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フヂエンのブログ一覧

2009年11月09日 イイね!

電車移動と読書の時間

今日は珍しく電車で3時間の移動があったので、読みかけの本を鞄に詰め込んでお出かけしました。

読んだのは、桜井よしこ氏著「憂国」。
最近どうやら右傾化していると自覚しているボクですが(笑)、本にもその傾向が見られます。

勝谷誠彦、田母神俊雄、青山繁晴・・・・。

そんな中でもこの「憂国」は信頼度の高い情報の裏付けに基づく質の高い、なかなかスゴイ本でした。
あるべき国家の姿を説く!と聞くと戦後平和主義教育を受けたボクらは「うわぁ~アブナイ人だ~、ファシストだぁ~。」と短絡一直線頭脳で拒否反応を起こしがちですが(かつてのボクはそうでした)、桜井氏の文章は一貫して理論的で、決して感情に訴えかけるワケでなく、この国の問題点、そしてこれからどうあるべきか?を冷静に丁寧に説いています。

ぜひ、手に取って読んで頂きたい!と思った次第です。

さて、ボクは国家についてどうのこうの説くほどの理論を構築しておりませんので、本の中にあった「CO2と排出権取引」の記述についてボクなりに思うところをお話したいと思います。

最近、本当にドコに行っても「エコ」「エコ」「エコ」! ええかんげんにせぇ!
アホのひとつ覚えか?
と怒鳴りたくなりますが、先日の「リーディング産業展みえ」にM01を出展した際にもブースに訪れた方が、

「もうエンジンの時代は終わっているんだよ。これからはハイブリッドとかモーターの時代だよ。だからレーシングカーもそういう風に変わっていかなくちゃダメなんじゃないの?」
と言われました。

(TVの文化人のセリフをコピー&ペーストして喋っているだけだろ、このボンクラ!)なんて事はちっとも思いませんが(笑)、そこは、

「ですよね~!!」(笑顔)

と同調しておもねってしまう自分に嫌悪感を抱きつつ、その場をやり過ごしました。(爆)

ボクは決してエコ信者じゃありませんが、モータードライブのレーシングカーには非常に強い関心を持っています。モーターの出力特性は内燃機関と全く違い、低速から最大トルクを発生させる事が出来るので、レーシングカーにおける車両設計の考え方がかなり変わってくるのは間違いない!って事で興味津々なのです。尚且つ、ラジエターやオイルクーラー、トランスミッションといった補機部品が大幅に減るので部品点数が少なくなって、やり方次第では低コストでのレーシングカー生産も可能なんじゃないか?と期待しています。
あと、高性能エンジンの素晴らしい排気音が聞けなくなるのは残念ですが、電動レーシングカーだったら騒音問題が発生しませんから、市街地近くにサーキットを作って、より身近にモータースポーツを楽しむ事も可能かもしれませんよ!



と、いう話は本題ではなくて、桜井氏は「CO2と地球温暖化の因果関係は検証の余地が大いに有り、因果関係に確証が得られていない時点で日本が排出権取引に取り組むのは国益を損する」と唱えている事です。

確かに最近、「CO2と温暖化、もしかして関係ないんじゃね?」という発言が散見するようになってきました。
ボクも興味あるので、アマゾンで丸山茂徳 著『科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている』を購入して読んでみました。
なんともセンセーショナルなタイトルの本でしたので、トンデモ教授によるヘンテコ論法の扇動的な本かと思って読み始めましたが、内容はなかなかシッカリしていました。

桜井氏も丸山氏も要するに、

「地球の気候変動は4万年~10万年の周期で起こる氷河期と間氷期の間にも小刻みな温暖期と寒冷期を繰り返しており、産業革命後の200年間は温暖期に差し掛かった時期にあたり、気温上昇のデータが即ち人為的なCO2排出活動による温暖化と結論付けるには、検証が充分でない。」

としているワケです。

(丸山氏はその他にも理論の肉付けとして色々と論じておられますが、ここでは紹介しきれませんので、ご興味ある方はぜひ著書を読んでみてください。)

