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フヂエンのブログ一覧

2010年04月26日 イイね!

いまいちピンと来なかったケン奥山デザインのK07

いまいちピンと来なかったケン奥山デザインのK07名古屋のヤマザキマザック本社ビルにケン奥山デザインのK07が展示されているとのことで、昨日見に行ってきました。

ケン奥山って知ってます?
ピニンファリーナのデザインチーフを務めた凄い経歴の持ち主で、
「イタリア人以外でフェラーリをデザインした唯一の男」とも言われているとか。
詳しくは、wikiって下さい。(笑)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A5%E5%B1%B1%E6%B8%85%E8%A1%8C

有名なトコではエンツォとか最近の599のデザインを手がけた事で有名ですよね。
ボクはどちらも好みではありませんが。
フェラーリと言えば458イタリアでしょう!!

まぁそんな話は置いといて、昨日のメインはK07。
いちデザイナーなはずのケン奥山氏が自動車メーカーになってしまおう!という壮大かつ無謀なプロジェクト。
以前、某大学とのデザインコラボレーション企画の際に、元自動車メーカーのデザイナーという先生とお話した際、あまりにもメカニズムへの理解度が低い事に驚きました。まぁ、カタチだけ追及するのがお仕事、と割り切ってしまえば、それでも仕事になるのかな?
ケン奥山氏がメカニズムへの理解が深いのか浅いのかは知りませんが、その一件以来、カーデザイナーという職業に対して1枚のフィルムを通してしか見れない(笑)ワタクシです。

あ、でもレーシングカーデザイナーは別ですよ。
レーシングカーはクルマ知ってないと仕事にならないですからね。
「どうだ!カッコいいだろ!」ってデザインしてもクルマが遅けりゃチームオーナーに蹴り上げられ、監督に怒鳴られ、ドライバーに冷たい視線を送られてしまう、だけですから。
レーシングカーというものは、速いとカッコ良く見えてくる、という乗り物ですから、カッコ良さは後付けです。オプション部品です。

またしても脇道に逸れました。
K07に戻ります。
画像はネットで拾ってきたK07の画像です。
(無断転載してすみません、だって展示場が撮影NGだったので)
以前からネットや雑誌では拝見していたので、
「実物はもっとカッコイイかも!」
と期待して行ったのですが、う~ん、いまいち。

だってエリーゼのカウルが付いてないクルマにしか見えないんだもん。

このクルマ、エリーゼのシャシーとエンジンを使って造られているのですが、エリーゼの呪縛から抜け出せていません。
ドアがアルミパネル化してガルウィングになってたり、フロントフードやリヤのフード、フェンダーがCFRP化して高品位な演出が施されているものの、やっぱり

エリーゼの途中(組み付け途中)

なんです。
思い切ってエンジンを縦置きにしてホイールベース伸ばしたり、サスアームを伸ばしてワイド化すれば違うクルマになったのかも?とも思いますが、ライトウェイトスポーツというカテゴライズの下では、エリーゼを超えるコンセプトは出てこなかったのか?予算が無かったのか?

やっぱりエリーゼの途中。

ロータスの偉大さを再確認する、という意外な土産を手にして帰ったのでありました。

自分がこれから造るクルマがこうやって酷評される、というのも予想しつつ、人が作ったクルマを言いたい放題するのってどうなんだろ?とか考えつつ筆が走る走る!(正確にはタイピングが進む進む、か)

もちろん、モノ造りの大変さは承知しておりますので、ああやってクルマを造ってジュネーブモーターショーまで漕ぎ着けたというエネルギーには敬意を表しますが、エリーゼをベースにクルマを造って1500万円というトンデモナイ価格設定で商売しようと言う部分に少しだけ(かなり)怒りを抱いてしまったので、筆が進んでしまった次第です。

さてこのクルマ、2008年に発表されて、2009年には99台を受注(2008年の受注枠22台は完売、とケン奥山氏はインタビューにて言っていた)したそうですが、ホントに売れたのでしょうか?

あまり売れたという話は聞こえないし、K07のウェブサイト上にも更新している様子が無いので、もしかしてこれは・・・・

企画倒れ??

う~ん、この世界にはよくあるハナシ。
だから意外でも何でもありません。
でも、世界的に著名なデザイナーを持ってしても企画倒れ、という事になれば、ボクが進めているM01の企画なんて吹いたら飛んで行きそうなハナシですから、心して作業を進めねばならぬ、と勝っても無いのに兜の緒を締め直した今日この頃です。

Posted at 2010/04/26 12:55:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2010年04月21日 イイね!

