写真だけの御紹介が続いていましたがついに完成、ヒカリモノ施工のプジョーRCZです。オーナーは某タイヤ―メーカーにお勤めの偉いお方であります。
流線型のボディーラインが美しい車で通行人の熱い視線を感じながらの作業です。
車内はドアインナーハンドル&グリップ、ドアカーテシライト(エンブレムスポット)、灰皿用照明、ドリンクホルダー、フットランプ前後に新たな光源を埋め込み、純正フットランプとルームランプはブルーLEDに交換、車外はフロントスモールとライセンスバルブをLED化、そしてフロントマスクの開口部へLEDテープを取り付けます。 カーテシライト、レーダー探知機はお持ち込み。
まずはドア内貼りを外してカーテシドアライトの埋め込みから。
ある程度大きな部品ですので取り付け出来るか最初に調べる必要がりましたが、周辺のけずり作業を経てうまく収まりました。
エンブレムの向きはオーナーに確認してこの後変更しています。
インナーハンドルは過去にも多くの車両に埋め込み済み。HPにも施工例が多いですヨ!
単発LED埋め込み用のLED。CRD(定電流ダイオード)を使って輝きを安定させています。
インナーハンドル部分はちょうどガムテープを貼っている部分に埋め込んでいます。欧州車はインナーハンドルのカバーが外れる車種が多いので埋め込み易いですね。光源は見えない様にしつつパワーウインドーのスイッチをうまく照らす様に処理しました。
カーテシドアライトはドアを45度くらい開けた時に正面を向く様にとのご希望。「これは聞いておかねば!」という点はオーナーに必ず確認しています.
続いてドリンクホルダーと灰皿用照明。バラシ作業が必要です。
ドリンクホルダーはどの向きにLEDを仕込んでもどうしても光源が見えてしまいますが、光が拡散し過ぎない様になるべく穴から奥まった位置にLEDを固定しました。
灰皿照明、こちらは純正でオレンジLEDが光りますが光源はエアコン基盤と一体の為、費用が掛かりそう。。オーナーとの相談の結果、オレンジLEDの光が漏れない様に完全に塞ぎ、新たにリーズナブルな青色LEDテープを使って光らせる事になりました。光の拡散の為、灰皿にも穴を開けて光が下まで届く様にしています。
フットランプ用LEDはエーモンのLEDと専用カバーを使用。純正でT10バルブのフットランプが元々ありますがこちらはシート下に取り付けて前席足元を後ろから照らす為の光源。当初はシート下への設置で後席足元まで照らす予想をしていましたがシート下の高さが無いためうまく光が広がらず、さらに後席用に2個増やしました。
下から見た助手席シート。前と後ろを照らす別々の光源をしっかりタイラップで固定して脱落を防止しています。ケーブルは純正ケーブルと一緒にテーピング。作業を省いて簡単に取り付けようと思えば出来ますが、しっかり考えて作業するとはやり時間が掛かります。
均一に美しく光るのが理想的です。

こちらは純正のフットランプ。T10のLEDバルブに交換しています。
純正フットランプはドア開で100%、閉めてスモールONで約30%で点灯するという点灯条件は同じです。

車外LEDテープ用のスイッチを取り付け。スモール連動/OFF/ACC連動を任意で切り替え可能。
点灯条件もオーナーの御要望です。
車内作業はこれで完成。 続いて車外のライセンスバルブ、フロントスモール、LEDテープです。完成までもう一息。
ライセンスとスモールに使用するPika-Qさんのバルブ。使用目的ごとに色々なバルブが用意されていて助かります。
ライセンスバルブのソケットはレンズユニットに対して少し斜めに挿さっている為、全方向に光が拡散するバルブが必要ですのでBELLOF製品は使用出来ませんでした。BELLOF製の「プレートキャンセラー」を使用して球切れワーニング対策。接続は全て半田付けです。

交換前
交換後。ライセンスLED化は外装で最も効果的なメニューですね。
続いてフロントスモール。こちらにもキャンセラー対策の抵抗取り付けが必要です。
抵抗は放熱を考えてしっかり固定。両面テープと透明のコーキングを使用して固定しています。

交換前
交換後。取り付け後はメーターパネルに球切れワーニングが表示されないかしっかり確認。その時点で表示が出なくても走行中に表示されるかもしれないので最後の走行チェックまで油断出来ません。
そして最後にフロントマスクへLEDテープを取り付け。この部分はオーナーのコダワリで大胆に取り付けています。点灯条件は運転席スイッチで変更可能。
インパクト大ですね。
ちなみに、LEDテープには製品保証が付かないという点やその他の注意等、オーナーにしっかり御説明しての施工です。
完成後に警告灯や各部の異音が無いか走行チェック。
情報の少ない車種で御依頼内容の中にはやってみないと分からない箇所も多数ありましたが、結果的には全てのご要望にお応え出来ました。
完成後は他の多くのお客様にも見て頂ける様にオーナーが配慮して下さり、気温の低い土曜日でしたが非常に熱いイトウデンキとなりました。御依頼ありがとうございました<m(__)m>