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2018年07月08日 イイね!

―86 GRを、観察する。

―86 GRを、観察する。

こんばんは。

今回のブログは、「観察録」シリーズ。

2台目を飾る車は、こちら。
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TOYOTA 86 GRです。

「86 GR」は、「TOYOTA GAZOO Racing」が86をベースに足回り・シャシー系を中心に仕立て上げられた、「メーカー謹製の86のコンプリートカー」。主な特徴は以下の通り。
・2016年に100台限定で販売された「86 GRMN」を基に開発されたモデル
・「GR」モデルとして、カタログモデルとして販売
・スバルで生産されたベース車両の「86」をトヨタ元町工場(「LFA工房」)へ輸送し、専用ラインを用いて手作業にて架装が行われる、という生産方法を取っている(※1)
・1日4台生産が限度(※1)
・ボディーカラーは白のみ
・車両価格は\4,968,000(税込)
※1
参考:https://www.webcartop.jp/2017/12/190692

今回は、前回の「GRMN Vitz」を観察しに行った時に同時に「観察」しました。主に「何か、カスタマイズで参考になるところがあれば…」と思って「観察」しました。

それでは、暫しお付き合いください。

【注意と感謝】
今回の「観察録」に登場する86 GRは、「GR Garage水戸けやき台」さんから「ナンバー出していいですよ」という許可を得ましたので、ナンバーを隠さずに掲載します。御協力誠に感謝致しますm(_ _)m


1.外観
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パッと見、「86 Kouki」とあまり変わらない印象を抱きます(後に追加された「GR Sport」とも区別がつきづらいです…)。

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しかし、専用のアンダースポイラー類と専用リアディフューザーとリアスポイラーが装着されており、それらが「特別な86」という感じをさりげなく醸し出しています。
恐らく、アンダースポイラーは過去に発売された「86 GRMN」のものを「86 Kouki」用に最適化されたものであると考えられます。

因みに、GR用のフロントスポイラーとリアスポイラーは今後展開される「GR DEALER OPTION」でも用意されております。気になる価格は、以下の通り。
GR用フロントスポイラー&バンパーサイドフィン(アンダーリップ付):\178,200(税込)
GR用リアスポイラー:\58,320(税込)
※サイドステップですが、恐らく「86 GRMN」用のものと同じであると思われます。


因みに…、
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ドアミラーとアンダースポイラー、バンパーサイドフィン、フロントフェンダーガーニッシュ、ホイールは専用のグレーメタリックで塗装されております。

…その中で、個人的に「残念!!」と思った点がありました。それは…
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フロントグリルとフォグランプベゼルの部分、リアディフューザー部分がプラスチック素地の黒のままであった点。個人的に(細かいながらも、)「色の統一感が出ていない」と感じてしまいました。…言うなれば、「詰めが甘い!!」。
「86 GR」がいくら手間が掛かっている車であると言えども、こういった細かな部分にも同じグレーメタリック塗装がされていれば、外観の色の統一感が出て、更に魅力が深まって良くなるのでは?と感じました。
こういった細かい所にも手を抜かない点も「コンプリートカー」では重要な要素だと思います。それ故に「残念!!」と思ってしまいました。


2.ホイール
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ホイール部のアップ。ホイールはRAYS製。恐らく、「86 GRMN」と同じデザインであると考えられます。色は、「1.外装」の項にて触れたように、専用のグレーメタリックとなっております。
ホイールの諸元は以下の通り。
F:17×7.5J
R:17×8.5J
(※残念ながら、インセットは分からず…)
個人的に、このホイールの造形が好きなポイント(の1つ)です。スポーツ物であるはずなのに、どこか「優しさ」を湛えているような造形。そんな点に惹かれたのかもしれません。86用ホイールの中で個人的に1、2を争う程に好きな造形だと思っています。

因みに、GR用のホイールも「GR DEALER OPTION」でも用意されております。気になる価格は、以下の通り。
F:17×7.5J/R:17×8.5J+リヤフェンダーエクステンション:(1台分)\385,020(税込)
F:17×7.5J:(1台分)\315,360(税込)
注意:ホイールのみのお値段ですので、ご注意を!!

