また試乗させてもらいました。
今回は、なかなか試乗機会の無かったブランドに乗ることができました。
今回はザラメ~湿雪でした。雪質によって印象が大幅に変わる板もあると思います。
乗り手も乗り手ですし、そんな状況でしたので、是非とも参考になさらないように^_^;
1.HEAD SUPER SHAPE iSpeed
2.MOCU2 DEOUBLE FACE
3.ID-One FR-XP
4.ID-One SR-NSX
5.ROSSIGNOL PURSUIT800Ti
6.SALOMON X-MAX X12
7.SALOMON XDR84Ti
8.ID-One MR-D
試乗その1
試乗その3
試乗その4
1.HEAD SUPER SHAPE iSpeed
163cm 128/72/106 R=13.1 \126,000.-

少し硬いザラメのためか、きちんとグリップしない。
少しザラザラした感触。
自分の手持ちモデル達と似たようなスペックだからか、普通。際立った特徴を感じません。
特にBLLIZARD S-POWER FSと似ています。
きっとゲレンデコンディションのせいだと思います。でも同じコンディションで滑った他のモデルより印象が良くない・・・
重量「感」 軽---○-重
安定性 ★★★★☆
感触 あっさり--○--しっとり 音に例えると カーッ
欲しい度 ★★☆☆☆
2.MOCU2 DEOUBLE FACE
165cm 121/80/106 R=15 ¥83,900.-(板のみ)

乗ってみたかったんですよね~、コレ。
光沢とつや消しの2種類のコスメ。ロット違いだそうで、艶消しが後で製造とのこと。

板の構造は同じだけど光沢のほうには少し重いレンタルビンディングが付いてるとのこと。
軽量が売りのモデル、せっかくなのでより軽いマット仕上げのほうに試乗。
やはりとにかく軽い。
重たい板のドーンと突き進むような安定感は無いけれど、少しぐらい飛ばしても不安はありません。
まずは軽さありき、そのうえで安定性やシャープさを味付けした感じ。
もう少しマッタリ系の乗り味を想像してましたが、意外とスッキリ・シャープな乗り味ですね。
一般的に軽いとカサカサしがちだけど、これは軽いなりのスムーズさ滑らかさがある。
木の板に乗っている感触もわずかに感じられる。
意外とシャープなグリップ力、カービングターンの正確性は予想以上。
ターン前半からトップの接雪点が雪面を正確に捉える感じが特徴的で、ターンの正確性は下手な基礎板より上。
R15ですがフレックスが柔らかいからのか、12~13くらいに感じます。センター80mmはもっさり感はありません。
コンセプトがユニークかつ明確、そしてそれがきちんと乗り味に表現されていると思います。
私のような、気持ちよく滑ることだけを求めているレジャースキーヤーにピッタリです。
170cmまでしかありませんが、もし175cmがあれば一番合うかなぁ
これに慣れてしまうと、その後に履いた他の板がすべて重く感じてしまいますね。
体が覚えてしまう衝撃的な軽さ・・・
重量「感」 軽◎----重
安定性 ★★★★☆
感触 あっさり○--○-しっとり(両方ある) 音に例えると サラーッ
欲しい度 ★★★★★
クルマでいうと、実用性を犠牲にしない軽量化、動力性能はそこそこのRXー8みたいな存在感?
そして今回、望外にもID-Oneがズラリと並んでいます。

ずっとモデルチェンジしていないのか、何年も試乗会に使われていそうな煤けた板もありますが、
道内の試乗会では出会えないと思っていたので、嬉しい。
3.ID-One FR-XP
168cm 116/78/106 R=17 ¥80,000.-板のみ

MOCUの後だと、重たくどっしり系に感じます。でも特に重いわけではないのでしょう。
ターン後半のグリップはけっこう強く、次のターンに向けた足場がしっかり作れますが、そのあとの返りがあまりなく低反発な感じで、センター幅も80あるので、いわゆるデモモデルのようなシャープな切り替えしやビュンと走る感覚はありません。
ID-One初試乗でしたが、思ったほど個性丸出しな感じじゃないんですね。意外と普通というか。
フリーライド系と考えると、至極マジメなライドフィールという気がします。
重量「感」 軽---○-重
安定性 ★★★★☆
感触 あっさり---○ーしっとり 音に例えると ずーん
欲しい度 ★★★☆☆
4.ID-One SR-NSX
168cm 116/78/106 R=17 \85,000.-板のみ

