こんばんは。
フヂイ エンヂニアリングの藤井です。
モックアップ製作の続きをご紹介します。
前回は、木枠を組むところまででした。
さっそく次は、ワーカブルを使っての造形作業に入ります。
ワーカブルとは、エポキシ樹脂の一種でパテみたいなモノです。
一般の凹み修理とかで使うポリエステル樹脂と比較して、強度が高く収縮が少ないのが特徴です。
(お値段も高い・・・・)
今回のモックアップ製作に関しては軽美の新井さんのノウハウが多く注入されています。
※カルビの新井さんと言うと、鈴鹿のレース業界じゃかなりの有名人で、高校生の頃に独りでFL500造っちゃったとか、高校出たての時に某レーシングチームに就職したらF1作る事になってヨーロッパに拉致されて帰って来れなかった(爆)とか、帰国後はCFRPの将来性に着目してカーボン製品製造工場「軽美」を創業、して国内外の2輪レーサーに多くのCFRPパーツを供給して、数多くの勝利を手にしている凄い人です。
写真ではコワモテに見えなくもないですが、すっごく優しい方です。話も面白い!
このレクチャーの際に新井さんが、
「このワーカブル、とても性能は良いんだけどさ、この研削粉を吸い込むと鼻血出てやばいから気を付けてね~」っておっかない事を言って、ウチの若い衆をおどかすので、それ以来、ブルーノと啓太は片時も防毒マスクを外す事がありません。(笑)
ワーカブルの研削作業がおおよそ決まってきたところで、最終の表面仕上げはポリエステルパテを使います。テンプレートを使ってチェックしつつ、最終的にはレイアウトマシンで測定します。
複雑な形状で造形が難しい部位は、3Dプリンターで雌型を造形して、型にワーカブルを置いて造る事も考案しました。
3Dプリンターは便利だ~~!
今日はここまでです。
ではまた次回。
フヂイ エンヂニアリング
Posted at 2016/10/13 20:39:02 | |
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