
ランチア フルヴィアってクルマ、ご存知ですか?
ボクはオーナーさんと知り合うまでは全く知らんかったです。
ランチア、と言えば「ストラトス」か「デルタ」程度の知識しか持ち合わせていませんでした。
なので、興味のある方はコチラをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A2
で、今回フヂエンに入庫したのは、
「インダクションボックスを造って」
というオーダー。
お得意のワンオフパーツ製作ですね。
お任せ下さい!
入庫したクルマを観察します。
ぬうぅ、このクルマ(&オーナーさん)は手強いぞ。
ピッカピカのボディ、キレイに維持された内装。
そして配線やホース類が整理整頓されたエンジンルーム。
クルマをよく見れば、オーナーさんがどんな思いでクルマに接しているか判りますよね。
ハンパなモノ造ったら「え~~~」って言われそう。
と、いうワケでかなり気合入れて造りました。
①ファンネル部の寸法を測定してバックプレートの図面を描く
➁発砲ウレタンでおおまかな形状を作る
③発砲ウレタンの上にFRPを2プライほど貼って成形
④FRPが硬化したら中の発砲ウレタンを取り出す
⑤FRPをトリミングして仮合わせ
⑥FRPでアングルを成形
⑦硬化したらアングルを適度な大きさにトリミングして取り付けステーにする
⑧表面(見える部分)をパテで面出し
⑨サーフェーサー塗装
⑩つや消し黒に塗装(2コート)
てな具合で出来上がりました。
いつものコトですが、思ったよりも大変だった。(笑)
70年代のクルマのワリにエンジンルームの空間に余裕が無くて、ドコにインダクションボックスを収めるか?そして、どうやって取り付けするのか?がとっても苦労しました。
納車時、オーナーさんに
「おおお~、良いじゃない!」
と喜んで頂いたのでヨカッタヨカッタ!
でも、インダクションボックスの影響でキャブのセッティングが変わってしまった様子。
オーナーさん自らセッティングされていて、これからいろいろ調整されるそうです。
ウェーバーは調整の自由度が高い反面、ハマると深いから大変ですよね。
頑張ってください!
Posted at 2009/09/15 07:49:16 | |
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