
気温も下がり,ハウス 内最低気温が 3 度まで落ちています。
室内温度も,15 度を切り 13 度程となっています。
時折,警報が出る程の強風や突然の雨等で畑の乾燥は全く進まない状態が続いています。
きゅうりの残渣撤去は終わったものの,乾かずに燃やす事もできていない状態で,何とか圃場を乾かす為に トラクター 成型機で畝立てを行っている際に,膝を ツールバー で打ってしまいまい,何となく毎年恒例になっている年末恒例ごとを更新してしまった。
と,そんな中 [寝 ホン] つまり寝るときに使う ヘッドホン もしくは イヤホン を探していたのです。
以前は,Victor HA-FXC71 を使っていたのですが断線してしまい,手持ちの AKG 141 Monitor / Victor STH-2 / victor HP-D5 から選んでいたのです。
以前は,HP-DX3 / HP-S82F / HP-NC80 / MDR-EX90SL などを持っていたのですが,行方不明になったり片側 ユニット の音が違ったり,売却した為に使用できる状態ではありません。
この中で,AKG 141 Monitor は [耳のせ型] になるので,長時間試聴では耳が痛くなってしまい向きません。
HP-D5 は音源や使用機器,その他の要因によって極端に キツイ ピーク が出たり低音が全く出なかったりして落ち着きが無い ヘッドホン と位置づけているので普段は全く使っていません。
となると,残るは STH-2 のみです。
STH-2 は [耳おおい型] で,装着感は良いです。
そして,STH-2 は古い機種 (1970 年前後) な為か最近の機種とは又違った,少し変わった鳴り方をするのです。
基本の音の出方が異なると言うか,独特な音場を持っており普通の ヘッドホン 出力ではその良さを引き出す事は出来ずにいました。
しかし,最近になって AQUOS PAD SH-08E に STH-2 をつなぎ全体の エージング を進めたところ,STH-2 の意外なその音を聴く事が出来たのです。
意外と言うのは,今まで出た事の無かった STH-2 の低音と高音です。
中域から 10 kHz 位までは結構出ていたのですが,音場感と言う範囲には到達していませんでしたが,SH-08E で鳴る STH-2 はまるで スピーカ でそれを聴いているようなのです。
そこで今回の本題に入ります。
その不思議な鳴り方をする STH-2 に興味を持ち,ユニット を見てみる事にしました。
ユニット を見ると言っても,この ヘッドホン は スピーカ の前に アルミ の音響板と呼ばれる板が全面に付いており,その板に 1 mm に満たない穴が揃って開いているだけなので スピーカ を除く事ができません。
そこで,光のきつい LED ライト を音響板ごしに当て,反射からその ユニット の形状や材質を確認する事にしたのです。
そこで分かったのは,ユニット は コーン 型で,材質はおそらく紙である事。
しかし,この時代の ビクター 製 ヘッドホン は マイラー コーン と記載されているものが殆どで,現に STH-1 は マイラー コーン となっていますし,図解までも検索すると出てくるのでわかります。
しかし,その次に出た STH-2 は ユニット についての説明が全く無いので自分で調べるしか方法が無い事まではわかりました。
となると,手持ちの STH-2 を分解するしか方法はありません。
なぜここまで分解に消極的であったかと言うと,STH-2 のその構造にあり,スピーカ の取り付け方法以前に,音響板 (アルミ 板) が ユニット ケース に真鍮の ピン のようなもので カシメ られているので,分解 = 破壊 になってしまいます。
しかし,カシメ を慎重に外せば再使用可能ですし,最悪何かで代用すれば良いとも考えられます。
と言う訳で分解開始です。
まず,音響板を ユニット ケース から外します。

すると,音響板に スピーカ が又 カシメ で取り付けられているので,これを外すとやっと本命の スピーカ とご対面です。

その スピーカ は,やはり紙 コーン でしたが コーン 形状は少し特殊なものでした。
その マグネット は,アルニコ 内磁型であると思われます。
マグネット の種類による音の差については色々言われていますが,やはり アルニコ の低音は一味あって良いものと思います。
と言うか,アルニコ の ヘッドホン は貴重でしょう。
分解後は,勿論きっちりと組み立て直します。
関係 URL は愛車紹介の Victor STH-2 (ヘッドホン) です。
追記 (平成 25 年 12 月 14 日)
STH-2 は,特に モニター 的な音質と言えますので,好みが分かれやすいと思われます。
JVC HA-MX10-B の店頭試聴機と比べた結果,STH-2 の方が遥かに空間表現と情報量が多く,ソース による音質差も素直に出ています。
HA-MX10-B は モニター と謳っているだけはあって,他の機種とは違った形の音である事は確かで,ジェントル・ソウツ も鳴るには鳴るのですが ソース による違いがあまり出ないのが残念なのと,音の傾向が ビクター として疑問に思ったので パス します。
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2013/12/13 00:29:41