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2013年03月14日

北海道ローカルスキー場9 蘭越町チセヌプリスキー場

北海道ローカルスキー場9 蘭越町チセヌプリスキー場 蘭越町チセヌプリスキー場に行って来ました。片道3時間はかかりました。
場所的にニセコの最も奥ですが、スキー場の名前に「ニセコ」とは付かないんですね。
すぐ隣には露天風呂で有名な雪秩父があり、10年以上前になりますが2~3回入浴したことがあります。設備は相変わらず古いまんまでした。
ここがローカルスキー場かどうか賛否あると思いますが、町営でリフト1本、4時間券が2000円(割引券使用)ということで紹介します。


この日は酷い濃霧で、スキー場に付く前からこんな感じ。


雪山の高さハンパねぇー。
デリカの倍以上ある?


スキー場の駐車場に着きましたが、あまりに霧が酷くて、どっちに行けばリフト乗り場があるのかすらわからず。人に聞いてやっと見つけました。

どうもこのスキー場には畑違いの私の板。にここは深雪を楽しむスキー場で、キャンバースキーでエッジを刻んで滑るところではないようです。たぶんスノボが最高に面白いと思います。スキーなら幅広のフルロッカーが最高だと思います。

たった1本のリフトですが延長が1.2kmほどあり、しかもフード付き高速。但しクワッドではなくペア。ちょっと変わった設備構成です。フードリフトがあるだけで、リゾート感が出ますね。
ただ、この日はリフトに乗っていて、ひとつ前の搬器すら全く見えないほど視界不良でした。


3~40m先は何があるかわかりません。それどころか、立木の無いCコースを滑っていると、焦点を合わせられるものが視界に皆無(ホワイトアウト)で、立っているのも危うい平衡感覚が無くなる状況でした。現に雪面の凹凸が見えないなか、急に1mぐらいの高さの段差に落ちて今年一番の大転倒しました。
写真は寒そうに見えますが、気温は0℃近かったはずで、雪も大して降っていませんでした。


このスキー場の本当の特徴は、林間コース。普通のスキー場のような、林道のコースではなく、本当に林の木の間を滑るのです。濃霧のせいもありますが、どこまでがコースなのかわからない。
ロープやコース案内板がほとんど無く、しかも視界がほとんど効かない悪条件で、知らないうちに行ってはいけないところに迷い込んでしまうような状況でした。

この濃霧の中、しかも独りでシュプールだけを頼りに滑っていると、ブリザード♪ブリザード♪ という音楽が頭の中に流れ始め、「私をスキーに連れてって」の志賀万座ルートを思い出してしまいました。


リフトのおじさんに教えてもらったDコースを行ってみると、もうシュプールだけが頼りでした。誰も居ないし、だんだん笑ってられなくなってくる。


目の前の凹凸だけに注意しながら滑っていくと、シュプールがいつの間にか階段登行跡に変わってる。ヤベッと思ったら霧の中に硫黄の臭がする小さな沼がかすかに見え、行き過ぎたことがわかりました。


階段登行で戻ろうとしてもなかなか上がれず。
スキーを脱ぐと膝まで埋まって更に身動きがとれず。
スキーもなかなか履き直せず。
変なところ歩いたら雪崩を起こして雪ごと沼に落ちそう
誰も通らず。
携帯は圏外。

ほんの10分ほどですが本当に遭難するかと思いました。遭難するかも(したかも)というスリル。
写真を見てもらえればわかると思いますが、とにかくワイルドなスキー場です。
こういうワイルドさは、私が行ったことのあるところでは旭岳ぐらいでしょうか。


理屈っぽい基礎スキーに飽きてきている私のような年代の、次のスキーの楽しみとして、「バックカントリー」があり、定着してきているようですね。このスキー場は「全面バックカントリー」のようなスキー場で、これから期待できそうですが、残念ながら今月で閉鎖になるようです。

来シーズンまでの間に良いスポンサーか、引き受け先が見つかってスキー場の運営が継続されると良いのですが・・・

ホルダー。割れています。もう売り切れているそうで、追加作成する予定も無いとのことで残念だったのですが、予備の古いのを譲っていただきました。割れているのも想い出になりそうです。


4時間弱で16本。本数少なめですが、いつもより距離が長いし、遭難しかけての時間ロスなども。でもとても貴重な体験でした。面白いスキー場です。できることなら天気の良い時にもう一度滑ってみたいスキー場ですが、今月で閉鎖ということで、叶いそうもありません。

■タイプ:林間、深雪
■斜面のバリエーション:★★★★☆
■コースの長さ:★★★★☆
■景色の良さ:濃霧のため不明(たぶん★★★★★)
■ファミリー適用性:★★☆☆☆
■コストパフォーマンス:★★★★★
※あくまで個人的感想です。
 スキー場に求めるものやレベルによって変わると思います。
ブログ一覧 | スキー 2013/14シーズン以前 | スポーツ
Posted at 2013/03/14 00:22:38

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この記事へのコメント

2013年3月15日 12:29
リフトが1本しかないのに、さらにそのリフトがフード付というのも、装備の充実度が凄いですね♪

しかし、ワイルドなスキー場ですね!
その特徴あるスキー場も今シーズンかぎりで閉鎖というのも寂しいですね。

少子高齢化により、若年層でのスキー・スノボ人口が少なくなるなかで、地方のスキー場は特徴を打ち出して集客を図ることが難しくなり、経営を維持していくのが大変なんですね。
コメントへの返答
2013年3月16日 13:53
 リフト1本だけど高速フード付き、メシ食えるとこ無し、リフトのおじさん気さく、雪量豊富でコースがワイルド、山頂付近には「交通安全」の旗がひらめくなど、素でチグハグな感じが魅力のスキー場です(笑)。
 隣には自衛隊のスキー訓練用の施設があり、そちらは恐らく今後も運用されるのだと思います。
 閉鎖を報じた地方新聞の記事によると、北海道の「スキー発祥の地」という、スキー黎明期からの歴史があるスキー場のようです。
 札幌近郊の「オーンズ」スキー場は一旦閉鎖になりましたが、関西の企業が事業を引き継いで営業を続けています。
 その前例に習って宣伝の上手な民間企業が運営に関われば、チセヌプリ特有の歴史やワイルドさをうまく訴求して存続できる魅力を備えているスキー場だと思うので、ぜひ引き受け先が見つかって欲しいものです。

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「どっかから雪集めてきて雪像作ってるけど、雪まつりって地面じゃないね」
何シテル?   01/23 11:20
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