてbladderと言っとった記憶があります。
ボウルの内部にはゴム等で作られた隔膜(membrane)が組み込まれ、内部には窒素ガス等が充填されています。回路の圧に応じてガス室が収縮、その圧が回路の圧として保持され、アクチュエーターの作動等に使用されたりダンパとして働く場合もある。
と一般的なことを書き連ねました。
で、車に使われている場合を考えてみますと、
FIAT500のDualogicユニットに使われている場合では、容量250Cm³ N2充填圧は23bar(23Kg/Cm²)となっているようです。回路内のコントロール圧が40〜50Kg/Cm²と言うことから考えますと、回路圧が50Kg/Cm²となった場合、アキュームレーター内には130cc程の圧力を保持した作動油が充填される事になるのかと思います。(モーターが停止してもこの残圧でアクチュエーターが動く)
アキュームレーターがパンクしたり圧が抜けるとどうなるのか?考えてみますと・・・
油圧ポンプは回転、油圧センサーが圧を検知したところでポンプは停止、停止たところで回路の圧は(リーク等で)抜け、モーターは再び回転し始める。なんて事になるのだろうと考えられます。(ハンチングするか??)
アキュームレーターの劣化はどう判断するのか?
内部の角膜が充填ガス圧で正しく機能するのか確認できる?
先の平な棒で接続穴から角膜を押してみると、ガス圧が残っていれば入り口近くで棒は前に進まず押しても凹まないはず。なんてところでしょうか?
内圧の低下が進んだ場合は、ボウル内の充填量が増えるはずなのでオイルタンクのレベルが下がる事からでもチェックができるかも??なんて。
なんかウダウダと書き連ねましたが、現物を前にして考えた方が良さそうなことですね。(機械的な渋りも影響大だろうしなあ)
Posted at 2024/06/23 17:25:38 | |
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