ネット上でも「CO2と温暖化はリンクしていないんだぜ!」「このままCO2を排出し続けたら地球環境は大変な事になるんだ!」と激しく議論されているようです。

ここから先はボクの考えですが
この現代に天動説を唱えたら「キミ、大丈夫?」となりますが、昔は地動説を唱えると「キミ、大丈夫?」となっていたワケです。かの時代は人工衛星もスペースシャトルもH2Bロケットもありませんでしたから、裏付けが無かったので地動説がまかり通っていたのです。
CO2と温暖化の話も似てるんじゃないかな?と思うのです。今の科学のチカラでは地球規模の気候変動を完全に説明できていない、これは自明の理です。

でも、なんか温暖化すると大変そうだし、CO2は温室効果あるみたいだし、CO2をたくさん排出してきたのは自分たち(人類)だし、悪いのはCO2だから排出しなけりゃボクたちは助かるんだ!ワ~~!!

みたいな?(笑)


もし、万が一、CO2の排出が温暖化にそれほど影響が無かったとして、そして欧米諸外国が「もしかして影響ないかも・・」って気付き始めていて、日本の首相が「25%減らします!」なんてブチ上げて、「海外で高い評価を受けた!」って喜んでいたら、ヤバくないですか?
25%減らすって事は即ち、①圧倒的に高エネルギー効率なイノベーションを起こすか、➁産業活動を25%縮小するか、③達成できない部分の排出権を海外から購入するか?のどれかです。

① と➁はともかく、③は「またしても海外にたかられる日本」のスパイラルに自ら飛び込んでいるような気がしてなりません。

アメリカが京都議定書から離脱しているのも、ただ自国の産業を守る為だけでなく、戦略的に何か隠し弾を持っているんじゃないか?と勘ぐってしまいたくなります。


ボクらクルマ業界の人間は、昨今のエコブームのうねりに完全に飲み込まれています。
上手くエコブームの時流に乗って利益を上げているところもあるようですが(エコカー減税等)、クルマ業界の中でもモータースポーツに関わる人間は肩身の狭い時代です。はぁ~。

今さら異論を唱えたところで「エコブーム」という時流を変えるチカラはありませんが、自分たちの利益を守る為にも、もっと見識を広めていかないとイカンな、と思った次第です。



Posted at 2009/11/09 01:58:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月08日 イイね!

M01のお披露目

M01のお披露目金曜日と土曜日の2日間、四日市ドームの「リーディング産業展みえ」にてM01のお披露目をしてきました。

モーターショーと違って、クルマ好きな人が来るわけじゃないので、M01に関心を持って頂けるか不安な部分はありましたが、意外なほどにたくさんの方がフヂイ エンヂニアリングブースに足を止めて

「謎のバギーみたいなクルマ」

に見入っていました。


そして、これまた驚いたことに、さすがモータースポーツの三重県、

「ボク、昔ダートラやっていたんですよ。」

「ミッションカートやっています。」

「バイクでレースやっていました。」

と、モータースポーツと関わりを持つ人が多いんです。
自分で「モータースポーツはマイナースポーツ」と決めて掛かっていましたが、意外と関心を持っている人多いじゃんか!
と嬉しく感じました。

と、同時に、それだけ関心を持っている人がたくさん居るのに、ほとんどの皆さんが予備軍止まりでモータースポーツの楽しい世界に踏み入れてもらえていない現状を残念に思いました。

もったいない!!

競技人口を増やすには、いろいろ越えなくてはいけないハードルがあると思いますが、このM01はその中のいくつかのハードルは越えています。
ですから、M01を通じてモータースポーツの楽しい世界に踏み入れてもらえれば、と切に願っています。


あと、大きなニュースとして、
ブース出展していた大阪芸術大学さんとコラボレーションして、M01のボディデザインを進める事になりました。
そういう出会いが楽しいですよね。

大阪芸術大学のモビリティデザインの学生さんたちの作品をコンペしてもらって最も良いデザインを採用して製品化する、という企画になります。
(つまり、ボクが作った1/5モデルはお蔵入り?)
若い頭脳がどんなデザインを生み出すのか?非常に楽しみです。


今後の展開にご期待ください。
Posted at 2009/11/08 07:38:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月05日 イイね!

