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フヂエンのブログ一覧

2012年09月13日 イイね!

ビートがやってきた!

ビートがやってきた!フヂエンでは、修理に出している間、代車で我慢して頂くわけですが、
代車でもクルマを楽しんで頂こうという考えから、一風変わった代車をご用意しています。

それは、K4GP仕様のアルトだったり、普段あまり乗る機会のないルノーだったり。

で、今回新たに加わったのが、ホンダのビート。

お客様のご友人から、長年大事に乗ってきたビートをお譲り頂きました。
ありがとうございます。


20代の頃は、オープンカーに全く興味が有りませんでした。
屋根なしで走りたいならバイク乗っときゃイイじゃん、程度の認識でした。
でも、BMW Z4を仕入れて売った経験したあたりから、「オープンっていいよなぁ。」と漠然と感じるようになってきました。
何でオープンは楽しいんですかね?開放感?

ビートがうちにやってきて1週間。
すっかり気に入って毎日乗ってます。
保育園の送迎でも大人気だし。

ビートって、ご存知の方も多いかと思いますが、軽自動車です。
なので、軽自動車の制約の中で作ってますから、妥協しているポイントも多くあります。
エンジンが非力なのが、軽自動車であることの最もネガティブなポイントだと思いますが、
街乗りで気分よく走る程度なら気になりません。

ボディ剛性やサスペンション剛性も高くありません。
コーナーリング中に路面の凸凹を通過すると、足がバタバタ動いているのが分かります。
ウチのビートはノーマルサスに普通のタイヤですが、それですらこんな感じなので、ハイグリップタイヤ履いたら大変な事になりそう。

と、「スポーツカー」という視点で評価すると、なかなか厳しい所もあります。
でも、「軽自動車」という視点で見ると、こんな楽しいクルマ無いやろ~!となります。

最大の魅力は小ささですよね。
僕の住む四日市には、旧東海道の狭い道があるのですが、ソコもスイスイ入っていけるし、
ちょっとしたスペースがあれば駐車もOK。
バイクみたいな機動力を持ちつつ、エアコン付きで残暑厳しいこの時期も快適で、朝と夕方にはオープンにして気分爽快。

何気ない普段の生活をちょっと楽しくしてくれる素晴らしいクルマです。

バブル期とは言え、こんなクルマを企画して開発して商品化して売っちゃった、ホンダという会社は本当に面白い会社ですね。
最近、新型ビートの噂を耳にします。期待しています。






じゃあ、もし僕ならどんなクルマを作りたい?
思い切り余談ですが、妄想してみますね。(笑)

シャシーはカーボンコンポジットですね。
少量生産車はコレに限ります。早い・安い・固い!
んで、低予算でやるなら、KTMのX-BOWみたいに幌を付けられないオープンしっぱなしのクルマになって「スパルタン!」とか言い訳しますが、それだと日常の使用に支障有りまくりなので、幌は付けましょう。
幌の仕組みをしっかり造ると構造が複雑で大変なので、エリーゼみたいにAピラーとBピラーの間に折り畳み式の幌を置くタイプも良いかもしれません。これなら安く作れます。

エンジンは何にしましょう?
車重は500kgくらいになるから、100馬力以上は欲しいですね。
高回転まで回して楽しむなら、やっぱりバイクのエンジンでしょう。
1000ccのスーパーバイクエンジンを後ろに搭載して、チェーン駆動。
4気筒の13000rpmシフトは、サーキットでは良いけど街乗りではちとシンドいから、
Vツインあたりの「ドドドド」という低回転タイプも良いんじゃないかな。

チェーン駆動にするとデフの選定に困るのですが、イギリスで売ってるんですよ、チェーン駆動用のデフ。これを使いましょう。
バイクにはバックギヤがないので、バックはモーターでやりましょう。

アップライトは、小型車のナックルを流用します。ブレーキも丸ごと。
ストラット取付部にアッパーアームを取り付ければ、変だけどダブルウィシュボーンになります。

エアコンは必須ですね。
軽自動車のユニットを持ってくれば充分でしょう。

オーディオは要らないかな?
どうしても、と要望あればスピーカーは付けるので、スマートフォンにスピーカーコネクター挿して、スマートフォンをヘッドユニットにすれば良いですよね。

てな感じでいかがでしょう?

ホイールベース 2000mm
トレッド 1600mm
重量 500kg
高さ 980mm
出力 180馬力

小さいスーパーカーの出来上がり。
こういうクルマで生活出来たら楽しいだろうなぁ。

フヂエンでは、いつかはこういうクルマを造れるチカラを身につけたいと考えていますが、
しばらくは無理っぽい(笑)ので、妄想だけにしておきます。
Posted at 2012/09/13 06:40:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年08月03日 イイね!

