
スキーシーズンが終わってまだ1カ月ほどですが、この週末から来シーズンのスキー道具の予約会が始まりました。
最近、ICI石井スポーツ → Mt.石井スポーツとなぜか名前が変わったり、ヨドバシカメラに買収されるなど、経営環境が変化してると思われる石井スポーツさんですが、カスタムフェアは例年通りの雰囲気で開催されるようです。
行きやすい場所なので、土曜日も日曜日も2日続けて行ってみることに(^^;
メインは日曜日、じっとしてると少し肌寒く感じるひんやりした空気の中のんびりペダルを漕いで

スキー
馬鹿マニアの祭典へ。
本日合流したスキー
馬鹿マニアはおなじみのメンバー
jin@wishさん kitakazeさん otsu☆さん
このイベント、雲の上の存在といえる、何度も日本一になった人や、世界を転戦している(or いた)ようなスーパースキーヤーが、(こう言っては失礼かもしれませんが)会場内にうようよいらっしゃって、

そんなスーパースキーヤーの方々が膝まづいてブーツの試し履きを手伝ってくれたりするのです。
またそうした方々のトークショーも開催され、
興味深く聞かせていただきました。

佐々木明さん

北海道出身のベテラン(左)と若手(右)の技術選プレーヤーの皆さま
今年の技術選の優勝者である武田竜さんからは、トークショー観覧者ひとりひとりに手渡しでこんなノベルティ(クリアフォルダ)が配られました。

大回りで外腕を変に高く上げ過ぎない武田竜さんのストックワーク、とても格好よくみえます。
最近、基礎スキーヤーの間で話題となっている「チーム金閣寺」

MURAKINさん(村上祐介さん)
と
MOMOKINさん(百瀬純平さん)

いつもの動画では緩くて面白いのに、
ステージ上では緊張されていたのか、
トークはもひとつでした、残念(笑)
ワールドカップを転戦しているアルペンレーサーのトークショーも聞きました。
トップレベルのスキーヤーの皆さんの生トークがたくさん聞けるのが、このイベントの素晴らしいところですね。
トークの合間に商品を見回る、自分はそんな感じです。

真っ赤なアトミック

FACTIONはこのイベントでは初めてのような。

VOILEも見たこと無い
和柄が目立つwa-pan。試乗記すらあまり見たことが無い・・・

ちょっと日本人には勇気が要りますね。
これでパークで遊んでる人もいるそうです。

good schiも初めて見る気がします。
スキー道具の祭典での花形は板。でももうこれ以上板は増やせません。
ブーツが4シーズン経過したため、次の候補について少し考え始めていて、バックカントリーへの発展性を持つ、ハイブリッドブーツに関心があります。
ハイブリッドブーツとは、普通のアルペンビンディングだけでなく、ハイクアップ時に踵がフリーになるピンビンディング(テックビンディング)にも対応できるスキーブーツです。
見かけ上の特徴として、つま先側はピンを受け止めるためにコバの両サイドに金属の窪みがついてたり、ハイクアップ時に足首の可動範囲を大きくするウォークモードを備えていたりします。
とはいえ当面はゲレンデがメインなので、デモ系アルペンブーツに近いカッチリ感も求めたく、フレックス130(硬め)のモデルを中心に、いくつか気になるモデルを試履きさせていただきました。
1.TECNICA COCHISE 130 DYN

現在TECNICAを履いてることもあり、本命視してる製品のひとつ。
そんなこともあり、ピッタリかと思いきや、そうでもない(´;ω;`)
踵から上は良いけど、つま先側に遊びが。
2.NORDICA STRIDER 130 PRO DYN

TECNICAとNORDICAはグループながら、ブーツの造りは別もの。
自分的にあまり認知してなかったモデルで、色使いも好みではありませんが、履いてみたらすごく良いです。
フカッとした優しめインナーで快適そうだし、自分の足にもよくフィット。
そしてシェルはデモ系ブーツ並みのしっかり感。今まで先入観でNORDICAは合わない気がして履いたことないけど、これはビビッときました。
これを試履きしてる間、テレビ出演されているスキーヤーの方からバックカントリーのお話を伺ってました。よりBCに興味が湧いてきます。
3.FISCHER RNG FREE 130 WARK DYN

