
今年も行ってきました、JOY耐。
例年通り、AE86でのエントリー。
ドライバーは、吉田直樹・木下広志・平林正規の3名です。
車は足回りを大きく改良したのでタイムアップが期待されましたが、最低重量規定の変更により30kg近いバラスト積んで走る事になったので、若干のタイムアップに留まりました。
3年やってきて、少しづつですが車は進化しています。
とは言え、N2規定の後輪駆動の2000cc以下のクラスには、
AW11(古いほうのMR2)とか、AE86が複数台おり、どれもこれも速い!
特にエンジンの出力差が強烈で、
「よくそんなにパワー絞り出して7時間持つなぁ」と思うのですが、
きっとたくさんの失敗を重ねた上での技術的ノウハウがあるのでしょう。
ウチの86はエンジン的には、挑戦的な事を全くやっていません。
ハイチューンエンジンの技術ノウハウの蓄積が多く無いので、手堅く行く考えでそうやっていますが、
来年以降、上位進出を目指すのなら、一歩踏み出す必要がありそうです。
予選は50位(80台中)。JOY耐では予選は重要ではありませんので、ここから上位進出を目指します。
レース前シミュレーションで、4回給油でコンスタントに走行すれば、20位~30位に食い込める計算結果が出ました。
つまり、1スティントが1時間以上1時間30分未満になる計算です。
昨年のJOY耐では、1時間10分のスティントで熱中症で医務室送りになってしまいましたので、これは少し心配です。
というワケでドライバーの直樹が、夜なべして特製クールスーツを作って来てくれました。
助手席にクーラーBOXを置いて、その中に氷水を満たして、細いチューブをシャツに張り巡らせて、氷水をポンプで循環させて体幹部を冷やす仕組みです。
これが素晴らしく効果的で、90分のロングスティントを終えたドライバーでも、そりゃ汗だくにはなっていますが、熱中症的な症状は皆無で、
「まだ行けます」
という強気のコメントが出るくらい。
決勝レースでは、給油回数をギリギリ減らして、ピットインを減らす事でポジションアップを狙ったのですが、2時間経過時点で、4速ギヤが無くなる!というトラブルが発生。
昨年も4速が抜けなくなるトラブルが発生していたので、
「またしても!」
どうもルート6のクロスミッションは耐久性に難がありそうです。
今年のトラブルは4速が駆動しないだけで、他のギヤは生きていたので、ミッション交換の40分~50分のロスタイムを考慮すると、4速抜きで走るほうが得策だという事で、そのまま走り続けることにしました。
結果、1ラップあたり7秒~10秒も遅くなってしまいました。
燃費の面ではかなり余裕が生まれましたが、上位進出の可能性は消えました。
その後もドライバーは、エンジンブレーキを使えない不安定な姿勢を強いられる状態で頑張り抜いて、手負いのマシンをゴールに運んでくれました。
各ドライバーとも、自分のスティントで4速抜きの状態で徐々にタイムアップして行ったのが素晴らしい。ギヤが無いなりに考えてトライしていたのです。
7時間走り切り、総合43位、クラス5位。
目標のクラス優勝には全く届かなかったけど、手負いのマシンでもここまで走らせてくれたドライバーに感謝します。
来年も引き続き参戦します。
課題も多く出たので、秋~冬の間にまたマシンを改良して、
来年こそはクラス優勝狙いますよ!
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Posted at
2012/07/18 07:45:01