M01のカウル製作

M01のカウル製作8月13日の富士スピードウェイK4GPに向けてM01のカウル製作が進んでおります。

今日はカウル製作についてご紹介しますね。
M01のカウル製作方法は昔ながらのハンドメイドです。
最近では、CADで図面を書いて、そのデータを元にマスターモデルを削り出す方法が各コンストラクターでは一般的ですが、この方法だと予算がそこそこ必要なのと、2D図面と出来上がりのマスターモデルの形状がイメージと違ったりする事があるので、手間は掛かりますがハンドメイドする事にしました。

まず、フェンダー。
1個の型で4輪全てを作っちゃうというエコなアイデアです。
まず、ベニア板でマスターモデルの背骨となる骨組みを作ります。
それから、発泡ウレタンでザクザクっと大雑把な形状決めます。
そこそこにカタチが決まったら、FRPを1プライ程度貼ってパテ仕上げの土台を固めます。
パテの作業では、表面の平滑度と左右対称性を注意します。本来ならゲージを作って、ゲージをあてがいながら形状をチェックしつつ仕上げて行くのですが、僕の場合、削りながらカタチ変えて行く事がよくあるのでゲージは使いませんでした。



マスターモデルが出来上がったら、離型処理をしてメス型を作ります。
このフェンダーの場合、抜き勾配を取れない部分があるので、中央で型を分割する「割り型」にしました。手間が増えますが、脱型がしやすくなります。

ここまで来て、やっと型が完成。
色んな物を自由に作れるFRPですが、手間がかかるものです。

ここからが最終工程。
型に離型処理をして、ゲルコートを塗布。
ゲルコートが硬化したらガラスマット、ガラスクロスを積層します。

積層した後は一晩置いて、硬化を待ちます。
硬化を確認出来たら、脱型します。
この瞬間は、「上手く行ったかな~?」とドキドキです。



脱型したら、不要な部分をトリミングして完成。
いやぁ手間が掛かります。
でも、モノが出来上がった喜びのほうが大きいので次も頑張れるものです。


次はボンネットです。
ボンネットはちょっと変わった方法で作ります。
量産する予定もないし、型を製作する時間がないので、マスターモデルに積層してしまいます。
この場合、マスターモデルよりも製品が積層分だけ大きくなってしまうので、モデリングの際に注意が必要なのと、積層表面がデコボコしてしまうので、パテによる最終仕上げが必要です。
今日の時点で、ボンネットのマスターモデルが50%程度出来上がっています。
これからどんどん進めますので、進行状況はTwitterで紹介しますので、ぜひご覧ください。

https://twitter.com/mitsurufujii
Posted at 2012/08/03 08:29:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2012年07月18日 イイね!

JOY耐2012


今年も行ってきました、JOY耐。
例年通り、AE86でのエントリー。
ドライバーは、吉田直樹・木下広志・平林正規の3名です。

車は足回りを大きく改良したのでタイムアップが期待されましたが、最低重量規定の変更により30kg近いバラスト積んで走る事になったので、若干のタイムアップに留まりました。
3年やってきて、少しづつですが車は進化しています。

とは言え、N2規定の後輪駆動の2000cc以下のクラスには、
AW11(古いほうのMR2)とか、AE86が複数台おり、どれもこれも速い!
特にエンジンの出力差が強烈で、
「よくそんなにパワー絞り出して7時間持つなぁ」と思うのですが、
きっとたくさんの失敗を重ねた上での技術的ノウハウがあるのでしょう。

ウチの86はエンジン的には、挑戦的な事を全くやっていません。
ハイチューンエンジンの技術ノウハウの蓄積が多く無いので、手堅く行く考えでそうやっていますが、
来年以降、上位進出を目指すのなら、一歩踏み出す必要がありそうです。


予選は50位(80台中)。JOY耐では予選は重要ではありませんので、ここから上位進出を目指します。
レース前シミュレーションで、4回給油でコンスタントに走行すれば、20位~30位に食い込める計算結果が出ました。
つまり、1スティントが1時間以上1時間30分未満になる計算です。
昨年のJOY耐では、1時間10分のスティントで熱中症で医務室送りになってしまいましたので、これは少し心配です。
というワケでドライバーの直樹が、夜なべして特製クールスーツを作って来てくれました。
助手席にクーラーBOXを置いて、その中に氷水を満たして、細いチューブをシャツに張り巡らせて、氷水をポンプで循環させて体幹部を冷やす仕組みです。

