
昨日、美浜サーキットにて、オートスポーツの取材を受けてきました。
ボクらにとって、取材を受けるのは初めての経験でしたので、緊張しましたが、とっても貴重な経験が出来た上に楽しい1日になりました。
今回、取材を受けるキッカケになったのは、1通のメールでした。
レーシング オン誌に掲載されていたレーシングドライバー土屋武士さんのインタビュー記事に感銘を受けて、いてもたってもいられずに土屋さんに連絡を取るべくメールを送ったのが始まりでした。
そして、ボクがM01というクルマを造っています、という事も伝えたところ、「面白そう!」という事でオートスポーツ編集部に持ち込んでもらって、オートスポーツさんも「面白そう!」となって、記事にしていただける運びになったのです。
いったい何が縁になるか判らないですね。
ボクが土屋さんに連絡取った時は、彼のモータースポーツに対する溢れる愛情と情熱に共感して突き動かされていただけですので、ここまで話が発展するとは露も思いませんでした。
さて、今回初めてプロドライバーに試乗いただく、という事でとっても緊張しました。
土屋さんは昨年まではGTではトヨタのSC、今年はアストンマーチンと、ホンマモンのレーシングカーの世界を渡り歩いてきている方ですから、「いったいどんな評価を受けるのだろう?」と内心ドキドキでした。
ダメ車だという評価を受けたとしても、マシントラブルだけは絶対にマズい!と思って、前日までたちくんや平ちゃんと連日遅くまで整備しました。
その甲斐あって、オイルラインの若干の問題を省いてはほぼトラブルフリーで1日を終える事が出来ました。
で、気になる土屋さんの感想は、
改善しなきゃいけない部分はたくさんあるけど、パッケージとしては楽しいね!
(詳しい内容は10月末発売予定のオートスポーツ誌面をご覧下さい)
という感想でした。
「楽しい」というコトバは何よりのコトバです。
良かった~~~。(安堵)
でも、そこはやっぱり歴戦のプロドライバー。
このM01のウィークポイントとなる部分を明確に指示して頂きました。やっぱり凄いなぁ。
トップクラスのクルマを知っている、という事は非常に高いレベルでのモノサシで評価できるので、ボクがどんだけ走り込んでも見極められない問題点を、たったの数周で見極めてしまう。
さすがプロです。
そして、面白かったのは、
初めは「ボクは10周くらいでいいです。カラダ持たないよ。」
って言っいた土屋さんが、結局は1回降りて編集部の方が試乗した後にもう1回乗り込んで、その後は結構マジにタイムアタック!
楽しんでるなぁ、って外から見ながらボクも楽しんでました。(笑)
でもプロのタイムアタックに入る姿はなかなか見ものですよ。
ピットに居る時はフワッとした雰囲気の土屋さんが、マシンに乗り込むと目付きが変わる。
そして最終コーナーを立ち上がってくる姿は見てる僕らに迫り来るモノがあります。
同じマシンのはずなのに、何か20%増しの迫力。
そして1コーナーに飛び込む時の姿勢制御が凄い。
ブレーキングは1瞬で最大踏力まで持って行って、崩れようとする姿勢を足の裏とステアリングでギュギュッと修正。クルッとターンすると一気に最大加速。
あれ?M01ってあんな動きするんだっけ?(笑)
そりゃあ、GTやFポンからするとM01なんてオモチャみたいなモンですけど、やっぱりプロドライバーの凄さを思い知りました。
いやぁ、いい経験させて頂きました。
そして何より楽しかったです。
土屋さん、オートスポーツ編集部の皆様、協賛いただいたDIXCEL様、夜な夜な作業を手伝ってくれたたちくんや平ちゃん、本当にどうもありがとうございました。
これからもいろんな人と出会って、M01の楽しさを広めて行きたいと思います。
もちろん、M01はこれからどんどん進化しますよ~!
Posted at 2009/10/02 08:53:01 | |
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