
今、休暇をいただいて両親の住むマレーシアのクアラルンプールに来ています。
2歳の長男坊チヒロと一緒に。
両親は会社を退職後、マレーシアで悠々自適な生活をする事を選んだわけですが、正直言って日本にいた方が便利だし、なんでマレーシアなんかに、と思っていた部分もあったわけです。
しかし、来て見て、その疑問は解消しました。
ボクが住んでいた25年前と比べて、マレーシアは大きく成長してもはや違う国になっていました。
街には超高層ビルが立ち並び、通りには人が溢れ、エネルギーが充満しています。
食べ物は美味しいし、日本円が強いおかげでリッチな生活が出来る。
こりゃ魅力的ですよ。
けっこうキレイなお店でご飯食べても1000円を超える事はなかなか無いです。ってか1000円を超えるご飯はかなり高級ですね。
こちらの一般的な労働者のお昼ご飯の予算が5リンギットと聞きましたから、日本円で150円。
日本だとランチメニューは600円~700円ですから、1/4でご飯食べられるわけですね。
昔よりは治安も良くなって、街を散策する事もできます。
日本よりも危険なエリア、というのがハッキリしているので、そこをわきまえていれば日本よりも安全、という人もいます。
おおむね、親日的な国民性なので、日本人に対してはとても友好的です。
昨日もタクシーに乗った際、
「韓国人か?日本人か?」とお爺さん運転手に聞かれ、
「日本人だよ」と答えたら、
「おおそうか、俺、昔は日本企業の工場で働いてたんだぜ!」っていきなり親密に。
彼のローカル訛りの英語と、ボクの適当な英語で通じてるんだか通じてないんだか良く分からない会話でしばしの楽しいドライブでした。
余談ですが、こっちのタクシーはかなり高田純二です。
乗るときに両親のマンションまでの行き先言って「わかる?行ける?」と聞いたら、
「OK!OK!I KNOW!」
で、乗ってしばらく走って両親のマンションのあるエリアまで来たら、
「で、何処?」だって。
「うっそ~!わかるって言ったじゃん!俺も道わかんないよ!」
「OKじゃあ探そう。」
探すの?ナビもないし。大丈夫か?
「どんな建物?色は?」
「白くて2つのタワー」
「これか?」
「これは白くないじゃん、白って言ったでしょ、次の角をたぶん右」
「右か、OK。近づいてきたね~」
行き先わかってないのにどうして近づいているか分かるんだよ!
「あ、1000リンギットだ!(たぶんラジオ番組名)」
とラジオのボリュームを上げる。
こちとら慣れない英会話に必死なのに、ラジオのボリューム上げるなよ!
爺さん、途端にスピードを下げてラジオに集中。
おい、仕事に集中してくれよ。
ボクは今、めっちゃ不安なんだぞ!
クイズコーナーが始まった。
「マレーシアの国旗の星の数はいくつ?」
ボク「シラネー、13?」
爺さん「○△■×・・!(マレー語でなんか言ってた)」
ブブー!マレーシアは13の州から成り立っているので、13かなぁと思ったのですが、星はイスラムを象徴する星と月のマークだけだから1つ。赤と白のストライプが13本あるみたい。引っ掛け問題か。
第二問
「F1の日本GPが開催されるのはなんていうサーキット?」
おお、これはボクのタメの問題じゃないか!
「SUZUKA!」
これは二人とも正解!
「俺、SUZUKAに住んでるんだよ。サーキット近いよ。レースもやってるんだ。」
で、レースの話で盛り上がるかと思いきや、
「ふ~ん、あっそ」で終了。(笑)
そうこうしてる内に、見慣れたマンションが視界に入ってきたので、
「あ、あそこだよ!」
と教えてあげると、
「OK~!」
てな具合。
まぁご機嫌な爺さんで終始楽しかったので結果オーライですが、
タクシーはそんな具合みたいですから、乗る際はご注意ください。
という感じでマレーシア珍道中は続きます。
ネタはたくさんあるので、また次回。
Posted at 2010/08/12 09:23:24 | |
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