押入れを整理していたら
完全にその存在を忘れていたメーカー不明の謎の車載用ウーファーが出てきました。
こんなでっかいもん、よく存在忘れられてたな・・・・
確か6年近く前に買って、デミオに積んだんですがロクな音鳴らなかった記憶。
まーアンプも無しに鳴らそうとするのがアレなんですけど、単純にスピーカーとしてみてもたぶんゴミだと思います・・・・
だって買い値が3000円ぐらいだったような気がしますしおすし。
しかもシガーソケットタイプの謎の電源線がある・・・・何用だこれ?
まァせっかくあるし試しに繋いでみようかな。
さぁ
今回は恐怖体験アンビリーバボーな話です。
ターボババアてご存知ですか?
かなり知名度の高い「
怖い話」で、昭和から現在に至るまで飽きもせず語り継がれている、
首ちょんソアラと並んでクルマ系の怖い話の中でもとりわけ寿命の長い
ギャグ・・・・もとい、
有名な都市伝説です。
ご存知でない方に一応説明しておきますと
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トンネル内を車で走っていると、突如窓を誰かに叩かれる。
見ると自分の車と並走する老婆がこちらを見ている、というもの。
場所は六甲山とされる場合が多い。
老婆の速度は、最速で時速140キロメートル以上とされる。
車と併走してドライバーを驚かせる以外は危害を加えるなどは無く、無害だとされることが多いが
「目が合うと首が動かなくなり、事故を起こして死んでしまう」というパターンも存在する。
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wiki「ターボばあちゃん」の項より。
つまりターボババアとは
100キロで高速を走る自分の車を猛ダッシュで追い越していく
速度違反者のことで、
自分の足で走っていることが大の自慢な彼女はその雄姿を見てもらいたいために夜な夜な道路を疾走するたいへん自己顕示欲の強い老婆の
アダ名となります。
ちなみに
「ターボ」の部分は地方によって言い方が異なる場合があり
ダッシュババア・ジェットババア・スーパーチャージャーババア・NA大排気量ババアなど色々な呼び名が存在するようです。
(後半は明らかにターボにかけたネタでしょうが、すべってます・・・・)
さて
なんでいきなりこんな話をしたかといいますと
先日、僕の友人が
「ターボババアを見た!」と言うのです。
はいはい、そういうのいいから、お疲れお疲れ。
って感じなんですけど
「本当に見たんだ!」と言ってきかないため、
とりあえず聞くだけ聞いてやることにしました。
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早朝3時頃、彼は釣りに行くため車を走らせてました。
よく、少し遠くまで釣りに行くそうです。
時刻も時刻だけあって、その時走ってた舞鶴道は車がぜんぜんいなくて
前も後ろも対向も、車のライトが一切見えず 真っ暗な中をひとり左車線を走行していました。
眠気覚ましにタバコでも、と窓を少し開けたときでした。
開けた瞬間、
ギュンギュンギュンギュンと奇妙な音が耳に飛び込んできたのです。
え? と思い、横を向くと・・・・
電動車いすに乗った老婆が
自分と併走しているではありませんか!
時速はゆうに140キロを超えています。彼は何も考えずすぐに速度違反を犯す男です。
そのギュンギュンという音は、
速度に耐え切れていないのか車椅子の細い車輪がぎゃんぎゃん喚いてる音だったのです。
な、なんだこれは!
驚いた彼は、とりあえず離れようとアクセルを床まで踏みしきりました。
が、速度を上げても車いす老婆はピッタリくっついてきます。
コロコロがついて自走できるタイプの、吊り下げ方式の点滴がガラガラすごい音で超うるさい。
メーターはついに180キロに到達しました。彼のオンボロミニバンでは非常に恐怖を感じる速度です。
そこへ
「この先対面通行・車線減少」の看板が!
まずい!このままだと
右車線を走るババアとぶつかるのでは!?
と思ったのもつかの間、そんな速度で走ってるもんだから車線減少ゾーンは目の前です。
だめだ、これはぶつかる!と覚悟した瞬間
老婆がいきなりグルッと首を回して彼の方を向き、
ニヤッ・・・・と笑ったかと思うと
車椅子の手元にあったボタンをピッと押しました
途端、
シュゴオオオオオオオオオという猛烈な音とともに
老婆は超加速し、
車線がなくなるギリギリで彼の車の前へ割り込み、あっという間に走り去ってしまったのです!
-
ごめん。すべってるぞ。
聞いてソンした、くだらない話。
大真面目に語るその姿に、半分呆れつつ よくもまぁ真面目な顔して言えるもんだと感心してしまいました。
友人は最後まで「嘘でした」とは言いませんでした。
なかなか強情なやつです。
ですが結構この話は気に入りました。
特に終盤の、ボタンを押して超加速するくだりらへんが個人的にGood
ニトロどころじゃないでしょう、なんですかその車いすは。
どこで拾ってきたネタか気になったので、家に帰ってから調べてみることに。
自走式ターボババアの方が圧倒的な数でしたが、
一応「車いすで勝負をしかけてくるターボババア」は少ないながらもいくつか体験談(?)が見つかりました。
各々、細かい違いはあれど
電動車いすに乗車した老婆が目測200キロ以上のスピードで高速道路や一般幹線道路を疾走する点については共通です。
280PSババア、
ターボババアMk-Ⅱなどとちゃっかり本家と呼びわけされていたあたり
ある程度知られてはいるようです。マジかよ。
なんでも、この話のキモは
ターボババアMk-Ⅱを見ると
少し嬉しいことが起こるとされているところでした。
持病が回復したり、少額ながら
宝くじが当たったり、
友人もその後の釣りではいつもよりよく釣れたそうです。
果ては、
ターボババアMk-Ⅱと併走している間に願い事を三回となえるとそれが叶うとかいう話にまで発展していました。
流れ星的な扱いを受けているターボババアMk-Ⅱですが、
それなら
僕だって遭遇してみたいです。
みんカラやってる人は車に乗ってる時間も長いでしょうから、普通の人よりも遭遇確率は高いでしょう。
皆さんも、いつターボババアMk-Ⅱに出会ってもいいように
常にお願い事は準備しておくべきかもしれませんね。
今回は、そんな
幸せのターボババアのお話。
Posted at 2013/04/26 06:05:01 | |
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