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ナローポルシェといっても実に様々なエンジンがある。デビューは2Lの排気量から始まり、最終の73年のRSでは2.7Lとなった。ガソリンの供給方法はキャブレターもあればメカニカルインジェクションポンプも採用されている。キャブレターの車に憧れタルガを購入したのは5年前。
うちのタルガは70年式だから2.2Lエンジンを搭載する。エンジンの仕様は多少オリジナルから変更されているようだが、ストロークは66ｍｍのショートストロークなのは間違いなさそうである。
僕が66ｍｍストロークエンジンの好きなところはそのフケの鋭さである。2Lエンジンが目覚めるときの排気音といったら・・・シャープでびっくりするほどだ。メカポンはそのリニアな感じが好まれるようだが、キャブレターはアクセルのツキがすばらしい。こればかりは調子のいいナローに乗ってもらわねば分からないだろうが、足の親指に力をわずかに入れるだけで車がクッと押し出される感じである。
5年前はビュンビュン回る感じでもなかったエンジンが、昨年辺りから本当に良く回るようになった。ただ、タルガにはミスマッチといえば・・・ミスマッチなエンジンなのかもしれない。笑