今週末はDS3を嫁に出すために掃除。
この辺りは20年以上住んでいて始めて体験する程の雪が降ってしまった為、結構ドロドロになってしまいました。
車なんて走るものなんだから、傷付いたり汚れるのは当たり前。
細かな事を気にする位なら床の間に飾って置いておけと言う性分なので、乗るのが嫌になるまで洗車はしないのですが、嫁に出すとなれば話は別です。
もう査定金額も決まって契約書も交わしているので、汚れていても安くなる訳でも無いのですが、
やはり嫌いになって乗り換える訳では無いので、最後は綺麗にお別れをしたい。
そんな好きな彼女に別れを告げてまで手に入れたかったイヴォーク
火曜日に納車されるのですが、これ程一目惚れして即購入した車は有りませんでした。
まんまとランドローバーの術中にはまった形になってしまいました。
イヴォークは瀕死の状態のランドローバーを見事に復活させた立役者。
BMWに買い取られ、SUV作りのノウハウを吸い取られてポイされて、インドのタタに拾われて。
もう心も体もボロボロ。
残るのは古いハードウェアとノウハウだけ。
そんな中、タタは出来るだけ新たに開発費用をかけず既存の技術であるフォードのエンジン、アイシンの6速AT、フリーランダー2のプラットフォームで見た目の良さを追求してイヴォーク作ったのです。
その姿勢はグレード展開にも見られ、発売当初の2012年には以下のグレード展開
クーペピュア、クーペダイナミック、ピュア、プレステージ
エンジン、ミッション等は前車共通で、価格は廉価グレードのピュアの5ドアが450万
最高グレードのクーペダイナミックが598万円と150万円の差が有ります。
この価格差でハード的な違いはアダプティブダイナミクスとマグネライド
後はオプションの装備のみの違いです。
通常の車はクーペと5ドアとでサイズを変えたり、エンジンにバリエーションを増やしたりするのですが、イヴォークの場合それらが全くなく、見栄えや快適性のオプションだけなのです。
レンジローバーと言えば砂漠のロールスロイスと言われるほど高級ブランドです。
そんな中、イヴォークの廉価版は450万円と破格が実現できたのは、既存の技術で、他の車種の部品を使用して、ハード的なバリエーションを無くした事で実現できたのでしょう。
この戦略が功を奏してイヴォークはそのデザインから大注目され、瀕死のランドローバー社を生き返らせる事が出来ました。
ただ、ベースグレードのピュアは、シートはレザーではありませんし、私にはチープに感じてしまいますが、、、、。
ランドローバーの中に有って、最後発の一番お手ごろモデルだと言う事もイヴォークの魅力だと思います。
レンジローバーは1000万円を超える高級車です。
現在はタタの元、ジャガーと部品も共通しており、イヴォークは世界戦略車、一番数を売りたい車でありながら、部品1点1点は上級車種と共通している為、質感が非常に良いのです。
特にドライバーが触るスイッチ類や車内の造作のタッチが最高で、どれを見ても非常にお金が掛かっていて気持ちの良い操作感でした。

これがイヴォークのインテリア
これはジャガーのインテリアです。
セレクターやメーター周り、ハンドル周りのスイッチ等、共通部品が多様されてます。
例えば、軽自動車を作っていたメーカーがいきなり高級車を作ろうと思っても、部品を新たに作ったとしても質感の良い物は出来ないでしょう。
でも、高級車を作っていたメーカーが軽自動車を作ったら、新たに部品を起さず高級車の部品を使いまわして1台を仕立てたとしたら、部品の質感が良いだけで無く、高級車を高級と思わせる質感を持たせるノウハウを持っているので、当然質感の高い軽自動車になるでしょう。
そう言う良さがイヴォークに有ると思うのです。
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イヴォーク | 日記
Posted at
2017/01/22 21:34:18