
はぁあ~、久しぶりに体力の限界に挑みました。(笑)
もうちょっと優雅なイベントのハズだったのですが。
なんと2日間で1500km走りましたよ。
ラリーでの走行距離はそのうち150km程度。
では、イベントを振り返ってみます。
1日目、1949年FIATスタビリメンテにてスタート。
ノンシンクロのミッション、うかつにシフトチェンジすると、もれなく「ガリガリガリッ!」と鳴ります。
極めて慎重にダブルクラッチを駆使して変速。
現代のレーシングカーのほうが簡単かも。
壊したら部品が無い(作らなきゃいけない)というプレッシャーが背筋を凍らせます。(笑)
でも、あまり慎重にやっていると1000cc、20馬力のエンジンでは失速してしまうのです。
だから、迅速かつ慎重にやるのです。コレが難しい!
手に汗握りながら工夫しながら走りました。
走行後、コ・ドライバーのオーナーさんから、
「初めてにしちゃあヤルじゃないか!」
と及第点いただきました。良かった。
で、午後からさぁ行くぞ!というタイミングでドライブシャフトが折れるトラブルが発生。
さすがのフヂエンもドライブシャフトが折れてしまっては、万事休す。
リタイヤか~~。
と落ち込んだのもつかの間、
「じゃあ、別な車を持ってきて走らせよう!」
という事になって、別のマシンを取りに名古屋のガレージまで戻る事に。
そう来なくっちゃ!
で、何だかんだで小海を出発したのが6時過ぎ、片道300キロの道のりを爆走して、名古屋に到着したので、11時。
積み込んで戻ったのが、朝4時過ぎ。朝です。
実は前日も十分な睡眠を取れていなかったので、かなり限界に近かったのですが、4時過ぎに寝て、7時過ぎに起床。
ホテルの朝飯をかき込んで無理やり目を覚まさせ、2日目のイベントに挑みます。
2日目のマシンは、1965 マトラ ジェット。
これはまたカッコいいんですよ。
世界初のミッドシップ量産車。
もちろん慎重さを要求される車ではあるのですが、スタビリメンテよりはかなり乗り易い。
ほんと、動きが素晴らしい。
ワインディングに入ると、軽量なシャシーがキビキビと動くし、思ったよりも剛性が有るので路面インフォメーションがしっかり伝わってくるので怖さがない。
ぶっちゃけ80年代の国産車よりも優秀です。
こりゃ楽しい車だ!と感動。
2日目はマシントラブルなく、無事に完走。
走行後、初めてゆっくり出来る時間があったので、他の参加車両を観察させてもらいました。
40年代~60年代のイタリアのクルマって光り輝いていますね。
写真で見たことはあったのですが、実際にクルマを目の前にすると、いかに素晴らしいデザインか!とアタマをハンマーに打たれたような衝撃がありました。
コレを見てしまうと、日本車はまだまだヨーロッパには追い付いていない部分があると痛感しました。
ルーフのラインや排熱スリットの開け方、全てに思想があって、じっくり見ているウチにデザイナーの狙いが見えてくるストーリー性のあるデザイン。
こりゃ凄い。
寝不足と初めて見るクルマの衝撃にアタマがクラクラしながら、
帰り道、トラックを運転しながらM01のデザインをもう一度洗い直しました。
30年後、ああゆうイベントでM01を誰かが持ち出してもらえるようなクルマになるように、頑張って造ります!!
Posted at 2010/04/12 16:15:58 | |
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