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フヂエンのブログ一覧

2012年02月21日 イイね!

クルマ造りの為に経済を学ぶ!

最近、ツイッターでいちいちつぶやく事が習慣化していて、ブログの更新度が極端に低下しています。
ツイッターで毎日の出来事を小出しにしちゃうものだから、ブログ用に取っておけないのかもしれません。
あと、ツイッターは時間と共に発言がタイムラインを流れ去っていくので、言い放しの気楽さもあります。ブログはずっと残るものだから、適当にやりにくい部分もあります。

さて、でも今日はちょっとしっかり書いてみようと思います。

昨年、SFJ の製作に取り組んでみて、気付いた事がいくつかあります。
もしフヂエンが単独でレーシングカーの開発に取り組んだ場合、足りないものがあります。
まぁ、やる気と根性を除くあらゆるもの全て、とも言えるのですが(笑)、
例えば、金属加工技術とか設計云々の部分は外部専門業者さんにお願いしたり、訓練を重ねる事や勉強する事でどうにかなるとは思うのですが、経済的な部分は自身で解決しないことにはどうにもこうにもなりません。
(銀行に「レーシングカー造るのでお金貸して」と言ったって無理に決まっているし)

まともなSFJを開発してテスト走行まで自前でやろうと思ったら、限界まで節約したとしても1000万円弱の費用が必要になると試算しています。
それが上手く行って量産できて、お客さんが買ってくれたらいくらか回収できるかもしれませんが、速く走れなければプロトタイプで終了です。
極めてリスクの高い投資なんです。
「自信がなければやらなきゃいいじゃん」
その通りです。
でも、挑戦してみたいじゃないですか!

でも、ボクのエゴで会社潰すワケにもいかないので、次にクルマ造るまでに、1000万円程度のお金をドブに捨ててもへっちゃらなフヂエンにせねばなるまい!
と今年はお仕事頑張って強い会社になるべく努力する日々なワケです。


と、今までは貸借対照表や決算表の意味もイマイチ解らないまま適当にやってきたボクが、突然マジメな経営者(見習い)を目指す事になりました。
とりあえず、経営とは何だ?何を勉強すればイイんだ?
じゃあ、良く分からない経済を勉強してみよう
という事で、柄にもなく経済について知ることを始めました。

それがそれが、面白いんですよ。
知り出すと面白い。止まらなくなる。

例えば、今までは景気が悪くてデフレになる、程度にしか考えていませんでしたが、デフレギャップ等のデフレに至るメカニズムを知る事で「もやもや」したものがどんどんクリアになる快感。
新自由主義やケインズ、知れば知るほどに面白い。
サスペンションジオメトリーのメカニズムを知った時の感動に近いですね。

そんな風に、経済や政治の事をより深く知るにつれ、現在の日本の状況が見えてきました。
いや、本当に見えているかは分かりません。
ボクは日本全体を俯瞰できる立場にいませんから。
正確には「今まで(思っていたの)とは違う姿の日本が見えてきた」でしょうか。

今の日本は、財政破綻寸前だとか、少子高齢化で大変、デフレに円高で日本経済に未来はない!などなど、毎日の新聞やTVは国民の不安をあおる事に余念がありません。
まぁ、ある部分は事実でしょうが、ある部分はウソだろうなぁ、と考えています。

例えば、国の借金が1000兆円を超えてエライこっちゃ、借金返すにも不景気で税収増えないし、年金もろもろ支出は増えるばかりだから消費増税や!
という議論がありますが、コレも一部分ウソが含まれています。
国の借金たる国債を購入しているのはほぼ全て日本国内の金融機関であったり、日本国民です。と言う事は、日本国のバランスシート上には、負債(国債)1000兆円でも、資産(現金)も1000兆円なワケで、債務超過にはあたりません。
よく使われる例えですが、ボクがウチの奥さんから100万円の借金をしたとします。
この場合、藤井家全体では負債は増えていませんよね?ボクがその100万円をどう使うか?が問題(笑)なだけで、金融機関から借金をするのとはかなり性格が違います。
日本の借金をEU諸国や米英から借りまくっていたギリシャと同列に議論をするのはやや飛躍が過ぎる、と言っても良いでしょう。

