
遠かったですよ~、袖ヶ浦。
高速がスムーズならそれほどでも無いのかもしれませんが、
帰りは渋滞続きで疲れ果てました。
さて、掲題の件。
日本初のEVレースを観てきました。
参加台数が9台とちょっと寂しい感じでしたが、
新しい時代の息吹は感じる事ができました。
全開加速しても「キュイーン」というかすかな音がするだけだし、
コーナーではタイヤが限界を超えて「キュキュキュ」と鳴くだけ。
鳥のさえずりを耳にしながら、セミの鳴く声を聞きながら激戦のレースを観戦するなんてのも新しい楽しみ方です。
迫力、という点ではガソリン車レースの爆音には全く及びません。
スタート時の爆音のレースの醍醐味、という意見もあります。
ボクも爆音は嫌いじゃないので、正直、EVレースの静かさは物足りなさもある。
でもこれは時代の移り変わりの中で、いつかは、エンジン音というのは、
「粗雑で前時代的な音」というイメージに変わって行ってしまうのかもしれませんね。ボクらの次の世代にとっては。
レースの内容はなかなかの濃さでこれからの展開に期待が持てました。
アメリカのベンチャー「テスラ」が作ったEVスポーツのロードスターをGTレースのポルシェで有名なタイサンが2台購入して参戦。
他の車種を見ると、三菱のi-mievが4台にハチロクのコンバートEV、914のコンバートEV、スバルのヴィヴィオのコンバートEVですから、テスラが圧倒的に有利なワケです。
ですが、意外にもテスラにも問題が。
航続距離400kmのスペックを誇るテスラ、たった50kmのレースなんてフルスピードで簡単に駆け抜けてしまうのでは?と予想に反して、フルパワーを連続的に掛けるサーキット走行では、バッテリーやインバーターがオーバーヒートしてトラブル発生する!という問題が露呈。
そこに来て、三菱のi-mievはバッテリーの容量には不安があるものの、オーバーヒート系のトラブルの心配は無かったみたいで、
スポーツカーのテスラにi-mievが迫るという予想外の展開が見られました。
EVカーではアメリカのベンチャー各社に差を付けられた感のある日本ですが、クルマ造りのレベルは日本のほうが高いはず、そう有って欲しい!とi-mievを応援しました。
途中、1台のテスラがトラブル発生してスローダウン、i-mievの集団にパスされたりもして、なかなか手に汗握る展開で面白かったですよ。
結果、1位と2位はタイサンのテスラがワンツー。
3位には我らが大串選手がi-mievで表彰台に。
全日本の大会で日本車が勝てなかったのは、少し残念。
今後、テスラを倒すべく各チームが速いクルマを造ってくるでしょうから、それに期待です。
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2010/07/20 11:22:38