トヨタF1撤退会見

AUTOSPORTSのweb版にて、トヨタF1撤退会見を一通り見ました。

http://www2.as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=23203

豊田社長の言葉も山科TMG代表の涙も、とても熱く、苦渋の決断であったことが強く伝わってきました。
(このヒトたち、本当にレースが好きなんだなぁ、と少しホッとしました)


F1を継続出来なかった事は残念ですが、経営者としての台所事情もあるでしょうし、今回の決定を批判的な気持ちでは見ていません。


以前、「レースは戦争なんだよ」って話をしましたが、今回もその視点で見ると、トヨタは戦争に負けてしまったのです。
F1にもうこれ以上経営資源を投入していたのでは会社が傾いてしまう。
だから白旗揚げて退却を余儀なくされたのです。

とは言え、
F1の価値も大きく変貌を遂げつつ(失墜しつつ)ある今、
F1という戦場に際限なく資金を投入し続けて、消耗戦に勝ち残る事が必ずしも正解でも無い気がします。

(正直なところ、今のF1に15年~20年前と同じような魅力は感じられません。)

新たな戦場(ハイブリッドマシンでルマン参戦とか、底辺カテゴリーの支援拡大とか)でトヨタとしての「モータースポーツ文化を推進する」という想いを表現して頂きたいと思います。


これでひとつの時代が終わりました。


これから、ボクのような「モータースポーツ文化推進派」には、より向かい風のキツイ時代が始りそうです。
新聞やTVで「エコ!エコ!」を見聞きするたびに、自分がやっている事(M01の製作)の正当性を見出せないような気がして凹みますが、こういう時代こそ志を強く持って「モータースポーツの楽しさ」の布教に努めたいと決意を新たにした次第です。


と、同時に、モータースポーツも世間とフィットしなくちゃいけませんから、いつまでも内燃機関にこだわり続けるのも無理があるでしょう。
ハイブリッドや電動でのアマチュアモータースポーツ専用マシンの開発の時期かもしれない。
とか感じました。

M01のフォーマットを使えば割とスムーズにモータードライブ化できますから、M01事業が落ち着いたら(そんな時は来るのか?)挑戦してみたいと思います。
Posted at 2009/11/05 13:01:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2009年11月02日 イイね!

リーディング産業展みえ 今週末です!

リーディング産業展みえ 今週末です!気が付けば、今週末に迫ってきてしまいました、

リーディング産業展みえ
http://www.pref.mie.jp/sshuseki/hp/leading/index.htm

フヂイ エンヂニアリングは、M01を出展します。



この産業展のチラシを見ると、

「三重の未来をリードする産業196者が勢揃い」

だそうです。

うわぁ、大きく出たなぁ。
フヂエンは「産業」というよりは「バックヤードビルダー」ですから、
もしかして場違いかも。(笑)

チラシには他にも「低炭素社会の実現に向けた取り組み紹介」
とか、エコな話題も多数。
なんかもうココも場違い。(笑)

マジメに地球の未来とか考えている方々からすると、モータースポーツなんて反社会的行為にしか写らないかもしれませんが、

まぁいいや。

ボクは地球の未来には貢献できなさそうですが、世界のクルマ馬鹿の皆様には貢献したいと考えていますので、今後ともよろしくです。


で、展示用の1/5モデルを鋭意製作中です。
この写真を見て、
「また突貫工事しとる・・・」
と思った方、正解です。

いつもの通り、思い切り突貫工事ですが、ある程度追い込まれないとチカラ発揮できないタイプなのかもしれません。

今日&明日で成形&サーフェーサー&カラーリングを完成させます!

出来あがりの写真はアップしません。
現地にてお待ちしております。


Posted at 2009/11/02 12:56:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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