
そろそろ各スキー販売店の2016/2017ニューモデルの早期予約会が始まる時期です。
1年中雪山が忘れられない人にとっては、もう次のシーズンが始まりますね。私もそんなひとりです。
でも今日は、ニューモデルではなく旧車(板)のお話です。
実家の倉庫をゴソゴソしていたら、とっくに処分していたと思っていたスキー板が出てきました。
ウ゛ィンテージまでいかないネオクラシック、スキーのハチマルヒーローといったところでしょうか。
左側の板は小学校高学年、真ん中は中学性の時に使っていたもの。
右端は大学を卒業する年に購入したK2エクストリーム。いい値段でしたが、結構流行った板でしたね。
ファーストスキーは、木の板に両端にネジ止めされた太い鉄?のエッジが付いて、ワイヤー式の金具でした。調べてみると、どうも小樽にあったアジアスキー(アジアイレブン?)というメーカのもののよう。
残念ながらそれはさすがにありませんでしたが、小学校高学年で履いた2本目の板がありました。
ロゴマークのデザインが現在と少し違いますが、このマークはブルーモリスだと思われます。でもどこにもブランドの表記がありません。それどころか生産国の表示(MADE IN ・・・)もなし。
モデル名は RAFARE NEW MARKⅠ でいいのかな?

トップ部は剥離防止なのかアルミっぽい金属がぐるっと回してあり、ジュニア用にしては案外コストがかかってそうな造り。トップ以外もアルミが入っている?
小学生の頃に履いていた板ですが、今履いている板と大して変わらない160cm。
これがブルーモリスだとすれば、このあと国産のスキーを買ったことがありません。
チロリア120。
懐かしすぎます (#^.^#)

学校でスキー授業を受けていた当時、クラスの半分以上はこのビンディングだったような気がします。
当時はビンディングなんて言葉は聞いたことが無く、「金具」 って言ってました。
ステップインの金具のことは 「ワンタッチ」 って言ってました。
ブレーキはありません。
ヒールピースに括りつけられた紐の流れ留めが泣かせます。

解放値は3段階?
ブレーキ付きの金具を履いてるヤツは自慢できる時代でしたね。
中学生になって、いきなりアトミックの板を買ってもらいました。
ATOMIC ACTIVE LITE SERIE 5 DRIVE SE

コスメはメタリックブルーの光沢仕上げ。
こ初めてのメジャーブランドスキーでテンション上がった記憶があります。
でもブルーモリスと違ってトップにアルミが入っていないので、ガリガリ削れて芯材のウッドが見えちゃってます。
中級モデルでしょうが、メイドイン オーストリアが誇らしい。
チロリア160
ようやくブレーキ付き。
脱ぐときには普通と逆でレバーを上げるという、複雑な動きのヒールピースでした。
アトミックとK2の間に、ヘッドのGSセカンドモデルのような板に乗っていましたが、それは処分してしまったようです。2級、1級を受験した思い出の195cmですが、こんな写真しか残っていませんでした。

HEAD RACING CR・・・SR? モデル名が読めない。
キャップスキー(モノコック)も登場していない時代で、当時は一般的にスキー板のサイドウォールは垂直でしたが、このHEADの板はトラペツォイド構造とかいう、センター付近のサイドウォールが斜めで、板の断面が台形状になっている拘りの板でした。エッジが効きそうなイメージに惹かれて購入した覚えがあります。
当時のHEADは今よりも地味なイメージのブランドだったように思いますが、コスメデザインからもそんな雰囲気が漂っていますね。
k2を手に入れた後にも、整地の大回りがメインとなるコンディションの時はこのHEADを履いてました。また、インストラクターのバイトをしたことがありましたが、その時は踏まれても惜しくないレッスン用としても使っていました。恐らく自分の板では最も多い滑走日数、距離を滑った板です。
そしてK2 EXTREAM
これを買った頃は、すでに1級合格していて、一生懸命滑っていた時期です。
ヘッドのGSモデルだと難しい小回りやコブ斜面が上手くなりたいと思って、性格の違うこの板を選んだ記憶がありますが、それにしては長い195cm。当時憧れの2mへの未練が感じられます。
カービングスキーを見慣れた感覚だと、トップが異様に長いですね。よくもこんなもの履いてコブに入って行けたものだと思ってしまいます。

このコスメ、とっても気に入ってました。
エクストリーム用ってことで、長さの割に軽くて操作しやすい反面、ハードバーンの大回りは苦手(高速安定性が低い)な板でした。
ヘッド、K2と、2世代続けてビンディングはMARKERのFDR。
クルマのボンネットのようなデザインが好きでした。

よく見ると MADE IN W GERMANY との表記あり。
東西ドイツの統一前ですね。時代を感じます。
バネ&ROTAMATのヒールピースは見た目がメカニカルで、子供の頃からの憧れでした。
一般的なステップインのビンディングに比べてスキー脱着は手間ですが、軽くていいんですよね。

ヒールピースは分解(バネが外れる)することで作動するので、解放したときは板を履き直すまえに組み立てねばならず、面倒なんですよね。
初めて解放したときは「買ったばかりなのに壊れた!」と勘違いしました。
K2の時代の板は派手なソールが多かったです。

なかでもエクストリームは特に派手でしたね。
K2のあとの板は、自分の手元にあります。

こんな感じで今に至ります。
一度は履いた2m!(DYNASTAR CoupeXJ)
その反動で130cmのミッドスキー(FICSHER radarc SHARK)。・・・これ超カービングスキーです
実家の倉庫からは、ポールもいろいろ出てきました。

自分が使っていたのは真ん中のヤマハと、その右側のトリコロールカラー(ノーブランド)。
右端は弟が小学校に入った時にファーストスキーとセットで使っていたものですが、シナノ!
ヤマハは会社の住所が書いてあります。
手革は本革!

今見ても造りが良さそうな製品です。
リングを交換してグリップをきれいにして子供に持たせようかな。
YAMAHAのストック握ってる子供なんか、いないぞ今どき・・・
これらは退役してから何度となく引っ越ししてるのに、なぜ廃棄を免れているんだろう?
カメラのオールドレンズのように、そろそろ長いオールドスキーが流行るかもしれません。せっかく今まで保存してあるので、もう少し取っておくことにします。特にK2エクストリームやDYNASTERの2mはまだまだ使えそうです。
このブログを 「懐かしい!」 という気持ちでご覧になった貴方は
きっとスキー歴30年以上ですね V(^0^)