これが素晴らしく効果的で、90分のロングスティントを終えたドライバーでも、そりゃ汗だくにはなっていますが、熱中症的な症状は皆無で、
「まだ行けます」
という強気のコメントが出るくらい。


決勝レースでは、給油回数をギリギリ減らして、ピットインを減らす事でポジションアップを狙ったのですが、2時間経過時点で、4速ギヤが無くなる!というトラブルが発生。
昨年も4速が抜けなくなるトラブルが発生していたので、
「またしても!」

どうもルート6のクロスミッションは耐久性に難がありそうです。

今年のトラブルは4速が駆動しないだけで、他のギヤは生きていたので、ミッション交換の40分~50分のロスタイムを考慮すると、4速抜きで走るほうが得策だという事で、そのまま走り続けることにしました。
結果、1ラップあたり7秒~10秒も遅くなってしまいました。
燃費の面ではかなり余裕が生まれましたが、上位進出の可能性は消えました。

その後もドライバーは、エンジンブレーキを使えない不安定な姿勢を強いられる状態で頑張り抜いて、手負いのマシンをゴールに運んでくれました。
各ドライバーとも、自分のスティントで4速抜きの状態で徐々にタイムアップして行ったのが素晴らしい。ギヤが無いなりに考えてトライしていたのです。


7時間走り切り、総合43位、クラス5位。

目標のクラス優勝には全く届かなかったけど、手負いのマシンでもここまで走らせてくれたドライバーに感謝します。



来年も引き続き参戦します。
課題も多く出たので、秋~冬の間にまたマシンを改良して、
来年こそはクラス優勝狙いますよ!



Posted at 2012/07/18 07:45:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年06月05日 イイね!

耐久シーズン到来!

ご無沙汰しております。
かなり久しぶりの更新になってしまいました。すみません。

さて、SFJの鈴鹿クラブマンシリーズは開幕して3レースが終わりました。
あっという間でしたね。
今のところ、ノーポイントで苦しい戦いが続いています。
ドライバーもチームも参戦初年度なので、まだ結果を狙うというよりは、積み重ねの最中ですので、ぼちぼちこれからペースを上げて行きます。

6月に入り、夏のレースの準備が本格化してきました。
フヂエンとしては、

7月のもてぎJOY耐、
7月後半の鈴鹿8耐、
8月半ばのK4GP、

と耐久レースが目白押しな状況です。

JOY耐は、今年もAE86で参戦します!
聞くところによると、今年のJOY耐は新旧ハチロクが多数参戦するらしいので、86関係で盛り上がりそうです。
ウチは3年目ですので、そろそろ結果が欲しい時期です。
N2化で戦闘力はそこそこ向上してるので、トラブルフリーで走りきれば、と期待しています。
その為にも、これからメンテナンス作業を頑張ります!
あとカラーリングも一新!新しいカラーリングにご期待ください。

鈴鹿8耐は、
KTM HAMAGUCHI RACING TEAM
にテクニカルサポートの立場で参戦します。

http://www.ktm-japan.co.jp/pdf/20120530_suzuka8h.pdf

KTMとフヂエンは同じオレンジ色がコーポレートカラーですから、
今年の夏はオレンジ色の夏!と勝手に決めて、
盛り上げて行きます!


最後のK4GPは、
待望のM01で参戦すべく準備中です。
クルマがまだレギュレーションに合致しない部分があるので、対策作業を進めています。
日常業務の合間に作業を進めているので、間に合うかなぁ?(汗)
これはボクのイチバンのお楽しみなクルマなので、楽しみつつじっくりやります。


それから、耐久じゃないですが、7月の1週目は、鈴鹿クラブマンの第4戦があります。
エンジンとリアサスの改良作業を進めているので、マシンポテンシャルはアップするはず。
次は予選何位くらいまで行けるかな?
頑張れ!早川君!!



フヂエンのレース活動は「楽しむ」が第一のテーマですから、
これからレース続きで忙しくて目がつり上がりがちになります。
でも、本来の目的を決して忘れずに、ワイワイガヤガヤ楽しみつつ、
そして苦しみつつ(笑)、やって行きます。

相変わらず、来る者は拒みまず、ですから、工場見学とかクルマ見せて、という方はお気軽にお越しください。
一緒にクルマ趣味を楽しみましょう。

では、今日もガンバってこ~!!
Posted at 2012/06/05 07:41:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2012年02月21日 イイね!

クルマ造りの為に経済を学ぶ!

