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今日は、事故車のお話。

８月下旬にオカマを掘られたエボ５です。

青信号で発進後、前の車が停止。
当然、この車もすぐに停止。
ところが、後続車はアクセル全開のまま追突したそうです。

後続車の運転手さんは、前じゃなくて手のひらの物を見ていたそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
追突事故なので、過失割合は１００：０
オーナーさんに金銭的負担はありません。

画像では、たいした事無さそうですが、ちょうどフレーム部分がぶつかったみたいで…

画像中央部分のフロアーが盛り上がっているのが解りますか？
この部分に、リヤフレームが有ります。
フロアーは、錆びている物が曲がったので修理不能で交換です。

フロアーを剥したら、フレームが曲がった理由が解りました。

ちょうど、盛り上がっていた部分の下側です。
衝撃で錆が落ちたのか？大穴が開いてます。

そしてもう１け所

リヤメンバーのつけ根の前方にクラックが！

メンバー降ろして、錆を落としたら！！

こんな状態…

こりゃぁ潰れますよ。
身が無いですから。

この部分、フレームなので部品が出ません。
部品交換できないので、当て板補強です。

当て板を作って溶接します。
知っている人は、意外と少ないですが、錆びには溶接できません。
なので錆びてる部分を削り落とすと、最初の当て板じゃ小さくて…さらに当て板を作ることに

そんな修理をしていたら、２ケ月近く掛かりました。

先日、やっと納車しましたが…保険会社さんとは未だに、協定できていません。

「請求額が高すぎる！！」そうです。

デモね、保険屋さんは、見積りソフト(アウダ)で計算しています。
当然ですが、錆び修理手当てなどありません。
その部分は、見積り担当アジャスターの気持ち次第。

このエボ５の仕事は、半分は事故修理では無いですよ。

無いものを作ってますからね。

レストアと言っても良いかもしれません。

「錆びてる車にぶつかった契約者(加害者)が悪いんだから仕方ないでしょう」と言っては見た物の…
相手は、値切る気バリバリ。

そんなんで、まだ協定できてない訳です。

外注仕事で儲からない上に、部品代は立替等払いで、厳しい状況にさらされています。


でもね皆さん、それだけじゃないんですよ。

「当店のパターン」知ってますか？

以前もこのブログに書きましたが…

なぜか？同じような仕事が続きます。


またもや、信号で追突。

なので、過失割合は１００：０
オーナーさんに金銭的負担はありません。

デモね、俺には…厳しい

この車もかなり錆びてるし


また、保険屋さんとバトルだな。