サラリーもらって安穏と生きるのも一生、独立してやりたい事をやっても一生。
そう思って起業して会社経営の真似事を始めた頃、
残りの人生を強く感じるようになりました。
僕の人生あと30年。
車に乗れるのはあと22年
同じ車に10年乗るとしたら後2台にしか乗れない
そう思って、キャンピングカーとシトロエンを購入しました。
バイクに乗れるのはあと17年
現在所有しているバイクが20歳。
手放す気は無いので、ほかに乗りたければ増車かな、、、、、
と、今ネイキッドを購入しようか本気で考えています、、、、、、、、
メープルが今8歳。
今、仔犬を迎えて10年生きたとすると、僕も60歳間近。
ボーダーコリーも飼えるのは後2匹かな~
と思って、急遽迎えたのがスパイク
そう考えてゆくと、一生と言う言葉が、途方も無い遠い物では無くなって来るんです。
僕と同じ年のグランドセイコー4520-8000 CAPGOLD
当時の日本の技術屋の粋を集めて作られた世界に誇る機械式腕時計。
何年かに1度、数万円を掛けてメンテナンスに出さないといけませんが、初めて一生物と意識した1品でした。
もうすぐ20歳のロイヤルスター ツアークラッシック。
北米仕様の逆車のこいつとも随分長いこと一緒にいます。
動かなくなるまで、部品が無くなるまで一緒に居たいと思っていますが、、、、、、、、
僕が死ぬより先に、400キロ有る巨体に乗る事が出来なくなったら、潔く乗ってくれる人に譲るべきだろうな~。
THULE Crossover 17"/15" MackBook Pro + ipad 32L バックパック
かなり長ったらしい名前のリュック
スーリーは車のキャリアだけでなくバックも作っているんです。
造りがしっかりとしていて、ビジネスリュックとしての使い勝手やアウトドアでの性能がぴか一。
しかも27年保障と言う事で、実質一生物決定のリュックです。
そして、年代物のキャンプ道具達、、、、、、、、、、、、、
左からコールマンスポーツスター、EPI gas LFA、コールマンの2マントルと1マントルです。
どれもこれも20年以上所有しているベテラン達。
スポーツスターは、現在では火力調整の出来ない物が出回っていますが、こちらはとろ火okの2コック。
低温時でも安定した火力を得る事が出来ます。
この上にアタッチメントを取り付けてストーブとしても使用出来るのが嬉しいんです。
EPI gas LFAは20年以上前にバイクツーリング用に購入しました。
英国のEPIはコールマンに吸収されたそうですが、このフロストグローブが軟らかい光を放って、バイクツーリングの夜をほのかに照らしてくれました。
このコールマン1マントルはアンレデッドシリーズ
赤ガスが使えるんです。
と言ってもピンと来ない方もいらっしゃるでしょうが、、、、、
キャンプツーリングの時、ガソリンタンクから給油出来る、レギュラーガソリンが使えるランタンなんです。
しかも、半分はスリットフロストにしてあり、グローブはメイドインUSA
ガラス面がモアモアして見える粗悪な中国製ではありません。
2.3年前に、ストーブとランタンをコールマンにメンテナンスに出した時、担当のお兄さんに
「この子達、僕より年上ですよ~!大事にしっかり使われてますね~。
こんなグローブ希少ですよ~。メンテさせて頂いてありがとう御座います。
しっかりメンテしましたので、後20年は大丈夫です!!」
コールマン=ありふれたアウトドアメーカーのイメージが強いですが、、、、、、
こんな社員の方がいらっしゃるコールマンを改めて好きになったものでした。
後20年、、、、、、、、もうこの子達とも死ぬまで付き合えそうですね~。
そして、ブラックポット達。
下から、ロッジ12インチ、コールマン10インチ、キャプテンスタッグ8インチ。
上から25年物、15年物、10年物です。
ダッチオーブンは我が家のキャンプには欠かせない物で、キャンプの時は、この3つがフル稼働します。
煮込んだり、揚げ物したり、燻製、スイーツ、この3つで色んな物を作りました。
3つの中でも、一番ダッチとして製品が良いのはキャプテンスタッグの8インチ。
一番粗悪だったのはロッジの12インチでした。
キャプテンスタッグは、ポットと蓋がしっかりと擦りあっていて、蒸気が逃げないのですが、ロッジはがたついてしまっていて、残念なオーブンでした。
しかも、8インチは家でも使う事も多く、これで煮込みをする事も多いんです。
3つのポット共、使い終わった後、洗剤でゴシゴシ洗っても錆びない程、しっかり脂が浸みこんで仕上がっているので、この子達も一生物です。
多分、これが一番古くから付き合っている一生もの。
三重県に持ってきた唯一の物。
左が30年前に購入したライダース
アメ横の中田商店で、僕の体に合うサイズを倉庫の中から探してもらって、やっと見つけた1着。
当時でもビンテージになっていたダビッドソンタグ、Schottボタンのライダースです。
当時はγやNSR等のレーザーレプリカ全盛
そんな中、僕は今と変わらずアメリカンにベルボトム。
このライダースは、牛の臭いがきつくて、満員の常磐線や山の手線で、あからさまに女性から臭いと言われたものでした。
色んな苦い思いでが有るこのライダースだけは一生手放せないです、、、、、、、、
ただ、25キロ以上もダイエットをして、着ることが出来なくなってしまったので、
数年前に右のワンスターを買い足しました。
こいつも70年代の代物だと思うので、30~40年ものになるでしょうか、、、、、、、、
いくつになってもライダースは着ていたいものです。
数年前から「断捨離」が流行っていますが、僕はこの考え方は余り好きではありません。
人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え方、生き方、処世術である。
とウィキペディアにありますが、僕はこれを20年前にして後悔をしているからです。
僕は20歳そこそこで千葉県の実家を離れ三重県に身1つで出てきました。
本当に必要な最低限な物だけを持って移り住みました。
物への執着を捨てて、色んな物から身軽になって、、、、、、、、、、、、、、
そして、気が付けば、過去の自分や思い出すら無くなってしまい寂しい思いをしたのです。
人生や日常生活に必要な物だけを残すと言うのは、文化的な生活を捨てるのと動意。
物は物では無く、使い続ける事で魂が宿る。
この魂とは、思い出であり、自らを形成するパーツであり、バックボーンたる物なのだとこの年になって思うんです。
ゴミ屋敷に住んでいる人は、そのゴミ屋敷すらもアイデンティティーであり個性
フィギア好きで、家中フィギアが飾ってある人は、それが個の表現なのだから。
ある人にとってはゴミ同然でも、その人にとっては自己その物である場合も有ると思うんです。
流行で「断捨離」と言って、すぐに物を捨ててしまうのは、個性を捨ててしまう事と同じだと思うんです。
そんな世の中、まるで、道行く人、全てがモノトーンのユニクロを着て歩いている様で気持ちが悪い。
僕の人生、折り返し地点を既に過ぎて、そろそろ着陸地点を探しながら生きて行く年。
初老、年寄り、と言うと枯れて行く様な負のイメージですが、、、、、、
人生はスピーカーと同じ
年を重ねる度、エイジングが進んで良い音が鳴るスピーカー
人生がこなれて豊かな物になって行くエイジングライフ
このわずかな人生、自分の赴くままに自分の好きな物に囲まれて、どんどんこなれた生き方をしたいものです。
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