イヴォークにはエンジンバリエーションもMTも用意されていません。
購入の際にオプション以外で選択肢になるのはクーペか5Dかしかありません。
当然、私もクーペか5Dかで悩んだのですが、スタイルに一目惚れした車でしたし、スタイル優先の車ですから、私はスタイル優先でクーペにしました。
自動車ショーでコンセプトモデルLRXとして発表された時はクーペモデルでした。
そのコンセプトモデルがそのまま商品化された事で話題になったイヴォーク。
ワイド&ローなフォルムと後方に傾斜したルーフとボンネットから伸びやかに水平に伸びる窓のライン。
浮いている様に見えるルーフ
窓はエッジが効いていて、凄く印象的なフォルムでした。
上の2枚を見比べても、通常コンセプトモデルから商品化される頃には大分形が変わって大人しくなるものですが、イヴォークはそのまま世に出てきたのが解ります。
5Dはこのクーペでデザインされた物にドアを切り詰めて2枚にして、後部座席のヘッドクリアランスを確保する為に屋根の傾斜を水平に近づけたもの。
ロー&ワイドでエッジの効いたデザインはスポイルされて、印象的なサイドの意匠は何処と無くボッテリとして普通になってしまった様な気がします。
実際に真横からクーペと5Dを比べてみると、フロントウィンドウの傾斜は同じですが、延長されてルーフトップが上げられ、サイドの窓が2分割から3分割に細かく分かれています。
サイドを見るとドアノブ、ピラー、窓枠が有り、すっきりとしたイメージは無くなっています。
後ろに人を乗せる時も、荷物を後席に放り込む時も5Dの方が使い勝手が良いに決まっているのです。
そこをあえてクーペを選ぶ理由があるとしたら、、、、、、、、、、、
もうスタイル以外には無い。
スタイルに惚れた車ですから、とことんスタイルにこだわりたいと思いました。
クーペを購入すると言う意味
この2種類のボディー形状にはドアの枚数が2枚増えると言う外観上の違い以上に、実は決定的な違いが有ると思っています。
それに気が付かなければ5Dの方を選ぶのが懸命な消費者でしょう。
でも、それに気が付いてしまった以上、クーペを選びたくなってしまったのです。
それはメーカーも解っている様で、現在のイヴォークのバリエーションにそれが現れています。
現在のイヴォークのグレードは以下の通りです。
5D
SE 502万
SE PLUS 608万
HSE 662万
HSE DYNAMIC 706万
AUTOBIOGRAPHY 832万
クーペ
HSE DYNAMIC 717万
コンバーチブル
HSE DYNAMIC 765万
ボディーバリエーションはクーペ、5D、コンバーチブル。
最上位グレードのAUTOBIOGRAPHYは1グレードだけ100万円以上飛びぬけて高いので抜けば、
クーペとコンバーチブルは1ラインナップだけで、選ぼうとすると双方上位グレードのHSE DYNAMICを選択せざるを得ません。
5DのベースグレードのSEと比べHSE DYNAMICは200万も高いのです。
その上、クーペはドアが2枚少ないにも関わらず更に10万円、コンバーチブルは60万円高い価格設定。
このラインナップを見てもメーカーの意図は、SEは装備は出来るだけ排除して価格を抑え、誰にでも乗ってもらえる廉価版として販売。
シートもファブリックで乗った感じは高級感に欠けて大衆的な雰囲気。
一方AUTOBIOGRAPHYは数は売れなくてもランドローバーの最高もてなしを提供
となるとこの価格差330万円はうなずける所かもしれません。
それでは、1グレードだけ用意されているクーペとコンバーチブルの意味は?????
コンバーチブルもクーペもドアは2枚で通常使うには5Dに比べれば使いにくい。
なのに、なぜ廉価版のSEベースでは無くHSE DYNAMICなのか?????
しかも、5DのHSE DYNAMICより高い価格設定。
コンバーチブルにしてもクーペにしてもファミリー向けと言うよりプライベート感が強いスタイル。
常時1人、若しくは2人で使用する事が前提で、ライフスタイルを含めて非常に限られたターゲットに向けてた商品なのだと思うのです。
家族に1台、何処でも何にでも利用して、みんなで移動と言う使われ方は想定していない。
実際にイヴォークを購入する際に、クーペを選べる人って、、、、、、、、、、、
コンバーチブルを購入できる人って、、、、、、、、、
しかも、プライベートカーとしてレンジローバーを選択する人って、、、、、、
メーカーもそれが解っていて、発売当初複数グレード有ったクーペは高級グレード1種類に絞ったと言う事でしょう。
同じく、コンバーチブルも最上級グレードしか用意していないと言う事。
そう考えると、クーペをチョイスできる事にこそ、その意味が有ると思うのです。
武士は喰わねど高楊枝。
ファッションは耐える事である。
「スタイルを選ぶ為に犠牲にする物が有るのは仕方が無いそれが解っている人だけ乗って下さい」
「その代わり、それが解っている方には最高のもてなしを致します。」
と言うメーカーからの挑戦状の様に感じてしまうのは僕だけでしょうか????
そんな挑戦にまんまと乗ってしまい、とことんオプションにもこだわっていると、、、、、、、
・アダプティブ・ダイナミクス
・コンビーニエンス アドバンスド・パークアシスト
・コールド・クライメイト・コンビニエンス・パック
・ブラックデザイン・パック
・ラグジュアリー・パック
見積を見ると900万に届く金額になってしまいました。
乗り出し960万、、、、、、、、、、、、、、、
流石にこれだけの金額を妻の足に出せませんし、ここまで出すならマカンに手が出ます。
いくら一目惚れしたと言っても、その女性が浪費家だったら興ざめしてしまいますね~。
ただ、それがポルシェだったら許されてしまうのは、、、、、、、、美人はそれだけで徳と言う事ですかね~。
イヴォークも美人ですが、、、、、
でも、一度欲しいと思ったものはどうしても手に入れなきゃ済まない性格なので、中古を視野にする事に、、、、、、、
イヴォークは発売当初、既存のメカでデザイン優先で作られ、それがランドローバー社にしては爆発的に当りました。
その稼いだ資金を元に、イヴォークは年々改良が加えられ、発売された2年後には世界初の9速ATが装備され、以下の装備も搭載されました。
・インテリジェント・ストップ/スタート・システム
・4WDアクティブ・ドライブライン
・トルクベクタリング
現在のモデルはグレード名を一新して、SE、SEプラス、HSE、HSEダイナミック、オートバイオグラフィーとなり、クーペは当初ピュアとダイナミックが有りましたが、2014年から上位グレードのダイナミックのみとなりました。
1014年を境に、その前と後ろでは走行機能等のハード面で大きく異なり、以降は現行と余り変わらないと言う事で2年落ちのクーペダイナミックを探してやっと見つけました。
クーペダイナミックブラックパッケージ
ルーフはサントリーニブラック
オプションは当初欲しかったものが全て装備されています。
・オックスフォード・レザーステアリングホイール(ヒーター付)
・ラグジュアリー・パック
・アダプティブ・ダイナミクス
今日は1月23日。
いよいよ明日、新しい一目簿れしたイヴォークが我が家に来ます。
でも、ず~っとイヴォークの事を考えすぎてしまって、正直、車が来る前に既に脳内で飽きが、、、、、
次の車に目が行ってしまっています。
新しいシトロエンのC3が格好良いな~とか、、、、、プジョーの3008が良さそうだな~とか、、、、、
フランス車に魅せられてしまったこの頭を、英国車は払拭してくれるのかが楽しみです。
にほんブログ村
にほんブログ村