「レースブーツ並み」との前評判を聞いていて、自分的には最も期待値の高い製品。
従来のスキーブーツとは異なる新素材感で、驚きの軽さ。
期待して足を入れてみました。
ちょっと合わないかなぁ・・・残念
4.DALBELLO LUPO 130 C

これは、インナーブーツに紐があったり、一番下のバックルが逆だったり、ウォークモード時に甲~脛のパネルを外したりと、凝り過ぎてて扱いが大変そう。
でもそのぶんウォークモード時の前後の可動角度は試し履きしたなかで最大かも。
フレックスもかなり硬く、ほとんど撓まず、しっかりし過ぎかも。
まぁまぁ足には合う感じで、心もくすぐられますが、メカニズムも履き心地もかなりのマニアックさ。
5.LANGE XT FREE 130 LV(左端の黄緑)
6.ROSSIGNOL ALL TRACK 120(左から3足目のくすんだブルー)

足に合うサイズのサンプルが無かったけど、フィーリングだけでも確かめようと、足は入れてみました。
この2モデルは、造りが同じなのか、履き心地は似てました。
LANGEは好きなんですが、いまいちフィットする感覚が得られませんでした。残念。
7.HEAD KORE1

これはFISCHERと同じ新素材感で、やはりビックリの軽さ。
そしてフィット感も良く踵より前はしっかり感も高い!
ただ、130の割にタング部分の剛性が低く(柔らかく)、脛が前に動かせすぎる感じ。不整地だけならいいかもしれないけど、硬い板履いて高速ロングターンだと怖いかも。
フィット感抜群なので、惜しい・・・
8.K2 MINDBENDER 130

来期からの新シリーズ。
フィットしきらない感じ。
ギュウギュウと音が五月蠅いかも。
ウォークモードのレバーは大きくて使いやすそう。
9.Full Tilt ASCENDANT

ライケル時代を含めて、足を入れたのは初めてかも。
履こうとして上から見た景色は

グッときますね~
優しく、でもしっかりぎゅっと抱きしめられる感覚
(⋈◍>◡<◍)。✧♡

DALBELLOと同じく、これも甲から脛にかけてのパネルが外れたり、インナーに紐があったりと、取り扱いが大変そう。
でも、見た目と履き心地、マニアックさには心惹かれます~
いいです、コレ。
ハイブリッドブーツは、HEADとNORDICA以外は全般的につま先側の高さに遊びがありました。
ハイクアップしたりするブーツだとそういうものなのかもしれませんが、私は「アルペンブーツに近いカッチリ感」も欲しいところです。
そういった観点で最もしっくりきたNo.1はノルディカでした。
2番手はFT、HEAD、DALBELLO 辺り、そんな感じでした。
これだけ履き比べてみると、ブーツにもそれぞれ個性がありますね~
会場の入り口近くにあった海外スキーのツアー会社ブースでは、一昨年の
ニュージーランド行きで、羽田の出国&オークランドでの入国手続きでお世話になったツアーのガイドさんにお会いできました。
また帰り際の駐車場では、自分の人生の中でも屈指の素晴らしい1日
(NZでのヘリスキー)をナビゲートしてくださったSouthern Lakes Heliskiのガイドさんともバッタリ。

2年前に10,000kmも離れたクイーンズタウンの街で夕食をご一緒して以来の感動の再開 (^^;
自宅がけっこうなご近所さんで、日本の冬は北海道で滑られていることは知っていましたが、日本で、というか北半球では初めてお会いしました。
雲の上のスーパースキーヤーや、お世話になった人、普段から一緒に滑っている仲間など、カスタムフェアはスキーでつながる様々な人と交流できるいい機会ですね。
帰りも涼し気なサイクリングロードを伝って、

頭と体をクールダウンしながら帰宅したのでした。
次のシーズンまでまだ5カ月以上ありますが、会場内は夏でも雪山のことを考えているスキー
馬鹿マニアの熱気がありました。
さんざん楽しんだり迷ったりしながらも、結局オーダーに至ったのはワックスだけとなってしまいました( ̄▽ ̄;)
ごめんなさい・・・