
フヂエンでは、修理に出している間、代車で我慢して頂くわけですが、
代車でもクルマを楽しんで頂こうという考えから、一風変わった代車をご用意しています。
それは、K4GP仕様のアルトだったり、普段あまり乗る機会のないルノーだったり。
で、今回新たに加わったのが、ホンダのビート。
お客様のご友人から、長年大事に乗ってきたビートをお譲り頂きました。
ありがとうございます。
20代の頃は、オープンカーに全く興味が有りませんでした。
屋根なしで走りたいならバイク乗っときゃイイじゃん、程度の認識でした。
でも、BMW Z4を仕入れて売った経験したあたりから、「オープンっていいよなぁ。」と漠然と感じるようになってきました。
何でオープンは楽しいんですかね?開放感?
ビートがうちにやってきて1週間。
すっかり気に入って毎日乗ってます。
保育園の送迎でも大人気だし。
ビートって、ご存知の方も多いかと思いますが、軽自動車です。
なので、軽自動車の制約の中で作ってますから、妥協しているポイントも多くあります。
エンジンが非力なのが、軽自動車であることの最もネガティブなポイントだと思いますが、
街乗りで気分よく走る程度なら気になりません。
ボディ剛性やサスペンション剛性も高くありません。
コーナーリング中に路面の凸凹を通過すると、足がバタバタ動いているのが分かります。
ウチのビートはノーマルサスに普通のタイヤですが、それですらこんな感じなので、ハイグリップタイヤ履いたら大変な事になりそう。
と、「スポーツカー」という視点で評価すると、なかなか厳しい所もあります。
でも、「軽自動車」という視点で見ると、こんな楽しいクルマ無いやろ~!となります。
最大の魅力は小ささですよね。
僕の住む四日市には、旧東海道の狭い道があるのですが、ソコもスイスイ入っていけるし、
ちょっとしたスペースがあれば駐車もOK。
バイクみたいな機動力を持ちつつ、エアコン付きで残暑厳しいこの時期も快適で、朝と夕方にはオープンにして気分爽快。
何気ない普段の生活をちょっと楽しくしてくれる素晴らしいクルマです。
バブル期とは言え、こんなクルマを企画して開発して商品化して売っちゃった、ホンダという会社は本当に面白い会社ですね。
最近、新型ビートの噂を耳にします。期待しています。
じゃあ、もし僕ならどんなクルマを作りたい?
思い切り余談ですが、妄想してみますね。(笑)
シャシーはカーボンコンポジットですね。
少量生産車はコレに限ります。早い・安い・固い!
んで、低予算でやるなら、KTMのX-BOWみたいに幌を付けられないオープンしっぱなしのクルマになって「スパルタン!」とか言い訳しますが、それだと日常の使用に支障有りまくりなので、幌は付けましょう。
幌の仕組みをしっかり造ると構造が複雑で大変なので、エリーゼみたいにAピラーとBピラーの間に折り畳み式の幌を置くタイプも良いかもしれません。これなら安く作れます。
エンジンは何にしましょう?
車重は500kgくらいになるから、100馬力以上は欲しいですね。
高回転まで回して楽しむなら、やっぱりバイクのエンジンでしょう。
1000ccのスーパーバイクエンジンを後ろに搭載して、チェーン駆動。
4気筒の13000rpmシフトは、サーキットでは良いけど街乗りではちとシンドいから、
Vツインあたりの「ドドドド」という低回転タイプも良いんじゃないかな。
チェーン駆動にするとデフの選定に困るのですが、イギリスで売ってるんですよ、チェーン駆動用のデフ。これを使いましょう。
バイクにはバックギヤがないので、バックはモーターでやりましょう。
アップライトは、小型車のナックルを流用します。ブレーキも丸ごと。
ストラット取付部にアッパーアームを取り付ければ、変だけどダブルウィシュボーンになります。
エアコンは必須ですね。
軽自動車のユニットを持ってくれば充分でしょう。
オーディオは要らないかな?
どうしても、と要望あればスピーカーは付けるので、スマートフォンにスピーカーコネクター挿して、スマートフォンをヘッドユニットにすれば良いですよね。
てな感じでいかがでしょう?
ホイールベース 2000mm
トレッド 1600mm
重量 500kg
高さ 980mm
出力 180馬力
小さいスーパーカーの出来上がり。
こういうクルマで生活出来たら楽しいだろうなぁ。
フヂエンでは、いつかはこういうクルマを造れるチカラを身につけたいと考えていますが、
しばらくは無理っぽい(笑)ので、妄想だけにしておきます。
Posted at 2012/09/13 06:40:09 | |
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