ちょんまげインプのブログ一覧

今年、多くの「車好きの人」に衝撃を与えたであろう、アルミテープによるチューニング。
似たようなものとして、これまでも「オカルトグッズ」として、


「これを巻くとパワーアップ」

「これを貼ると◎◎がスムーズに！」

「これを入れると燃費向上！」

などといううたい文句の製品が出回り、高額な割にちっとも効果がないということで、最近はこの手の商品も下火になっていました（ＳＥ○なんかはまだあるけど）。

…が、この「アルミテープチューン」。

どう見てもオカルト的なのに、天下のトヨタが「アルミテープで樹脂部分の静電気を放出させて空気の流れを改善」だとかなんとか（合ってます？）で特許を取り、またそのチューンの内容が拡散されることで、このアルミテープチューンの話題が爆発的に広がりました。
コントロールするのは静電気のようです。
これで無駄な静電気を取り、空気や液体の流れを良くするとか。
意外（？）なのが、単なるアルミテープ（ただし導電タイプ）でいいという点。
これなら安価でいいよね～と思っていたら、通販とかで売ってる導電アルミテープが軒並み値上げ（モノによっては倍とか）。
とはいえ、Ｓ○Ｖとかでは平気で「１セットでン万円」とかいうぼったくり価格に比べると、一台分施行しても２千円とかで収まるので、とても良心的（？）。


・・・というわけで、自分も１ｃｍ幅の導電アルミテープ（２０ｍ巻）を一巻購入し、手軽に貼れる部分に施工しまくってみました。

貼り付けたのは、
―室内―
＊ステアリングコラムの下（ハンドリング改善）
＊アクセル・ブレーキペダルの根元（ブレーキフィール改善）
＊エアコン吹き出し口の奥のダクト（エアコンモーターの作動改善）
―エンジンルーム―
＊エアインテーク・エアクリボックス（吸気効率ＵＰ）
＊インテークマニホールド（〃）
＊インマニ上のカバー裏面（〃）
―下回り―
＊ダンパー（ダンパーの減衰スムーズに）
＊マフラーハンガーのゴム（排気効率ＵＰ）
＊電導ステアリングギアボックス底面（ハンドリング改善）
・・・といったところ。
ボディに貼らなかったのは、言われている効能に
「ボディの空気のはがれを押さえ、空力特性を向上する」
というものがありますが、個人的には
「新幹線や飛行機じゃあるまいし、公道を走る程度の車では特に変化は感じられないだろう」
と思ったから。

で、放電効果を高めるにはアルミテープにエッジをたくさんつけるべし、というのがコツのようなので、ハサミでたくさん切れ込みを入れておきました（各所への貼り付けよりハサミ加工がいちばん大変だった）




で、施工が済んで、特に気合も入れずに試乗。
普通に使用。
普通に使用。
遠出で使用。




・・・・・・。




最初は、ステアリングコラムの下に貼りつけて試乗して、ハンドルが重くなったのです。

で

「おー、これは効くわ！」

と思ったのですが、

「もともとこんな感じだった」

と言われれば

「そうだよね」

と思えるレベル。



ワシが思うのは・・・特許を取ったとはいえ、このトヨタチューンは従前のオカルトチューンと大差ないのではないか、と。
従前のオカルトチューンは、

「ン千円、ン万円も払ったのだから効くに違いない」

という気持ちから、ついつい効果があると思い込んでしまうというプラシーボ効果が大きかったのではないかと思います。
そしてこれは、

「天下のトヨタが特許を取ったのだから効くに違いない」

という気持ちがかなり影響するのでは・・・

「オマエのやり方が良くないんだ！」

という意見もあるかもしれませんが、まあそれもあるかもしれません。
でも「効いた」という方のブログなどを見ても、各人が場所も形もバラバラで、それでそれぞれ劇的な効果があるのであれば、ワシがどこに施工しても効果がありそうな気がします。



でもまあ、トヨタ車にはすでにもともと施工されている車種もあるそうですから、効果はあるんでしょうし、何より手軽で安いからいいでしょう。

ただ、コレの効果を最も感じたのは、導電アルミテープのメーカーさんなんじゃないでしょうか・・・・・・？