SFJ製作日記（シェイクダウンは年明け）

昨日、シェイクダウンする予定でしたが、大雪により年明けにもてぎか筑波にて初走行する事になりました。

楽しみにしていただけに残念ですが、天候ばかりはコントロールできませんので、やむなし。

シェイクダウンの報告をしようと思っていたのですが、それも出来ないので、今回の製作作業を振り返ってみます。


もともと、２０１１年６月頃、フヂエン内のイタい３人の雑談から始まりました。
藤井、大賀、木下が珈琲を飲みながら、
フ「やっぱり競争相手のいるレーシングカー造ってみたい！」
オ「いいっすね！」
キ「じゃあ俺のクルマ造ってくださいよ！」
じゃあ、ＳＦＪを作ってみよう！と軽いノリで始まったワケです。
部品代は木下君が持つから、製作はフヂエンがやるよ！みたいないつものノリです。

その後、童夢の林社長やＺＡＰ　ＳＰＥＥＤの笹川社長にご相談していく中でどんどんと本格的なプロジェクトに発展していったワケです。
なんかもう光栄というか恐縮というか、身の丈に合わない感ブリブリ全開の状況にどう対処していいか判らないまま、

「とりあえず勉強するチャンスだから、突っ走ってみよう！」

と頑張ってみる事に。

１台目の車両製作に関わってみて、本当に貴重な経験を積む事が出来ました。
今まではイギリスの「HOW TO BUILD RACING CAR」なる本を読んだり、鈴鹿のレーシングカー製作経験のある先輩がたに聞いて回ったりしていましたが、実際の現場を見た事なかったので基本的には自己流でした。
童夢という日本で最も技術力のあるコンストラクターでの作業は、今まで知りたくても知り得なかった事が、次から次へとクリアになって行く日々で、このまま行くと自分はスーパーサイヤ人になってしまうのではないだろうか？と勘違いする事も。（笑）

まだまだ発展途上ではありますが、今の知識と経験でもう一度Ｍ０１を作ってみたら、また違うクルマになるなぁ、とか思います。
以前、矢沢永吉がインタビューで
「今の、サイコーのバンドメンバーで「アイ　ラブ　ユー　ＯＫ」やったら全然違う音になるよね。」と言っていたキモチを理解しました。（笑）

製作作業の中で、勉強になっただけでなく、技術的な課題も見えてきたので、
そこはしっかりトレーニングしつつ、次に備えます。

また、これからは、実際に走らせる中で、さらにいろいろと勉強して行くことになると思います。
サーキットでのセットアップ等、これまた興味津々です。

今後の展開にご期待ください。