ID-Oneのスローライド系の乗り味にもともと興味ありました。
後で気付きましたが、先に乗ったFR-XPと3サイズやサイドカーブが全く同じなんですね。
コンセプトどおりエッジグリップは緩いのですが、ただの安物スキーや初中級者用の板とはフィーリングが違います。
ライドフィールはどちらかというとどっしり系、というか鈍い感じ。
トップからテールまで均等にズレるというか、コントロールされたズレという感じで、一応カービングはしていると思うのですが、足場になってる雪ごとズレている感じで、ターン自体は丸くできているのではないかと。
スピード出しても、すごく不安、ということはありませんが、踏み込んでも反応が穏やかな分、緊急回避性能は明らかに低いので、混雑したゲレンデで飛ばすのは危険です。
今の自分にはシャープさが物足りないですが、もう少し歳をとって膝や腰の痛みと共存しながらも滑りを楽しみたい、という年齢になったらいいかも、と思いました。
重量「感」 軽---○-重
安定性 ★★☆☆☆
感触 あっさり---○-しっとり 音に例えると ズァーッ
クルマで言えばひと昔前のシャシー性能を欲張ってないクラウン
欲しい度 ★★☆☆☆
5.ROSSIGNOL PURSUIT800Ti
170cm 127/73/109 R=14 \119,000.-

どっしり系で、がっしりグリップ、ID-Oneのスローライドから乗り換えると、目が覚めます!
デモ系トップモデルのようなスーパーカー的乗り味。
そして余計なガサガサした振動がありません。
安心して飛ばせる。
好みのフィーリングです。
でも手持ちのラインナップ、特に同じロシのDEMO ALPHAとキャラがカブります。
重量「感」 軽---○-重
安定性 ★★★★★
感触 あっさり----○しっとり 音に例えると カーッ
欲しい度 ★★★★☆
クルマに例えるとM3やS4などのガッシリ感あるスーパーセダンのイメージ
6.SALOMON X-MAX X12
165cm 120/70/104 R=13 ¥125,000.-

昨シーズンまでの印象としてはかなり軽いのにしっかりグリップして安定性もあるイメージでしたが、今日のやや締まったザラメ~湿雪は苦手なのかなぁ
軽さが仇となったちょっと落ち着かない挙動に感じられました。
例年感心するグリップ感も少し後退した感じ。
軽いといっても、MOCU2を履いた後ではそんなに軽い感じもしない。
今日のコンディションではパッとしませんでした。
重量「感」 軽-○---重
安定性 ★★★☆☆
感触 あっさり○----しっとり
欲しい度 ★★★☆☆
7.SALOMON XDR84Ti
172cm 130/84/113 R=14 ¥95,000.-

乗ったのはセンター幅]84mm、オレンジのビンディングのほう。
サロモンっぽい、若干プラスチックぽさのあるライドフィール「安定のオールラウンド」といった乗り味。
今日の雪だと少しテール寄りに加重するといい感じで普通にカービングできました。
もの凄くドーンと安定しているわけではありませんが、必要充分な安定性はあります。
パウダーは試せていないのでわかりませんが、トップに硬さを感じないからそれなりに滑りやすいと思われます。
重量「感」 軽-○---重
安定性 ★★★★☆
感触 あっさり-○---しっとり
クルマに例えると、どこでもこなせてしまうXVみたいなキャラ
欲しい度 ★★★☆☆
8.ID-One MR-D
166cm 95/63!/85 R=20 \75,000.-板のみ

初めてモーグル板に乗ってみました。興味本位で。
ただのひと昔前の長板時代のような感じ。
カービングっぽいターンができなくもないのですが、今日の雪だと踏み込み過ぎると足場を失います。
コブに入ってみましたが、モーグルモデルがどうのこうのという以前に、自分の技術の未熟さに愕然とするのでした。あまりにも滑れない。以前はもう少しマシじゃなかったかい?と思います。
きっと、コブに対してスキーを縦に入れていける人じゃないと、この板の能力は引き出せないんでしょうね。
どこがコブに特化した仕様なのか、私では全く理解不能でした。
重量「感」 軽-○---重
安定性 ★☆☆☆☆
感触 あっさり○----しっとり 音に例えると カーッ
欲しい度 ☆☆☆☆☆(板のせいじゃありません。乗り手の問題)