因みに、タイヤに関する諸元は以下の通り。
銘柄:MICHELIN Pilot Sport 4
サイズ
F:215/45R17
R:235/45R17
…このサイズ、実は「86 GRMN」と同じサイズ。違いがあるとすれば、タイヤ銘柄位です(「86 GRMN」は、専用コンパウンドのBRIDGESTONE POTENZA RE-71R。)。

3.ブレーキ
ブレーキについても触れてみます。ブレーキも専用のものが装着されており、諸元は以下の通り。
F:モノブロック対向6ポッドキャリパー+ドリルドローター
R:モノブロック対向4ポッドキャリパー+ドリルドローター
…これは「86 GR」のカタログを見て頂くと分かりますが、「86 GRMN」と同じシステム。恐らく、メーカーはADVICS製であると思われます(※憶測、ですが…;^^))。
このブレーキセット、セットで買おうと思うと、中々のお値段になると思われます。

参考に、ADVICSさんがアフターマーケット用でリリースしていますブレーキキットは、
F:モノブロック対向4ポッドキャリパー+2ピーススリットローター
R:モノブロック対向2ポッドキャリパー+1ピーススリットローター
…のスペックでお値段は54万円です(※トレーシースポーツさん調べ)。
(出典:http://tracysports.shop4.makeshop.jp/shopdetail/000000000096/)

…恐らく、そのお値段とよりも高いと思われます…。


そこで、調べてみたところ、「86 GR DEALER OPTION」でGR用のブレーキキットが用意されていました。但し、前述の「ホイールとのセット販売」で、「ホイールセットとの差額」で計算してみた所…、約85万円でした。物も一級品でしたが、お値段も一級でした…。


4.内装
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内装全景。
内装自体も「86 Kouki」とパッと見変わらないように見えますが、具に見ていくと、色々な点が専用の仕立てになっています。

①メーターパネル
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メーターパネルは「GR」専用です(※「GR Sport」も同様の物が装着されます)。
文字盤のデザインは「86 GRMN」のものをベースに「86 Kouki」用に最適化された物になっているようです。
文字盤のデザインは、純正と比べてスッキリとしている、という印象です。個人的に浮かんだ印象としては…、「FOSSILの腕時計の文字盤」。細かい機種を挙げると、「COMMUTER CHRONO」。共通して言えることは、「視認性の高さ」。トーンを抑えた、シンプルなタコメーターの文字盤に好感が持てました。
「86 Kouki」のノーマルと比べると、「GR」系統の方がシンプルとも言えそうですし、好感が持てます。

※「FOSSIL COMMUTER CHRONO」の詳しい情報は、こちらから

比較用に…
純正のメーターパネルはこちら。
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(出典:https://toyota.jp/86/interior/indoor_space/)

「86 GRMN」のメーターパネルはこちら。
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(出典:https://toyotagazooracing.com/pages/grmn/86/#!/design/)


余談ですが、個人的に好きな86のメーターの文字盤のデザイン(の1つ)に、ゼネラルグラフィックスさんが展開しています「Indicator」というアフター物のメーターパネルがあります。
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(出典:https://www.86brz.net/kpp1gt/)

この文字盤は、「コックピット」という「男の子が喜びそうな」要素がありますし、文字盤のフォントがレトロ感溢れるものになっています。素直に「カッコいい」。それ故に、「Indicator」さんのメーターパネルが好きだったりします。

「Indicator」さんのメーターパネルを「レトロ」や「メカ」と考えると、「GR」のメーターパネルは「クラシカル」ないしは「モダン」という対比になるのかもしれません。参考までに。


②シート
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シートは、「GR」専用のRECARO製のもの。形状を見る限り、「Sportstar」をベースに、表皮をアルカンターラにして、サイドエアバッグユニットを組み込んだものになっております。シルバーステッチを纏っている点も、ドアパネルのステッチとリンクしていて、纏まりが出ています。


③スイッチパネル類の加飾
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何気なく「このエアコンスイッチもカッコイイんだよね…」と撮影していましたが、エアコンスイッチのパネル(センタークラスター)の塗装も、実は「GR」専用のもの(※「GR Sport」も同様の物が装着されます)。
(因みに、スタートスイッチも「GR」ロゴ付の専用品が装着されております。)