最近、ツイッターでいちいちつぶやく事が習慣化していて、ブログの更新度が極端に低下しています。
ツイッターで毎日の出来事を小出しにしちゃうものだから、ブログ用に取っておけないのかもしれません。
あと、ツイッターは時間と共に発言がタイムラインを流れ去っていくので、言い放しの気楽さもあります。ブログはずっと残るものだから、適当にやりにくい部分もあります。

さて、でも今日はちょっとしっかり書いてみようと思います。

昨年、SFJ の製作に取り組んでみて、気付いた事がいくつかあります。
もしフヂエンが単独でレーシングカーの開発に取り組んだ場合、足りないものがあります。
まぁ、やる気と根性を除くあらゆるもの全て、とも言えるのですが(笑)、
例えば、金属加工技術とか設計云々の部分は外部専門業者さんにお願いしたり、訓練を重ねる事や勉強する事でどうにかなるとは思うのですが、経済的な部分は自身で解決しないことにはどうにもこうにもなりません。
(銀行に「レーシングカー造るのでお金貸して」と言ったって無理に決まっているし)

まともなSFJを開発してテスト走行まで自前でやろうと思ったら、限界まで節約したとしても1000万円弱の費用が必要になると試算しています。
それが上手く行って量産できて、お客さんが買ってくれたらいくらか回収できるかもしれませんが、速く走れなければプロトタイプで終了です。
極めてリスクの高い投資なんです。
「自信がなければやらなきゃいいじゃん」
その通りです。
でも、挑戦してみたいじゃないですか!

でも、ボクのエゴで会社潰すワケにもいかないので、次にクルマ造るまでに、1000万円程度のお金をドブに捨ててもへっちゃらなフヂエンにせねばなるまい!
と今年はお仕事頑張って強い会社になるべく努力する日々なワケです。


と、今までは貸借対照表や決算表の意味もイマイチ解らないまま適当にやってきたボクが、突然マジメな経営者(見習い)を目指す事になりました。
とりあえず、経営とは何だ?何を勉強すればイイんだ?
じゃあ、良く分からない経済を勉強してみよう
という事で、柄にもなく経済について知ることを始めました。

それがそれが、面白いんですよ。
知り出すと面白い。止まらなくなる。

例えば、今までは景気が悪くてデフレになる、程度にしか考えていませんでしたが、デフレギャップ等のデフレに至るメカニズムを知る事で「もやもや」したものがどんどんクリアになる快感。
新自由主義やケインズ、知れば知るほどに面白い。
サスペンションジオメトリーのメカニズムを知った時の感動に近いですね。

そんな風に、経済や政治の事をより深く知るにつれ、現在の日本の状況が見えてきました。
いや、本当に見えているかは分かりません。
ボクは日本全体を俯瞰できる立場にいませんから。
正確には「今まで(思っていたの)とは違う姿の日本が見えてきた」でしょうか。

今の日本は、財政破綻寸前だとか、少子高齢化で大変、デフレに円高で日本経済に未来はない!などなど、毎日の新聞やTVは国民の不安をあおる事に余念がありません。
まぁ、ある部分は事実でしょうが、ある部分はウソだろうなぁ、と考えています。

例えば、国の借金が1000兆円を超えてエライこっちゃ、借金返すにも不景気で税収増えないし、年金もろもろ支出は増えるばかりだから消費増税や!
という議論がありますが、コレも一部分ウソが含まれています。
国の借金たる国債を購入しているのはほぼ全て日本国内の金融機関であったり、日本国民です。と言う事は、日本国のバランスシート上には、負債(国債)1000兆円でも、資産(現金)も1000兆円なワケで、債務超過にはあたりません。
よく使われる例えですが、ボクがウチの奥さんから100万円の借金をしたとします。
この場合、藤井家全体では負債は増えていませんよね?ボクがその100万円をどう使うか?が問題(笑)なだけで、金融機関から借金をするのとはかなり性格が違います。
日本の借金をEU諸国や米英から借りまくっていたギリシャと同列に議論をするのはやや飛躍が過ぎる、と言っても良いでしょう。

年金や復興の財源が足りないのは、これは事実。
だから何とかしてインカムを増やす必要があるワケですが、増税するのは危険行為です。
デフレ下で増税という政策で「増収」しない、というのは経済学上の定理みたいなモノで、基本の基本、だそうです。
デフレ時は、市場のお金が減ってモノよりもお金の価値が上がってしまっている状態ですから(以前よりも1万円のお金で買えるモノが多くなっていますよね)、資本家にとってはリスクを背負って資金を投資するより、手元に置いておく事が有利に働くワケです。無理に使わなくても良いじゃん、という心理になります。
そんな時に増税をやるとどうなるか?
資本家はさらに投資を控えるだろうし、僕ら一般人は、デフレ下で収入が増えないので投資どころか生活必需品でさえ買い控えするようになります。
結果、税収は減少するワケです。
よく考えると当たり前の事ですよね。
クルマに例えると、空燃比計が17~18を指しているのに、もっと燃料を絞ってしまう、そんな危ない政策なのです。(判り難い例えだ!)