読み応えのあるサイトのご紹介(RACING VIEWS)

かつては月イチの月刊誌でしか手に入れる事の出来なかったレース関連の情報が、今はインターネットのおかげで毎日、リアルタイムで見聞きする事ができます。

最近ではツイッターのおかげで、予選やレースの状況をリアルタイムに知ることもできるし、素晴らしい時代になったもんです。

かと言って、レース人気が盛り上がっているかというと、そうではないので、悩ましいところですが。

さて、今日ご紹介するサイトは、速報性や娯楽性に偏り気味なレース報道媒体ではなく、より本格的なレースの本質的な面白さを追求する記事を提供する事を目的に公開されたサイトです。

主宰はレースジャーナリストの石井氏と大串氏。
レース好きの方にはご存じの方も多いでしょう。


そんなお二方の記事が読めるこのサイト、なんと無料閲覧サイトですし、広告も載せていません。
なので、石井氏と大串氏の完全に持ち出し企画なのです。
アマチュアが自分の知っている知識をひけらかす自己満サイトとは全く異質なモノです。
そこまでやる、という事はつまり、それだけの理由があったという事でしょう。

その理由であるとか主義・主張の部分はサイト内に詳しいので、そちらを読んで頂きましょう。

ボクは速報サイトもチェックしますし、週刊オートスポーツやRACING ONも欠かさず読んでいます。ですが、70年代~80年代の月刊オートスポーツのような雑誌も読んでみたいな~と思うのです。

昔のオートスポーツ誌は凄い本ですよ!
そのマニアック度合いはめっちゃ凄い!!
今、手元にある本は、マルチ(コンストラクター オスカーの前身)のFJ1300の特集です。
フレームワークの思想の解説、アームの角度の意味、ジオメトリー変化の考察、などなど・・・・、凄いでしょ!(笑)
まぁ、現代で同じ事やっても確実に早期廃刊は間違いないので、同じモノは望みませんが、当時のオートスポーツ誌の追及度合いに近い媒体があればぜひ読んでみたいと思うのです。

なので、今回の石井氏と大串氏の新たな企画は非常に楽しみにしています。
1年間のテスト期間を経て、商業的に成立可能なら継続可能な形式で発展していくみたいなので、いちファンとしてだけでなく全力で応援したいと考えています。

ちと前置きが長くなりましたが、

RACING VIEWS
http://racingviews.sports.coocan.jp/index.htm


ぜひお読みください。
Posted at 2010/04/21 22:19:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2010年04月21日 イイね!

最近のフヂエン

ここのところ、今まで以上に慌ただしくて、かつ日記に書くには微妙に難しいトピックばかりで、なんとなく更新頻度が落ちております。

すみません。

でも、フヂエンは相変わらずゴソゴソと動いております。
部品の入手が出来ない並行輸入車のハブを造り変えたり、
クラシックカーのドライブシャフトをワンオフ製作したり、
峠でブツけちゃった走り屋君のクルマを鈑金したり、
などなど、今まで通り。

新しい部分で言うと、ここから書くのが難しくなるのだけど、
フヂエンがより強固な体制で仕事に取り組めるように、
組織であったり、体制をしっかり固めたいな、と考えて諸々の作業を進めています。
しっかり発表出来る時は近いうちに来ると思うので、その時にご連絡します。


この時期になると、岡山国際のドットコム杯なのですが、
今年は、ナオキ86と平ちゃん86の2台のエントリーで、
期待頂いていたMR86は参戦を見送りました。
本業が忙しくて製作作業に手が回らないのと、充分な予算が確保できなさそうなので、次回まで先送りする事に。
残念ですが、MR86はフヂエンの中ではクラブ活動なので、いた仕方なし。

M01は夏~秋の完成披露に向けて作業を開始しました。
いつものエキスパートメンバーが金曜の夜に集って作業しています。
時間はじっくり掛けられるので、レーシングカーにありがちな「とりあえず走ればOK」なボディではなく、ボクのコダワリを盛り込んでM01の素材を最大限に生かして、カロッツェリア的な仕上がりを目指します。
ご期待ください。

あと、走行会を企画したいのですが、何せフヂエンにはマンパワーが不足しまくっているので、今のところ何も出来ていません。
ゴメンなさいです。
せめてジムカーナ大会とかやりたいなぁ。
BBQとかしながら走れたら最高ですよね。
季節もいいし。


とりあえず近況はこんな感じです。
Posted at 2010/04/21 12:55:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年04月13日 イイね!