ノーマル86を調べてみた所…、センタークラスターの箇所は、カーボン調でした。個人的に、「GR」系統のブラック加飾の方がシックで好みでした。

また、両端のエアコンの吹き出し口のベゼルの加飾も、「GR」系統はブラック加飾がされております(ノーマルではシルバーです)。


④ステアリングホイール
(写真はありませんが…)ステアリングホイールも専用のもので、「GR」エンブレムが入っております。


余談ですが…、
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インパネのパネルもスエードみたいな質感であったのと「86」ロゴがエンボス加工されていて、「いいな」と思いました。これも「GR」専用かな、と思いましたが、実は「86 Kouki」にも付いているものでした(「GT Limited」に付いているとか)。お恥ずかしい…;^^)。
(因みに、材質は「グランリュクス」というスエード調人工皮革だとか。)


5.シフトノブ・クラッチの感触
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(文字盤が見えにくいと思いますが、)シフトノブ自体は通常の「86 Kouki」と同じ物。恐らく、シフトブーツのシルバーのステッチは「GR」系統専用であると思われます。
試しにポジションを合わせてみて、クラッチペダルを踏んでみます。気になるクラッチペダルの重さは…軽かったです。これは「日常使いでも問題ない」レベルですし、寧ろ「楽」。
…因みに、GRMN Vitzを観察してから86GRを観察しましたので、86 GRのクラッチペダルの軽さは正直拍子抜けでした(もう少し重くても問題なかったのかな…、という思いが少しだけありました;^^))。


6.ドアパネル
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余談ですが、ドアパネルのアップも。
何故撮ったのかと言いますと、「何か弄りの参考になりそう」だと思ったため。

ノーマルの「86 Kouki」の「GT Limited」と同様の物だと思われますが…、
ショルダーパッド部:「グランリュクス」+シルバーステッチ
ドアグリップ部:パンチングレザー
肘掛け部:レザー(人工皮革?)+シルバーステッチ
…と質感良くデザインされていたのです。

この素材の切り替え方やステッチの感じは何かしらのカスタマイズの参考になりそうです。

また、パワーウィンドゥスイッチのベゼルやドアグリップのブラック加飾も「GR」専用(※「GR Sport」も同様の物が装着されます)。
ノーマル86を調べてみた所、組み合わせは以下の通りでした。
パワーウィンドゥスイッチのベゼル:カーボン調
ドアグリップ:シルバー
…個人的に、「GR」系統のブラック加飾の方がシックで好みでした。


7.全体的に「観察」してみて。
今回、「86 GR」を「観察」してみて思ったことは、「控えめなカッコよさ」があった、ということ。
「ノーマル86」を「若々しい」と表現してしまう程、「86 GR」は「落ち着き」を感じました。それ程上質感を感じましたし、自分も「86 GR」の方がシックで好感が持てました。

試乗することもせず、ただ「観察」しただけですが、思わず魅入ってしまいました。

「GR」の内装表現は「オトナの86」の演出の為に流用なり試してみてもいいのでは?と感じました。…仮に、自分が86のオーナーさんでしたら、この内装部品を流用したい位です。また、これだけでも「GR」(ないしは「GR Sport」)を選ぶ理由にもなると思いました。

先述した「控えめなカッコよさ」。これは、自分が車弄りをする時に心掛けている点でもあります。
自分の場合、「これ見よがし」な物は苦手で、「分かる人には分かる」という感じや「見た目が控えめなもの」が好きです。それ故、少し前のアウディの「S系統」(例:2代目TTS、3代目S6、2-3代目S4、2代目S3)やゴルフⅤR32が好きです。

また、「GR Garage」のスタッフさんの「86 GRはマニア向けのグレードです」という言葉を聞いて、個人的にゾクゾクしました(「マニア向け」という言葉に、弱かったりします…;^^))。「分かりやすい」というポイントも大事ですが、「見た目は控えめで、分かる方には分かる」という所が自分にとっては重要視するポイントなのです。

それ故、今回の「86 GR」は、「自分の車弄り」の「参考点」ないしは「目標」(の1つ)にしたいな、とも思いました。こういった「控えめなカッコよさ」は参考になりました。


8.「過程」を楽しむか?「完成形」をじっくりと慈しむか?
【注意】
ここからは、個人的に思ったことです。もし、これを読んで、気を悪くされた方がおりましたら、大変申し訳ありません。

気になる「86 GR」の価格は、約500万円。これは「GT Limited・Black Package」から約160万円プラスですし、「GR Sport」から約120万円プラスです。

