
XEBIOさんの試乗会に参加させていただきました。
この日の国際、朝のうちは固めの圧雪バーン
昼ちかくになると、日差しでザラメ~シャバ雪
だんだん荒れてナチュラルバーンに
そんなコンディションで、アラフィフ中級レジャースキーヤーが滑ってみた感想を書き出してみます。
◆BLUEMORIS G-POTION
◆BLUEMORIS M-POTION
◆VOLKL M6 Mantra
◆VOLKL REVOLT96
◆LINE CHRONIC
◆K2 RECKONAR92
◆OGASAKA E-TURN9.8
◆OGASAKA KEO'S KS-PS +FM585
◆SALOMON ADDIKT PRO +Z12GW F80
◆SALOMON ADDIKT +Z12GW F80
◆OGASAKA TC-MB +SR585
◆ATOMIC Q9i REVO+ X12GW
◆BLUEMORIS G-POTION 108-65-88 178cm R21.1

朝の硬いうちにレース板に乗ってみようかと、ブルモリのGS。
普通にGSらしく落着きがあって、優雅(なイメージ)で滑る感じに。
ただ、この日のコンディションだと自分のアラが露わに(;´Д`)
特に右ターン左外足、ガリガリだとグリップさせされず。
以前に試乗した時もそうですが、際立つ特徴、クセが無い感じです。
しっとりでもカチカチでもなく、乗り味も中庸。
どうせGSを履くならもうワンサイズ長い183cm R23かな、と思いました。
安定感 ★★★★☆
重さ感 重-○---軽
ライドフィール ウェット--○--ドライ
ターンの感触 マイルド--○--シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★★☆
◆BLUEMORIS M-POTION 115-70-100 168cm R16

シンプルデザインは好感持てますが、どのモデルも共通のデザインと色使いなので、テールを見て確認しないとどのモデルかわかりません。
プレートのせいか足元のグリップが強くガッシリ。
短い分、先に履いたG-POTIONより板自体が硬く感じることもあるのかも。
ドライ系乗り味。
角付け量や加重で調整はできるものの、サイドカーブなりに曲がらされる感あり、ずらしにくさも。その辺はエッジチューニングの問題でしょうかね。
小賀坂のイメージがある大川奈々さんの登場する動画、最近はブル―モリスを履いて登場されています。鞍替えされたようですね。
安定感 ★★★★☆
重さ感 重-○---軽
ライドフィール ウェット----○ドライ
ターンの感触 マイルド----○シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★☆☆
◆VOLKL M6 Mantra 135-96-119 177cm R30-18-24

こうじ@ODYSSAYさんが気になっているという板に乗ってみました。
複合ラディウスなんですね。
カラカラドライに微かにメタルのしっとり感が加わったような乗り味。
やや重くて強いファット。
踏み込んだときファットとしてはかなりシャープなエッジの切れ味が印象的。
トップロッカーで少しバタバタしますが、この太さの板としてはグリップ中の安定感が高くグリップ自体も強め、でもズラしもできそう。
硬いところで叩かれたのは腕の問題か。
小回りリズムは自分には厳しかったです。
しっかりめな造りはゲレンデでは心強いが、自分の腕前で深雪のツリーランでコントロールできるのかちょっと心配。
安定感 ★★★★☆
重さ感 重-○---軽
ライドフィール ウェット---○-ドライ
ターンの感触 マイルド----○シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★★☆
◆VOLKL REVOLT96 123-96-117 173cm R20-17-?

