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この日、パジェロミニのインジェクターノズルの清掃をしてみました。


インジェクタ清掃の理由ですが、温度に関係なくエンジンの始動性が少し悪いのと、高回転の伸びが悪いので、インジェクターを外して噴霧状態の点検と簡易清掃をしてみました。
高回転の伸びと、始動性はスパークプラグケーブルも原因なのですが、念のためにインジェクタも点検しておく事にしました。

さて、インジェクタを外す前に燃圧を抜く為、ヒューエルポンプ用コネクタを抜いた状態でエンジンを始動し、自然とエンジンが停止するのを待ちます。
念のためにエンジン停止状態から何度もクラッキングし、燃圧を完全に抜いておきました。

その後、インジェクタの高圧側を外し、デリバリーパイプごとインジェクターをエンジンから取り外しました。


取り外したインジェクタは、中古のヒューエルポンプから直接耐油ホースで繋ぎ、灯油で一つずつ噴霧状態を点検してみました。

結果、No,3のみ3方向霧状噴霧が出来ているのに対して、残り3個は洗浄後も左右方向が綺麗な霧になっていませんでした。
洗浄前は、明らかに噴霧量が足らない個体も数個あり、噴霧方向が悪く灯油がノズル側壁に当たって垂れる分も多く見られました。

インジェクターの洗浄は、インジェクターを何回も駆動し、エアーと三菱農機純正のキャブクリーナーで洗浄。
その後、灯油の高圧噴霧（ヒューエルポンプ直結）状態でインジェクタを何回も駆動して洗い流しました。
それでも噴霧状態の悪い物は、インジェクタ駆動状態で超音波洗浄機（湯＋中性洗剤）に入れ、洗浄。
これで改善はされたものの、ノズル経が見た目に変わっている物もあった為、程度の良い中古品に交換する事にしました。

最終、燃圧をかけた状態でインジェクタの駆動を止め、インジェクタのノズルからの漏れ点検をしましたが、全て漏れ無しでした。

一応、洗浄後のインジェクタを取り付けてテストしましたが、エンジン始動性が若干良くなったのと、高回転が少し回りやすくなった程度の変化でした。
やはり点火系を先に直さないと意味がなさそうです。



この日の画像は、パジェロミニのインジェクター噴霧点検時のものです。
噴霧には、少量の灯油を使用しました。
（燃料を高圧にしていますので、今回のテスト方法はマネしないで下さい。　耐油ホースが抜けたり破裂する危険性があります。）
実際には、特殊工具のインジェクターテストセット等を使用して噴霧状態の点検をしてください。

関連情報URLは、パジェロミニの「インジェクタ点検・清掃」です。