2010年10月19日
世界一周した男と出会う
先週の土曜日に名古屋で、バイオディーゼルだけで世界一周を成し遂げたという凄い人と出会いました。
山田 周生さん
東京都練馬区 フォトジャーナリスト
25歳の時にバイクでサハラを単独縦断、そのまま約2年間、世界放浪の旅を続ける。これを皮切りに、現在まで地球50周ほどの距離を旅する。
'83年から、パリ・ダカールラリーをはじめクロスカントリーラリーやキャメル・トロフィー、アメリカンズカップ、アドベンチャーレース、犬ぞりレースを追跡取材。旅をしながら自然との共生を考え、アメリカンインディアンなどの先住民族のルポルタージュなども手がけている。4WDやバイク、カヤック、ロープクライミング、MTB等を駆使して未開の大自然に入り、できるだけ対象にせまる取材スタイルを信条とする。自らもパリ・ダカールラリーにバイクと4輪で出場して完走。ライフワークとしてもクルマやバイクによるサハラ縦断や南米縦断など世界中を巡っている。訪れた国は100か国以上、総走行距離は延べ 200万km。
http://biodieselchallenge.com/
ラリーレイドの競技出身の方なので、いかにも屈強な体躯と豪快な人柄を想像していたのですが、(なんともステレオタイプなイメージやね)、スラッとした長身に柔和な顔立ち、そして穏やかな人柄、イメージとは対照的な方でした。
お話してみると、世界中を旅した際の出来事や、バイオディーゼル車の事とか、いろいろ面白い話ばかりで引き込まれてしまいました。
ノートPCに保存してある世界一周の写真を見せてもらって、プチ世界一周した気分を味わえました。
あ、でも、ボクには世界一周なんて無理ですね。
トイレとシャワーとベッドが無いと嫌ですもん。(笑)
だからこそ、尊敬しちゃうなぁ。
クルマが絡むとすぐにお金の心配しちゃうのが悪いクセですが、
彼もボクらと同じようにお金の苦労しつつ、夢に向かって突き進んでいます。
(挑戦のレベルがはるか高いところにありますが)
金が無いから諦める、というのは微塵も思っていなくて、
とりあえず何とかする方法を考える、というスタンスに非常に感銘を受けました。
ヨーロッパでは当たり前になりつつあるバイオディーゼル燃料。
日本ではまだまだ認知されていません。
家庭のキッチンから出た天ぷら油で走れるんですよ!
凄くないですか?
もちろん植物由来の燃料ですから、「カーボンニュートラル」です。
ハイブリッド車や電気自動車は、エコですが、「カーボンニュートラル」ではありません、多少なりにCO2排出してエネルギーを得ていますからね。
しかも、普通の軽油のクルマとほぼ同じくらいの走行性能が得られているそうです。
凄い!
モータースポーツ大好きな僕らにとって、これは大きな一歩かもしれませんよ。
過去には「暴走族みたいな」と白い目で見られ、
最近は「エコの時代にガソリン撒き散らして」と、肩身の狭い思いをし続けてきた僕らですが、バイオディーゼルなら、
ウチの台所で出た廃油で走ってるんだ!文句あるか!
と言えるワケです。(文句あるか!なんて言わないですけどね)
最近のVWのゴルフとかシロッコのディーゼル車はかなり速くて楽しいと聞きますし、フヂエンお得意のFFパワートレーンをリヤに換装してミッドシップ化!をすれば楽しいクルマの出来あがり、ですから、ワクワクしちゃいますね。
(何が何でもFFでは走りたくないらしい・・・)
バイオディーゼルエンジンのレーシングカーを造りたくなった土曜日でした。
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Posted at
2010/10/19 13:20:42
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