パーク用、畑違い
硬いゲレンデでは楽しくないけど、そこそこ滑れる軽いしなやかさ、グリップよりズラしやすさ(パーク用だから当たり前)。
パウダーコンディションやツリーランとの相性は良さげな予感
軽くてでも振動抑えてある感じですが、ライドフィールはあんまり好きじゃありません(良し悪しじゃなくて完全に好みの話)。
安定感 ★★☆☆☆ パーク用だから安定感より操作性
重さ感 重---○-軽
ライドフィール ウェット--?--ドライ
ターンの感触 マイルド-○---シャープ
個人的価値観での欲しい度★☆☆☆☆板のジャンルと自分の滑走スタイルが合ってないという意味で、スキーが悪いわけじゃありません
◆LINE CHRONIC 123-94-117 178cm R16.3

またパーク用。
最近ヴェクターグライドでも見かける、サイド部の板の厚みが薄くなっている構造、
SAKANAなんかと共通するしなやか系LINE特有のエッジの感触の良さ。これってかなり特徴的ですよね。
基礎系小回りできちゃうエッジのかかりとズラしやすさの両立、リズムの掴みやすい返り、なかなか自由度高くコントロールしやすそう。
しなやかな感じは、パウダーコンディションも良さげな予感。
パークに入らなくてもいろんなコンディションで活かせそう。
今回いちばん気になったモデル、欲しいです、これは。
問題は、飛ぶ人と思われてしまう賑やかデザインを着こなせるのか
安定感 ★★★★☆
重さ感 重--○--軽
ライドフィール ウェット--?--ドライ
ターンの感触 マイルド---○-シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★★★
◆K2 RECKONAR92 124-92-114 169cm R16.9

昨年の試乗時ほどピョンピョン返ってこない感じで、ビビっときませんでしたが、コントロールしやすい印象はあります。
安定感より奔放さ。でも必要なグリップあります。
CHRONICの後に乗ったのでも一つパッとしない印象。去年はすごく良いと思ったのに。
今回の試乗ではいかにもパーク板らしい感じ。そっち系のスキーヤーにはけっこう良い板なのかもです。
自分がパウダーコンディションで使うなら、せめてあと4~5㎝長さが欲しい。
安定感 ★★☆☆☆
重さ感 重---○-軽
ライドフィール ウェット---○-ドライ
ターンの感触 マイルド-○---シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★☆☆
◆OGASAKA E-TURN9.8 136-98-120 172cm R16.9

以前ほどビビっとこないけど、太さのわりに整地が滑りやすいのは相変わらず。
硬すぎないのでパウダーもそつなくこなせそう。
ファットとしては短い172cm、以前乗ったもう少し長いほうが良い印象。
ファットスキーなのに、そこはかとなくマジメな感じが漂ってる気がするのは先入観か?
所有すれば気に入って履けそうですが、今回乗った中での好みはLINEかな
CHRONIC>E-TURN9.8>=RECKONAR92>REVOLT96
安定感 ★★★★☆
重さ感 重---○-軽
ライドフィール ウェット-○---ドライ
ターンの感触 マイルド-○---シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★★☆
◆OGASAKA KEO'S KS-PS +FM585 118-68.5-101 165cm R13.8

以前のKEO'Sよりショートターン寄りになったとのこと。
KEO'Sの上位モデルということで、重くて張りあってグリップ強い・・・これはTCですか?
TCよりもウェットさが無くダイレクトな感じはプレートのせいでしょうか。
以前は活き活き楽しく滑れるKEO'Sもありましたが、今回の「練習しなきゃ」と思わされるのは先入観?
自分が考えるスキーの魅力=自由さ奔放さが抑え込まれ、滑り方をスキーに決められてしまう印象。
この板から要求される滑りを突き詰めると、その型にハマった滑り方しかできなくなってしまうような予感も。
基礎スキーを学びたい・上達したい・プライズ検定受けたい・マスターズ技術選に出たい・・・・・そうした技術志向の人には良いのでしょうけど、私のような自由に滑りたいレジャースキーヤーには近づき難い気難しさ。
ある意味、オガサカらしさ全開なモデルに感じました。
硬いプレート、私はあまり好きじゃないかもしれません。レジャースキーヤーには要らない?
安定感 ★★★★★
重さ感 重○----軽
ライドフィール ウェット---○-ドライ
ターンの感触 マイルド----○シャープ
個人的価値観での欲しい度★★☆☆☆ 板のコンセプトに自分が合ってないという意味で
◆SALOMON ADDIKT PRO +Z12GW F80 120-66-104 163cm R12

