
ついにこの日がやってきました!
ヘリスキーはもちろんですが、
ヘリコプター自体が初めて♡
WAKU💗WAKU & DOKI💓DOKI
幾つかあるクイーンズタウン発のヘリスキーの中で、「サザンレイクス ヘリスキー」に参加しました。
筋肉痛(というか太腿肉離れ)や肩・肋骨負傷など満身創痍な状態で、滑りきれるか一抹の不安が・・・
とりあえず控えめの4ランで申し込み、調子がよければ途中でエキストララン2本追加するということでスタートです。
まずはこんなトランスポータで、2時間ほど移動


途中、雪が緩むのを待つため、ワナカ近くのカフェで30分くらい休憩
着いたのはワナカ湖のほとりにある空き地?
対岸の雪山で滑ることになります

この場所でスキーブーツを履き、雪崩が発生した場合の行動、ビーコンの使い方などの説明を受けながらヘリを待ちます。

自分のグループは、ヘリ3~4レベル(中上級)とのことで、客はオーストラリア人2人組と私の3名、そしてガイドが2名というメンバー構成です。
何本か滑ったところでのヘリ待ち
ヘリハドルと呼ばれる、片膝着いて頭を下げた姿勢で待ちます。
顔を上げると、目の前30㎝ほどのところにヘリの足やスキーキャリアがあります 近ぇ(;^ω^)
ヘリって怖いかも? って思ってましたが、全然そんなことない
最初のフライトは10分くらい、その後はわずか2~3分です。

改めて写真や動画で見ると、降ろされる所ってなかなかな場所
ダウンブローを浴びながらヘリを見送り
ヘリから降りるたびにサザンアルプスの絶景が広がります

やや広角なレンズですが、景色がぜんぜん入りきりません~

この日は山頂でも風が無く、空は青く、完璧な天気でした。
ゲレンデスキーとは異なる眺め、静寂です
滑る前はパウダーじゃなくて残念と思いましたが、ぜんぜん残念じゃありませんでした。
超気持ちよいサァーッて鳴るザラメ・・・コーンスノーとかスプリングコーン っていうらしいです。
レンタルのロシのファットスキーと雪質の相性も良く、独特の気持ちよさ&滑りやすさでした。
ところどころ日が当たってないカッチカチの部分があって焦りますが(*_*;
フロントビュー
ヘルメットマウントでのリアビュー
ガイドさんにGoProを渡して撮っていただいたりも(特別に!)
滑っていると、けっこう起伏によるブラインド部分があり、岩の露出や鋭利な植物、想像以上の斜度変化や段差が隠れていることもあるバックカントリーです。

もう少しスピード出してみたかったのですが、なにせひどい筋肉痛(後日、太腿の肉離れと判明)で小回りや急停止ができない脚、安全を確保するとこれくらいののんびりペースがいいところでした。
雪が薄くなる標高まで滑り降りて1ラン終え、こんな場所でヘリを待ちます。

雪が薄い場所には、キャベッジツリーという植物が点在してます。
アロエみたいなものかと思ったら・・・

とても硬くて鋭く、ウェアを貫通して刺さるそうす。
ターンをミスって接触しないように注意 (゚Д゚;)
別のグループをヘリがピックアップするところ
山の斜面ですが、スコップを使って雪でチョチョッと平らな足場を作り、そこにヘリが着陸します
ローターが斜面に接触したり、ヘリが傾いたらエラいことですが・・・
日本だとこういう安全マージンの少ないことはやらない気がしますネ

4本滑り、こんな斜面を降りてきたところでランチ

右太腿がパンパンでしたが、フラットで柔らかいザラメ雪は、ズラしながらスピードコントロールすれば、それほど筋力を消費せずに滑れそう。
せっかくの機会、午後からも追加で2ラン行くことにしました。
ガイドさんに撮っていただいて購入した写真
(Blog使用許可いただきました)

気持ちよく滑りつつも、常に雪崩を意識しています。可能性はかなり低いそうですが。
6本滑り終わって、帰りのヘリの中から

まったく風が無く、鏡ワナカ湖になってました

段差を見誤って1度転倒しましたが、事故もケガもなく無事に帰還
あぁ~楽しかった
滑走距離は意外と短い12km

最高速度はヘリの速度ですね
これが無かったら、どこに連れていかれたのかわからなかった・・・

引きで

どうやら、ミナレッツ・ステーションという山に連れて行ってもらったようです。
TrackデータをGoogleEarthに乗せてみました

どんなとこを滑ったのか俯瞰できておもしろい ^^)
ジグザグしてるところが滑走軌跡、直線的な部分はヘリ移動の軌跡です
今回履いていたスキーは、レンタルのファットスキー、ロシのExperience100という板。

希望の長さ(180cm程度)とセンター幅(100-110mm程度)で候補を絞り、他の板より軽いのと、自分も持っているロシのファットということでセレクト。
地味だしけっこう年季入ってますが、新しいのは長さが足りなかったり、他ブランドの板は重かったり。
初めて履く板でいきなりバックカントリーに行くわけで、少し大げさに言えば命を預けるのだから、冒険の選択はできません。ましてや非常に足が弱った状態。

最近のファットスキーと比べると、見た感じトップのロッカー具合は控えめです。
実際滑ってみると、トップからテールまで長さ全体で、今日のザラメを優しく捉えてくれて、グリップもズラしも自在、とても滑りやすくコントローラブルな板でした。
選んで正解
クイーンズタウン発では3社あるヘリスキー、当初はマウントクックでのヘリスキーを考えていましたが、催行条件に関していろいろあって、サザンレイクスのヘリスキーに参加することになりました。
同社には日本人ガイドさんがいらっしゃいます。
ニュージーランドの雪が無くなると(日本が冬になると)北海道に帰られるとのことで、共通の話題もあり、大変親しくお話させていただき、また写真や動画をたくさん撮っていただくなど、大変よくしていただきました(ちょっと特別待遇?)。
Southern Lakes Heliski for JapaneseさんのFacebookにも、私の姿を何枚か使っていただきました (^^)v
好天やガイドさんとの出会いに恵まれてのヘリスキー、生涯でも屈指の素晴らし一日になりました。
ニュージーランドへ滑りに行くなら、ヘリスキーは外せないと痛感。
これをやらないと、NZまで行ってスキーする意味が無いのでは?とさえ思いました。
サザンレイクス ヘリスキー 最高です!
※通常、日本人参加者が1名だけだと、日本人ガイドは付いてもらえないそうですが、今回は諸条件が重なって、たまたま同行いただくことができ幸運でした。ヘリスキーは天候や参加人数などの条件により催行そのものが不安定ですし、参加者のレベルによってグルーピング(人の組み合わせ)も変わるようなので、もし参加される際には事前にその辺を確認されたほうが宜しいと思います。
いい経験させてもらいました。
あぁ、いつかまたやってみたい (^'^)