まず、内装の雰囲気や外装のシックな表現が気に入れば、「GR Sportを選ぶ」という選択肢、ありだと思います。「スポーツ系の86」ではなく、「オトナな86」として選択肢に入れてもいいと思います。
(他にも、「オトナな選択肢」を求めるなら、(兄弟車ですが、)「BRZ STI Sport」という選択肢もあります。「GR Sport」と価格の面でもライバルとも言えそうです。)

そこから、「GR DEALER OPTION」として用意されている「GR専用パーツ」を足していくと…、「86 GR」のお値段に簡単に届いてしまいます(但し、「GR専用のリアバンパーロア+センター出しマフラー」と「GR専用サイドステップ」は「GR DEALER OPTION」として用意されていない、という事実は忘れずに)。
そのため、「メーカーが仕立てたコンプリートカー」という価値を考えると、約500万円という価格は一考の価値があるのかもしれません。

また、ノーマルの86から「GR」のクオリティに仕立てることは様々な過程を踏む必要があります。しかし、「カスタマイズ・チューニングして楽しむ」という行為が「86」の醍醐味であると思っておりますし、その分「思い入れ」が強くなって、長く付き合える「カタチ」でもあると思っております。自分もその考え方に賛成しますし、好きでもあります。

対して、「86 GR」の醍醐味とは何なのか?(個人的な見解になってしまいますが、)それは「GRが考える、『86の完成形』」をじっくりと楽しんでいき、もし足りないところがあったら、アップデートをしていく、ということであると考えております。

「自分で仕立てていく過程」を楽しむのか?
(標準車との差額に納得をした上で、)「完成形」をじっくりと楽しむ(そして、細かく手を入れていく)のか?
…「86 GR」の価値は、その選択に依ってしまうのではないのか?ふとそんな思いを抱きました。

9.正直、「評価が難しい」車。
「トヨタが追い求めて、提案する、『86』の1つの完成系」
…今回、「86 GR」を「観察」してみて、「86 GR」について調べてみて、個人的に感じたことです。

標準車からの差額である約160万円を「どういった所」に「どのようにして」使ったのか?「86 GR」は「86を総合的に『さりげなく』性能を底上げする」方向に使った、と捉えられます。それを「いい」と捉えるのか?「他の場所に使えば…」と捉えるのか?その点が「86 GR」に対する評価の分岐点であると思います。
上記の点に納得された方が「86 GR」を購入しますし、「違う」と思った方は「86」を自分好みに弄る道を選ぶか他の車を選ぶかになるのかと考えられます。
(約500万円って、中古車まで範囲を増やしていきますと、「ポルシェ」も狙えてしまえますからね…。)

自分は、「86 GR」を「観察」しただけで、「試乗」したわけではありません。また、「86」は出たての頃に何度か試乗させて頂いただけです。そのため、とやかく言える立場ではありません。

…ですが、個人的に、「86 GR」は「アリ」だと考えています。
「86 GR」の性能を一般道でフルに発揮できる機会なんてありません。ですが、「コンプリートカー」として、「GRが思い描く『86の完成形(の1つ)』」と考えたり、「オトナな86」として考えていくと、「この方向性、いい!!」と思います。また、前述したように、「さりげないカッコよさ」から、「車弄りの参考点の1つ」としても捉えることもできます。

正直、視点によっては「評価が難しい車」であります。しかし、「GAZOO Racing」が提案する「86の方向性」として考えてみると、「86 GR」のことを評価できるのではないか?そう感じた今回の「観察」でした。
(今度は試乗してみたい…。)


…個人的には、(何度も言ってしまいますが、)「自分の車弄り」の「参考点」ないしは「目標」(の1つ)にしたいな、とも思いました。それ程、「86 GR」の「控えめな佇まい」は参考になりましたし、勉強になりました。


…以上を持ちまして、86 GRの観察録を終了したいと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m


最後に、「GR Garage水戸けやき台」さん、86 GRの撮影と掲載許可の御協力、誠にありがとうございました。


今回は、これにて。

Posted at 2018/07/08 18:00:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | 観察録 | 日記
2018年07月04日 イイね!