年金や復興の財源が足りないのは、これは事実。
だから何とかしてインカムを増やす必要があるワケですが、増税するのは危険行為です。
デフレ下で増税という政策で「増収」しない、というのは経済学上の定理みたいなモノで、基本の基本、だそうです。
デフレ時は、市場のお金が減ってモノよりもお金の価値が上がってしまっている状態ですから(以前よりも1万円のお金で買えるモノが多くなっていますよね)、資本家にとってはリスクを背負って資金を投資するより、手元に置いておく事が有利に働くワケです。無理に使わなくても良いじゃん、という心理になります。
そんな時に増税をやるとどうなるか?
資本家はさらに投資を控えるだろうし、僕ら一般人は、デフレ下で収入が増えないので投資どころか生活必需品でさえ買い控えするようになります。
結果、税収は減少するワケです。
よく考えると当たり前の事ですよね。
クルマに例えると、空燃比計が17~18を指しているのに、もっと燃料を絞ってしまう、そんな危ない政策なのです。(判り難い例えだ!)

どうやら、経済はもやっとしたカオス理論ではなく、ある部分は数学、ある部分は心理学なので、ボクのようなクルマ馬鹿系エンジニアでも理解できます。

じゃあ、どうしたら良いのか?

政府には(厳密には日本銀行)、貨幣発行権がありますから、これを行使すれば良いのです。
先日、日銀が国債買い取り等によって緩やかにインフレを目指すと発表しました。
これは評価できます。
やっと燃料を増量してくれるみたいな感じです。
でも理論空燃比には届かないようですが。

とまぁ、そんなワケで、日本経済は厳しい局面に置かれていますが、それほど悲観しなくても良いじゃないか、と思います。
まだ有る程度の底力は残っているし、今の問題に対する処方箋も薬もある。
あとは処方するだけ、という状況です。

では次に、日本国の病気に対して薬を選んで処方する「お医者さん」「薬剤師さん」にあたるのが政治家なワケですが、ここに大きな問題を抱えています。

日本の政治家はいったいどうしてこんな体たらくなのか?
あんなに期待して投票した2009総選挙(AKBのじゃないですよ)、民主党政権に変わったら良くなると思っていたのに、どちらかと言うと悪くなってるやん。
立派に掲げていたマニュフェストもほぼ全滅というかズタボロだし。
国会議事堂には、日本中から選りすぐりの英知が結集してるハズなんですが、政局に踊り自己保身に走る、あまり優秀でない人達の集まりにしか見えません。
右の人、左の人、そういうイデオロギー以前に、日本の立法府に勤める職業者として、この国の国益を何と捉え、どこに向かうべきなのか、という極めて基本的なイメージすら持ち合わせていない政治家が多いのだろう、と推測します。

しかし選挙に勝つ事には全力投球して、票の獲得のためには大衆の閉塞感を刺激して、
「構造改革!」「既得権益の解体!」「平成の開国!」
といった、シンプルだけどその目指すモノが意味不明なワンフレーズを連呼して、
で、大衆は「何となく変わりそう」みたいな「雰囲気」「イメージ」で、投票してしまう。ボクはすっかり民主党に惚れこんで投票しちゃいました。(涙)

構造改革にしても、既得権益をぶっ壊すにしても、その先に国が豊かになる戦略があれば良いのですが、ただぶっ壊して大衆の溜飲を下げる事以外に戦略も戦術も無さそうです。

と、まぁそんな事で、政治に関しては絶望的な状況である、と言えます。
期待の「大阪維新の会」にしても、剛腕とディベート力の点で「橋下さん、やってくれるかも」感で期待を寄せる人達が多い様ですが、まだ国政に打って出た後のしっかりとした政策を見せてもらっていないので、ただの「壊し屋」なんじゃないのか?という疑いは拭えません。

