
ウトウトしながら、
「カムイまだ走ってるね~」てな具合でボンヤリと見ていたトルコGP、
トップのウェーバーに2位のベッテルがストレートで左に並びかける、
「おお、行くか!」
ベッテルがやや前に出た状態で、次の左タイトコーナーに備えてアプローチを始めようか、というタイミングで、ベッテルの右後ろタイヤがウェーバーの左前タイヤに接触!ガッシャーン!!
「うおおおおおおお!なんで同士討ちやね~~ん!」
ベッテルはタイヤを壊してコントロールを失いコースアウト→リタイヤ
ウェーバーはフロントウィングを壊してピットイン→3位後退
チームメイト同士のアクシデントはイチバン嫌なもんです。
ってか1位と2位を走っている時に接触しちゃあいけません。
ってかF1ドライバーがあんな意地丸出しな接触するかなぁ~。
でもまぁ、おかげ様でウトウト状態から覚醒したボクは久しぶりに深夜のF1放送を完走しました。(笑)
レーシングアクシデントなので、誰が悪いと言っても失ったポイントは返ってきません。
だから「残念だったけど仕方ないよ」という2人のコメントになるわけです。
まぁシーズンは長いし、チームメイトと険悪な雰囲気になりたくないのもあるでしょう。
フジTV解説の森脇さんは、
「ありゃ譲らなかったウェーバーが悪い」とベッテル擁護のコメントでしたが、ボクは逆。
ベッテルには当てに行く意図は全く無かったと思うのでベッテルが悪いとは言いませんが、原因を作ったのはベッテル君。
自称元天才的FJドライバーのボクが、先輩として若い彼の心の中を分析しますと、
・レッドブルのエースはもともとボクなんだ!(最近ウェーバーにやられっぱなしだけど)
・そろそろ勝たないと立場的にヤバい
・ウェーバーは燃費モードだしボクのマシンのほうがストレート伸びてるからインに差し込めば、チームメイトだから譲ってくれるだろう(いわゆる「だろう運転」)
で、鼻先が前に出た段階でベッテルはコーナーへのアプローチの為にマシンを右に振ってしまったのです。
でも、2連勝中のウェーバー君は揺るぎない自信があります。
自信溢れる彼は、そうそうたやすくラインを明け渡すワケが有りません。
とは言え、紳士としてベッテルに最低限のラインを残してステアリングを真っ直ぐのままブレーキング開始しようとした瞬間にアクシデントは起こりました。
つまり、あの事故は、クルマ同士がぶつかったアクシデントではありますが、それ以上にあの二人の心理状態が強烈に反映されたカタチで「心と心が交錯した」アクシデントであったと思うのです。
そして、今の勢いはウェーバーにあります。
リタイヤを喫したベッテルに対して、ウェーバーはかろうじてコース上に留まり3位に入りました。
流れ、勢いというのはそういうモノなのです。
う~んやっぱりレースというモノはドライバーの心を丸裸にしてしまうのね。
それはクラブマンレースでもF1でも同じ。
だから観てて楽しい。
レースって本当に素晴らしいですね!
Posted at 2010/06/01 13:01:26 | |
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