久々にアートに触れた日。(@2018.07.03)

先生の命日の日。
久々にギャラリー桜林さんに訪れてみました。

今回の展示会は、こちら


現代ガラスアート展Vo.2
「FACE to face -対峙する心とカタチ-」

現代ガラスアートのみを扱った、珍しい展覧会です。

月並みな感想になってしまいますが、とても魅力的な展覧会でした。時間があれば、また行ってみたいです。
また、今回はギャラリー桜林さんの代表の方もいらしていまして、今回の展覧会についての事やガラスアートに関するお話も聞くことができました。
石橋代表、その節は本当にお世話になりました&ありがとうございました。

今回は、本展覧会の中で、個人的に気になった作品を自分の簡単な感想と共に紹介していきたいと思います。
お付き合い、宜しくお願いしますm(_ _)m

【注意】
今回の写真のアップに関しましては、ギャラリー桜林さんの許可を得ております。
ギャラリー桜林さん、御協力誠に感謝いたします。
(※本当は、アート作品のアップは、作家さんの許可が必要です。)
また、作品紹介時の作家さんの名前は敬称略とさせて頂きます。ご了承くださいm(_ _)m

1.「輪廻」(吉井こころ)
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展示の方法を含めて、最も印象に残った作品でした。
彼方に吸い込まれそうな感じがとても綺麗で、魅力的でした。

2.Women Type A-Ⅰ(治部亜美香)
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治部亜美香さんのWomenシリーズで、最も印象に残った作品。内からエネルギーが湧き出し始まる感じが好きになりました。
また、女性の肉体の美しさも印象に残った理由です。

3.R-Ⅳ(大木春菜)
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本展覧会の作品の中で、個人的に「柔らかさ」を感じた作品。個人的に、このアングルからの眺めが好きです。

4.幽かなきみに逢いに住く(西山美緒)
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…どう感想を述べたらいいのかが難しいというか…;^^)
個人的には、「自分の目の前に幽かに現れた人(少女)に逢いに行く」というイメージを持ちました。自分が必死に追いかけていくけれど、その人は幽かなまま…。そんな儚げなイメージです。
…ですが、ギャラリー桜林さんのfacebookページに上がっていた作家さんのギャラリートークを見て、作品の本当の意味を理解した、という始末…。
(実はちょっと恥ずかしかったりします…。)

5.BIRTH-1(木村珠里)
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ガラス+コンクリートの素材感とソリッドな感じが魅力的な作品でした。
石橋代表ともお話していましたが、「建築的」な感じもしました。
こうして陰影を際立たせると、ソリッド感が増幅されて、魅力が増しているように感じています。


今回紹介した作品は、ほんの一部です。
ガラスアートの綺麗さに間近に触れることができますし、特に「造形・素材好き」な方はきっと満足できると思います。
…是非、素材・造形好きな方は見て頂きたいですし、これをきっかけにアート作品に触れてみるのも如何でしょうか?

今回の写真を見て、今回の展覧会が気になった方は、是非「ギャラリー桜林」さんへお越しください!!

ギャラリー桜林
〒309-1634茨城県笠間市福原2081番
(常陸国出雲大社 境内桜林館1F)
(※笠間市にあります「常陸国出雲大社」の敷地内にあります。)

尚、本展覧会「現代ガラスアート展Vo.2「FACE to face -対峙する心とカタチ-」」は8/26(日)までの開催となっております。
開廊時間は10:00-16:30。
毎週水曜日に休廊しますが、8/1と8/15は開廊しております。
入場無料で見られますので、是非訪れてみてください^^)


…そんな自分は、久々に現代アートに触れて、充実した日々を過ごしました。
昔は「見た感じの第一印象」で見ていました。今は「素材感」や「造形」といったものにも目が行くようになりました。「見方」は時を経て変わってしまいましたが、自分にとってアート作品に触れることは(何となくで、ですが)大事なことであることを改めて認識した今日この頃でした。
これからも、時間があった時はこうしてアート作品に触れる時間を増やしてみたいな、と思いますが…、どうなることか;^^)"
(高校生の頃は結構美術館の企画展に行っていたりしていました…。)

今日の所は以上です。

Posted at 2018/07/04 22:53:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2018年07月03日 イイね!

