2011年03月23日
前回の日記で書いた、
蒸気タービン発電機ですが、嬉しい事に、
ボイラー用圧力容器(ボンベ)= お弁当のアサケ様
タービン(軽自動車用)= 三重パーツ様
オルタネーター = 奥村様
に快くご提供頂き、そっそく製作に着手してみました。
が、問題発生。
ボイラーから発生する蒸気の圧力はおおよそ8kg/cm2。
工場のコンプレッサーと同じくらいですね。
この勢いたっぷりの圧力をタービンに当てたらそりゃあもう!
と思ってトライしてみましたが、あれ?
キュイィ~ンのはずが、
ファァ~~~と頼りなく回る程度。
あれれ?
指をブレードにあてがうとあっさり止まるし。(汗)
なんでだ?
なんでだ?
落ち着いてじっくり考えてみると、圧力は充分でも風量が足りないんじゃないか?という推論に辿り着きました。
火力発電所等の蒸気タービンを調べてみると、自動車のタービンとは全く違う形状をしています。
ブレードひとつひとつが部屋になっていて、圧力を逃がさないような仕組みです。これは、蒸気のエネルギーをより効率良く回転エネルギーに変換しようという目的からこのような形状になったのでしょう。
逆に、自動車のタービンは吸気の補助としての過給を担うタービンですから、あまり気密を高くすると排気抵抗が大きくなりすぎてエンジンが吹けなくなるので、すき間の多い「すきっ歯」な形状になっているのだと思います。
と、いうワケで今ちょっと足踏みしています。
専用の形状のタービンを図面書いて削り出すか、
ボイラー装置を大型化して自動車用タービンでも回せる風量を得るか。
迷っています。
迷っている今も電気が無くて困っている人が居るというのに、まずいなぁ。
Posted at 2011/03/23 19:59:46 | |
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