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僕と同じだけ時を刻んできた腕時計

グランドセイコー

前にメンテナンスに出したのは3年前

手巻きのリューズが渋くなって来たのでメンテナンスに出しました。

電話で品番を知らせると

「その型番は既に廃盤となっており、部品の在庫も無い事から修理できない可能性があります。」

そりゃ～製造から49年も経てば廃盤だろうし、部品ももう無いでしょう。

外観が一緒の復刻版ば出ていても、中身は別物だから部品も無いでしょうが、、、、、、、、

でも、日本人の技術と匠の魂を信じていたのに、つれない返答。


3年前は「大事に使って頂きありがとうございます。」

と言う対応で嬉しくなったものですが、ここまでか、、、、、と寂しくなりました。

4週間程時間が掛かり、金額も前回より1万円高い５万円程掛かるそうな、、、、、、、

正直、3年毎に５万円掛かるなら、そこそこの時計に買い替えた方が現実的なんだけど、、、、、

起業した時に、同じ歳のこいつと死ぬまで時を刻んで行こうと決意した有る意味アニバーサリー的な時計。

幾ら掛かっても、例えメーカーでメンテナンス出来なくなったとしても、フルスクラッチで部品を作ってくれる所に持ち込んだとしても使い続けたい時計なんです。

そんな時計がやっと戻って来ました。



機械的な異常は無かったらしく、注油と分解清掃、パッキンの取替えだけで済んだ様です。



使っていた着いた傷もポリッシュされてピッカピカ

古臭い時計だけど、手でリューズを巻いて、カスカに聞こえる45GSの10振動（ハイビート36000）

その技術は41年後、ふたたびキャリバー9Ｓ85として現代へ、、、、、



復刻版は185万円のプライスタグがついているけど、49年前のオリジナルも負けない位の輝きを放っています。

いつまでも、一緒に正確な時を刻んで行こう。


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