「オートルーフを1000円で作っちゃおう」の巻
ロータリーSW「第1極」は出力リレーの切り替えに使うのは前回お話しましたが大丈夫ですか?
質問メッセを頂きました。
内容は「ロータリーSWの接点 1番 はどこへも繋がっていないのか?
なぜ・・・ 1から初めないのか??
説明不足でしたが、肝心なところなので皆様にも説明します。
1番は確かに
どこにも繋いでいません。電源SWとも違います。
この回路は「人が手で押す動作を「リレー」が代行する回路です。
オープン(クローズ)動作の途中で万が一「首を挟んだ」ってとき
人がSWを押していればSWを離しますが・・・(停止)
この回路は「時間が来て止まるまで「首を挟もうが」
「ナニを挟もうが」
頑張って動きます。
なのでこのロータリーSWに 1番(一番左に回した状態)は「緊急停止」SWを兼ねています。
第3極で別の働きもしますが・・・
いい質問でした「山田君」(爆)
今日は3極ある内の「第2極」の使い方です。
コペンのルーフ(オープン・クローズ)の時間はだいたい20秒くらいだと思います。
今回両ウインドウの同時クローズも回路に入れますがウインドウのクローズ時間は
約5秒前後と思います。
ということは「オープン・クローズ」と「ウインドウ・クローズ」の時間を変えないと
いけないですね。
どうやってやるか?って~と・・・
図で見てお分かりのように「コンデンサー」の容量をロータリーSWで切り替えます。
「オープン」と「クローズ」は同じ時間なので C1(22μ)を一緒に使うため
接点「2」と「3」は繋ぎます。
ウインドウ用は接点が「4」に来たときC3(4.7μ)に繋がるようにします。
接点「1」はどこにも繋ぎません。
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もう少し掘り下げると・・見なくてもOKっす
「時定数」って学校で習ったかな??
この回路の場合「出力の時間」は
1.1×(「VR1」+「R2」)×「C1」
で決まります。
難しいことは考えずに
「1MΩ」と「10μ」で10秒です(計算上は11秒ですが)。
なのでもし
5秒にしたければ 「1M」を「500K」に、またはコンデンサー「10μ」を「4.7μ」(一般に5μは無い)
に変更すればOK。
時間を長くしたいときは反対に容量を増やす。
実際には「抵抗」「コンデンサー」の容量にはプラス・マイナス10%程度の誤差が有るので
計算道理ピッタシには行かないので「ボリューム」で微調整します(この回路では)
実践回路では「抵抗値R2が550K、VR1が0(ゼロ)Ω~500KΩ、C1が22μなので
一番短い時間は 0.5KΩ×22μ×1.1(定数)=約12秒
一番長い時間は 0.5KΩ+0.5KΩ×22μ×1.1=約24秒
になります。
多分この時間の間で「オープン・クローズ」の動作は終わるでしょう。
同様に「ウインドウ・クローズ」の時間は「抵抗値」は変えられないですが
C3の容量で約5秒になります。
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さてと~・・・・・
ほぼ実際の回路図になってきました。
基本回路図と実際の回路図では若干「抵抗値 R」と「コンデンサー C」の値が
変わっています。
真面目に勉強してきた方は、最初見たとき「なんじゃこれ~・・・」と思ったでしょうが・・・
いまは「快感」に変わったのでは???
では股
Posted at 2012/02/16 10:35:19 | |
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