
みなさんこんにちは。
久しぶりのSFJ日記です。
今日は、フレーム設計作業の中で、非常に重要な「解析」を紹介します。
今回取り組んでいる解析は、
FEM解析・・・構造の応力集中ポイントを探したり、効率良くフレームがレイアウトされているか見る為の解析技術です。
画像のように可視化して、応力の集中してる部位を見易くしたりする事も出来ます。この場合、ロッカー取り付け部の後方のフレームが赤くなっていますね。つまり、ここが応力的に厳しいので、フレームのレイアウトを変えたり、材料の太さを変えたり、ガセットを入れたりして対策します。
CFD解析・・・流体の中で、車のボディにどのような圧力が分布しているかを見る為の解析技術です。コンピューター内で3Dの車体モデルを製作して、走行条件を与えてやる事で、ドラッグ、ダウンフォース、前後ダウンフォースバランス等を見る事が出来ます。
今回のマシンは、サイドポットの形状がかなり特異なカタチで注目を集めそうですが、CFD的にはかなり期待できる数値が出ています。
実走行が楽しみですね。
ボクが乗っても130Rを楽勝全開で行けちゃうかも?
現時点で、ほぼ解析作業が終わったので、次はいよいよフレーム製作です。
今は治具の設計が進んでいます。
より生産性の高い治具になるように知恵を絞っています。
次回は、実際の製作作業をお届けします。
1号機のフレーム製作は童夢さんの米原社屋内で作る事になり、
(ボクは毎日通う事になります)
機密情報満載の工場なので、どこまで公開出来るか判りませんが、
みなさんのご期待にお答えできるように、林社長にお願いしてみます。
今までボクは、最小限の設備しかない自社工場で色々とモノづくりやってきたので、今回、最新鋭設備が揃っている童夢さんで1号機を取り組む事になって、すごくワクワクしています。
楽しみだ~~!
Posted at 2011/11/12 12:59:16 | |
トラックバック(0) | 日記