2010年02月25日
アメリカは今でも世界一の国だと思います。
アポロ計画やスペースシャトル計画、素晴らしい映画や音楽、真似したくても真似できない素晴らしいモノを生み出して来た国です。
偉大な国家でありながら、猛烈に残念な一面も併せ持つ国である事は知っていましたが、今回のトヨタの件は、
「大人げない」
「ヒステリック」
というほかなく、アメリカの一部の人達の精神年齢の低さを露呈ししまった国家的損失とも言える出来事だと思います。
残念。
世界一の自動車メーカー「トヨタ」は、カタチさえ諦めれば本当に素晴らしくコストパフォーマンスの高いクルマばかりです。
トヨタ車は白物家電なんて揶揄する人もいますが、それだけ日常生活に必需な性能を備えた優秀な道具である、とも言えるでしょう。
そして、10万kmをオーバーしても、それなりに走ってくれるのはやっぱりトヨタ車です。
ウチの嫁のハチロクなんて21万kmオーバーだけど、特に問題ありません。(それなりにメンテはしてるけど)
そう、カタチさえ諦めれば高品質で素晴らしいクルマなんです。
で、くどい前置きは置いといて、
クルマの構造を少しでも知る人間なら、Nギヤに入れると加速しないことも、時速100マイルで爆走中にRギヤに入らない事は、基本中の基本。
あの涙ながらに訴えたオバちゃんのレクサスが暴走したのが、万が一、事実だったとして、意に反して加速した事実、Nギヤでも加速したとする事実、Rギヤでも加速したとする事実の検証を先に徹底的にするべき。
それをすっ飛ばして、クルマに問題が有ったのか判明する前に証言台に立たせて「shame on you!Toyota!」ってドヤ顔で発言させるなんて、真実を追及しようとする姿勢は感じられません。
加えて、アメリカ人の議員が章男社長に、
「レクサスの暴走事故で亡くなった人々の葬儀費用を負担しないのですか?」
と完全にトヨタを加害者扱いで厳しく責め立てます。
今回の一連のトヨタバッシングは、
死に体のアメリカ自動車産業への援護射撃なのかもしれませんが、
あまりにも方法が露骨かつ稚拙。
アメ車が売れないのは本質的に欧州車や日本車と比較して性能・品質面で劣っているからです。
他に理由は見当たりません。
現場でアメ車をメンテしてみるとダメさ具合がよく判ります。
同じ価格帯だったら絶対にアメ車は買いません。
やたらキーレスが動かなくなる、ドアヒンジがすぐにすり減ってドアのチリが合わなくなる、内装が安っぽい、デザインがカッコ悪い等々。
日本車を買うのは消費者として当然な選択です。(欧州車には工芸品としての価値があるので、ここでは議論の対象にしません。)
そういう本質的なアメ車の問題点克服から目を背けて、「出る杭を打つ」的なやり方、意味が無いし、そんな事ではこれからアメ車はさらにダメになるでしょう。
(日本時間)昨晩の公聴会で、章男社長の発言から「平謝り」する気は無ぇ!という意図が汲み取れたのは、立派なリーダーとして敬意を表したいと思います。
これからは、アメリカ世論とトヨタの利益との狭間で際どい綱渡りになると思いますが、これを何とか乗り切れば新世代の経営者像として高く評価されるハズです。
(そういう流れになったらモータースポーツもやりやすくなるだろうし・・・・)
頑張ってください!!
Posted at 2010/02/25 13:06:01 | |
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