来季の話題になりそうなSALOMONの新シリーズの「PRO」のほう。
切り欠きのあるテールや、リサイクル材料の使用を表現しているというサイドウォールが目を引きます。
163cmは自分には短かすぎて軽すぎ。
軽い割に張りが強く、薄くてツヤツヤして硬い、そんなライドフィールは、自分の中ではKEI-SKI(特にEZO83)を思い出します。
角付けするとスッと食いついてイージーターン
グリップしてればそれなりに安定感はありますが、この日のようなシャバ雪のナチュラルバーンだと、軽量なぶん凹凸には煽られます。
軽い・イージー=ラクという狙いでしょうけど、そう単純なものでもなく、長時間滑ると疲れそう。
好きかと言われると・・・
エッジのシャープさは違いますが、そこはかとなくUNITYを思いだしたりも。白いからかな?(笑)
安定感 ★★★★☆
重さ感 重----○軽
ライドフィール ウェット---○-ドライ
ターンの感触 マイルド---○-シャープ
個人的価値観での欲しい度★★☆☆☆ 板のコンセプトに自分が合ってないという意味で
◆SALOMON ADDIKT +Z12GW F80 123-72-103 170cm R14

ADDIKTの「PRO」が付かないモデル
私には長さはこっちですね。
軽い張りある感じ、薄くてツヤツヤ感あるライドフィールはPROと同じですが、長さの違いで落ち着きは出ます。
でも少しマイルドな分、硬いとこで叩かれたりシャバの固まりに飛ばされ気味だったり。
グリップしていれば安定感はあります。
もし自分が所有したら、K2 Velocityの後継機としてそれなりに出番があると思いますが、積極的に欲しいかと言われると・・・
安定感 ★★★☆☆
重さ感 重----○軽
ライドフィール ウェット---○-ドライ
ターンの感触 マイルド---○-シャープ
個人的価値観での欲しい度★★☆☆☆
◆OGASAKA TC-MB +SR585 111-67-94 172cm R18.1

重く張りかなりあって、GSのように安定感抜群。
しっとり・ハードの中間、凹凸を均しながら突き進む強さあり。
ナチュラルバーンでもライントレース性が優れていてターン弧が乱れにくいです。
落ち着きと鋭さがあり、レジャースキーヤーとしても疲れ知らずで優雅なロングクルージングに活用できそう。
KEO'S KS-PSよりは多少はユーザフレンドリー
もっと体重やパワーがある人ならしなやかさを引き出せるかもしれませんが、自分には硬いかな、小回りリズムでのターンは困難でした。
安定感 ★★★★★
重さ感 重○----軽
ライドフィール ウェット--○--ドライ
ターンの感触 マイルド----○シャープ
個人的価値観での欲しい度★★★★☆
◆ATOMIC Q9i REVO+ X12GW 125.5-75-110 168cm R13.5

軽め薄めな乗り味で、シャバ雪の凹凸に煽られやすい印象。
シャープさはありますが、基礎板としては切り返しが遅いセンター幅太いデメリットを感じます。
やや太でオールラウンド性を狙ったモデルでしょうけど、印象が薄くて中途半端感が否めません。
安定感 ★★★☆☆
重さ感 重---○-軽
ライドフィール ウェット---○-ドライ
ターンの感触 マイルド---○-シャープ
個人的価値観での欲しい度★★☆☆☆
80mm台のオールラウンド機を物色するために試乗会に参加しているのですが、各試乗会とも80mm台の試乗機が少なめ、結果的に90mm台をたくさん試させてもらい、いくつかいいなぁと思ったのがありました。
でも、汎用性の高さが気に入っているHEAD POWER INSTINCT Ti Pro(82mm)の後継機探しという観点では、今期もビビッとくるモデルには出会えませんでした。
過去に試乗したものでいうと、MOCU2 DOUBLE FACEが理想に近く、センター85、173cmぐらいのディメンションで発売されればなぁ、というところです。