「くっそ~!経済の処方箋も薬もあるのに手をこまねいているなんて不甲斐ない!よ~し、次の総選挙は出馬してやろうか!」
と安易に思い付いて奥さんに相談したら、

半笑いで、
「離婚やね」

と言われたので、国を守る前に家庭を守れなくなりそうなので、やめておく事にしました。(笑)

アホな話は置いといて、一介のクルマ屋たるボクが、自分の会社の経営をキッカケに政治&経済を知る事で、いろいろと見えて来るものがあります。
自分の夢であるクルマ造りをやれる会社になる為には、国内外の経済や政治の流れを読み取って、上手くやる事が求められます。
と、同時にもっと大切なのが「目の前の仕事を頑張る」ことです。
経済事情通になっても、目の前の仕事をテキトーにやってたらダメダメですからね。
頑張ります。

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

Posted at 2012/02/21 18:17:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年02月08日 イイね!

K&GスポーツドライブミーティングIN鈴鹿南

K&GスポーツドライブミーティングIN鈴鹿南久しぶりに走行会行ってきました。
楽しかったですね~。

よく冷えるクーラントで知られる、

K&Gさん主催の
「K&Gスポーツドライブミーティング」
に参加してきました。

フヂエン関係からは7台の皆さんとご一緒してきました。

国産、輸入車問わず、さらにクラシックフォーミュラまで、
いろいろなクルマが集まっていて面白かったですよ。
そして走行会というのは、レースみたいな「ピリピリ感」が無いので、
和気あいあいと過ごせるのも魅力ですよね。

次回は6月に開催予定らしいので、また参加したいと思います。


さて、「ピリピリ感」が無い、と書いたところですが、刺激がないワケじゃありません。
なかでも今回は刺激No.1は、

木下君ミラージュの絶叫系ナビシート

でした。
オーバースピードで突っ込んで、スライドさせながら減速、
まだコーナーの出口に向いていないのにアクセル全開。
完全にオーバーアクションで、タイム狙いの走りとしては無駄が多すぎるのだけど、
あれはあれで高次元のコントロールですね。(笑)

ボクや若手レーサー君たちが入れ替わり乗ったワケですが、
スピードに慣れてるハズの連中が口を揃えて
「めっちゃ怖い~!でも面白い~!」

まさにジェットコースター。
でもジェットコースターと違ってレールが無いんですけどね。
実際、コースアウトしてたし。(笑)

興味ある方は、また次回の走行会で乗ってみてください。
安全は全く保証しませんけどね。



それから、11年ぶりにフォーミュラカーに乗りました。
やっぱり11年という歳月は、名刀のような切れ味のボクのテクニックを錆びさせるのに十分な年月でした。(笑)
まぁ、今はもうレーサー目指してるワケでもなんでもないので、「下手くそ」で良いです。
でも、素晴らしく楽しかったですね~。
やっぱりフォーミュラのソリッド感はフォーミュラでないと味わえないですね。
あと、パワーもそれなりにあるスーパーFJは、スピードもちょうど良い具合だし、
僕らの年代以上の人たちが趣味で走らせるのにも最適だなぁ、と思いました。
興味ある方は機会あったらぜひトライしてみてください。
最高に楽しいですよ。




では、その様子をYOUTUBEにアップしましたので、ご覧ください。

Posted at 2012/02/08 00:19:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「MotorFan 007号! http://cvw.jp/b/518095/39714226/
何シテル?   05/04 19:10
三重県鈴鹿市でフヂイ エンヂニアリングというクルマ屋をやっています。 もともとは真面目な?板金塗装&整備工場だったハズですが、 どんどん大好きなクルマ造...
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