どうやら、経済はもやっとしたカオス理論ではなく、ある部分は数学、ある部分は心理学なので、ボクのようなクルマ馬鹿系エンジニアでも理解できます。

じゃあ、どうしたら良いのか?

政府には(厳密には日本銀行)、貨幣発行権がありますから、これを行使すれば良いのです。
先日、日銀が国債買い取り等によって緩やかにインフレを目指すと発表しました。
これは評価できます。
やっと燃料を増量してくれるみたいな感じです。
でも理論空燃比には届かないようですが。

とまぁ、そんなワケで、日本経済は厳しい局面に置かれていますが、それほど悲観しなくても良いじゃないか、と思います。
まだ有る程度の底力は残っているし、今の問題に対する処方箋も薬もある。
あとは処方するだけ、という状況です。

では次に、日本国の病気に対して薬を選んで処方する「お医者さん」「薬剤師さん」にあたるのが政治家なワケですが、ここに大きな問題を抱えています。

日本の政治家はいったいどうしてこんな体たらくなのか?
あんなに期待して投票した2009総選挙(AKBのじゃないですよ)、民主党政権に変わったら良くなると思っていたのに、どちらかと言うと悪くなってるやん。
立派に掲げていたマニュフェストもほぼ全滅というかズタボロだし。
国会議事堂には、日本中から選りすぐりの英知が結集してるハズなんですが、政局に踊り自己保身に走る、あまり優秀でない人達の集まりにしか見えません。
右の人、左の人、そういうイデオロギー以前に、日本の立法府に勤める職業者として、この国の国益を何と捉え、どこに向かうべきなのか、という極めて基本的なイメージすら持ち合わせていない政治家が多いのだろう、と推測します。

しかし選挙に勝つ事には全力投球して、票の獲得のためには大衆の閉塞感を刺激して、
「構造改革!」「既得権益の解体!」「平成の開国!」
といった、シンプルだけどその目指すモノが意味不明なワンフレーズを連呼して、
で、大衆は「何となく変わりそう」みたいな「雰囲気」「イメージ」で、投票してしまう。ボクはすっかり民主党に惚れこんで投票しちゃいました。(涙)

構造改革にしても、既得権益をぶっ壊すにしても、その先に国が豊かになる戦略があれば良いのですが、ただぶっ壊して大衆の溜飲を下げる事以外に戦略も戦術も無さそうです。

と、まぁそんな事で、政治に関しては絶望的な状況である、と言えます。
期待の「大阪維新の会」にしても、剛腕とディベート力の点で「橋下さん、やってくれるかも」感で期待を寄せる人達が多い様ですが、まだ国政に打って出た後のしっかりとした政策を見せてもらっていないので、ただの「壊し屋」なんじゃないのか?という疑いは拭えません。

「くっそ~!経済の処方箋も薬もあるのに手をこまねいているなんて不甲斐ない!よ~し、次の総選挙は出馬してやろうか!」
と安易に思い付いて奥さんに相談したら、

半笑いで、
「離婚やね」

と言われたので、国を守る前に家庭を守れなくなりそうなので、やめておく事にしました。(笑)

アホな話は置いといて、一介のクルマ屋たるボクが、自分の会社の経営をキッカケに政治&経済を知る事で、いろいろと見えて来るものがあります。
自分の夢であるクルマ造りをやれる会社になる為には、国内外の経済や政治の流れを読み取って、上手くやる事が求められます。
と、同時にもっと大切なのが「目の前の仕事を頑張る」ことです。
経済事情通になっても、目の前の仕事をテキトーにやってたらダメダメですからね。
頑張ります。

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。m(_ _)m

Posted at 2012/02/21 18:17:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「MotorFan 007号! http://cvw.jp/b/518095/39714226/
何シテル?   05/04 19:10
三重県鈴鹿市でフヂイ エンヂニアリングというクルマ屋をやっています。 もともとは真面目な?板金塗装&整備工場だったハズですが、 どんどん大好きなクルマ造...
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