盗難。

さっき、工場の敷地に止めてあるクルマのホイールが盗られているのに気付きました。

盗難に遭ったクルマを見ながら、必死にホイールを外す盗人の姿を想像しつつ、人のモノを盗むという心の貧しさに残念な気持ちになりました。

欲しいモノあったら働け!!


で、対策の為にビデオカメラとかセンサーライトを敷地内に設置しないとイカンわけですよね。
そうやって世知辛い世の中になってしまうのか・・・・。
Posted at 2010/04/13 14:17:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2010年04月12日 イイね!

コッパ ディ 小海から帰還しました。

コッパ ディ 小海から帰還しました。はぁあ~、久しぶりに体力の限界に挑みました。(笑)
もうちょっと優雅なイベントのハズだったのですが。
なんと2日間で1500km走りましたよ。
ラリーでの走行距離はそのうち150km程度。


では、イベントを振り返ってみます。
1日目、1949年FIATスタビリメンテにてスタート。
ノンシンクロのミッション、うかつにシフトチェンジすると、もれなく「ガリガリガリッ!」と鳴ります。
極めて慎重にダブルクラッチを駆使して変速。
現代のレーシングカーのほうが簡単かも。
壊したら部品が無い(作らなきゃいけない)というプレッシャーが背筋を凍らせます。(笑)

でも、あまり慎重にやっていると1000cc、20馬力のエンジンでは失速してしまうのです。
だから、迅速かつ慎重にやるのです。コレが難しい!

手に汗握りながら工夫しながら走りました。
走行後、コ・ドライバーのオーナーさんから、
「初めてにしちゃあヤルじゃないか!」
と及第点いただきました。良かった。

で、午後からさぁ行くぞ!というタイミングでドライブシャフトが折れるトラブルが発生。
さすがのフヂエンもドライブシャフトが折れてしまっては、万事休す。

リタイヤか~~。
と落ち込んだのもつかの間、
「じゃあ、別な車を持ってきて走らせよう!」
という事になって、別のマシンを取りに名古屋のガレージまで戻る事に。
そう来なくっちゃ!

で、何だかんだで小海を出発したのが6時過ぎ、片道300キロの道のりを爆走して、名古屋に到着したので、11時。
積み込んで戻ったのが、朝4時過ぎ。朝です。

実は前日も十分な睡眠を取れていなかったので、かなり限界に近かったのですが、4時過ぎに寝て、7時過ぎに起床。
ホテルの朝飯をかき込んで無理やり目を覚まさせ、2日目のイベントに挑みます。

2日目のマシンは、1965 マトラ ジェット。
これはまたカッコいいんですよ。
世界初のミッドシップ量産車。
もちろん慎重さを要求される車ではあるのですが、スタビリメンテよりはかなり乗り易い。
ほんと、動きが素晴らしい。
ワインディングに入ると、軽量なシャシーがキビキビと動くし、思ったよりも剛性が有るので路面インフォメーションがしっかり伝わってくるので怖さがない。
ぶっちゃけ80年代の国産車よりも優秀です。
こりゃ楽しい車だ!と感動。

2日目はマシントラブルなく、無事に完走。

走行後、初めてゆっくり出来る時間があったので、他の参加車両を観察させてもらいました。
40年代~60年代のイタリアのクルマって光り輝いていますね。
写真で見たことはあったのですが、実際にクルマを目の前にすると、いかに素晴らしいデザインか!とアタマをハンマーに打たれたような衝撃がありました。
コレを見てしまうと、日本車はまだまだヨーロッパには追い付いていない部分があると痛感しました。

ルーフのラインや排熱スリットの開け方、全てに思想があって、じっくり見ているウチにデザイナーの狙いが見えてくるストーリー性のあるデザイン。
こりゃ凄い。

寝不足と初めて見るクルマの衝撃にアタマがクラクラしながら、
帰り道、トラックを運転しながらM01のデザインをもう一度洗い直しました。

30年後、ああゆうイベントでM01を誰かが持ち出してもらえるようなクルマになるように、頑張って造ります!!

Posted at 2010/04/12 16:15:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「MotorFan 007号! http://cvw.jp/b/518095/39714226/
何シテル?   05/04 19:10
三重県鈴鹿市でフヂイ エンヂニアリングというクルマ屋をやっています。 もともとは真面目な?板金塗装&整備工場だったハズですが、 どんどん大好きなクルマ造...
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