「大切な日」。(@2018.07.03)

昨日、会社で同僚と話をしていた時、「ワールドカップ」の話になりまして…
同僚:「明日休む理由はそれかw」
ウチ:「ちゃうわww」
…と勘違いされそうになりました。
【ご挨拶】

こんにちは。
もし、2週前にそのことが予見できたら、どれだけ「予知能力」が凄いのだか…。自分でもびっくりです。

そんな今日ですが、お休みを頂きまして、「ある場所」に行ってきました。
その場所とは、
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常陸国出雲大社

何故かというと、そこにある「樹木葬霊園」に用があったため。

…というのも、今日は、高校の時に大変お世話になった「先生」の命日。自分にとって「大切な日」なのです。
毎年、命日に先生のお墓(樹木葬霊園ですので、木が墓標になります)に行って、お参りと墓前報告をしに行っています。
それ故、自分にとって「大切な日」であり、「何が何でも休みを取る日」でもあります。
(「先生」にまつわるお話は、こちらのブログに述べていますので、割愛させて頂きますm(_ _)m)

そのため、

愛車のアオも(弟に協力してもらって)日曜日のうちに綺麗にしておきました。
(…と同時に飛び石傷の多さに萎えるというオチも…。)


今年の命日は、とても暑く、汗だくになりました。
ですが、(お盆を含めて)「先生」と向き合う大切な日。お参りや水かけ、「馳走香」(お線香代わりに使われる「お香」)をあげたり、(少し長めの)墓前報告をしたり…、と大切な時間を過ごしました。


高校生の時からお世話になり、年1回ほどでしたが、メールや年賀状も頂いたりもして、仲良くさせて頂きました。
また、楽しくて、明るくて、可愛らしく、「近くにいるお姉さん」的存在だったように(勝手ながら)感じていました。
また、「車だらけ」だった自分に「現代アート」という世界を教えて下さった方でもあり、自分の趣味が広がるきっかけを与えてくれた方でもあります。
…故に、今まで出会ってきた先生の中でも、大切な先生でもあり、大好きな先生でした。

本当は、お会いして、色々と近況をお話したかった(あと、アオにも乗せたかった…)。ですが、それはもう叶わない…。
それ故、命日である今日が自分にとって「大切な日」なのです。


その後は、お参りしたり、久々に
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こちらのギャラリーに寄ったり(その模様は後程…)、お昼を食べて、帰宅しました。


これから、色々な用を終えて、落ち着いたら、
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先生の追悼展の時に買ったポストカードや作品集(※)、追悼展の時の写真データを見たりして、先生の作品に触れて、「先生」を偲びたいと思います。
※(自慢になってしまうと思いますが…)作品集は2冊持っております。1冊は「先生」本人から頂いた物。もう1冊は追悼展の時に別途購入した物です。先生から頂いた1冊は、中々開けられないので、「保存用」としておき、別途「読む用」として購入しました。

本日はこれにて。
Posted at 2018/07/03 17:38:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記
2018年06月25日 イイね!

―GRMN Vitzを、観察する。

今回から始まった「観察録」シリーズ。

本格開始化の記念すべき(?)第1台目は…
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TOYOTA GRMN Vitzです。

GRMN Vitzは、「『走りの』Vitzの頂点」に位置するモデルとして生まれました。
(「GRMN」=「GAZOO Racing Meister of Nürburgring」の略称。「GR」シリーズの最高峰ラインに与えられる名称です。今回のGRMN Vitzで7モデル目となります。)
主な(話題となった)特徴は、以下の通り。
・全国150台限定の抽選販売(※申込受付は既に終了しています)
・GR Garageのみの限定販売
・3ドアボディ
・車両価格400万円(税込)

今年の全日本ラリーでも、第3戦「NISSIN Rally丹後2018」からTOYOTA GAZOO RacingがJN5クラスにて参戦しております(ドライバーは眞貝知志選手、コ・ドライバーは安藤裕一選手です)。

発表時から1度は見てみたかったGRMN Vitz。今回、その機会に恵まれましたので、水戸にあります「GR Garage水戸けやき台」さんにお邪魔して、観察して参りました(スタッフさんの方、快く対応して頂きまして、誠に感謝致しますm(_ _)m)。

それでは、暫しお付き合いください。

【注意と感謝】
今回の「観察録」に登場するGRMN Vitzは、「GR Garage水戸けやき台」さんから「ナンバー出していいですよ」という許可を得ましたので、ナンバーを隠さずに掲載します。御協力誠に感謝致しますm(_ _)m

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近くで見るGRMN Vitzの第一印象は、「あ、カッコいい…」。…と同時に、「GR Vitzと…ちょっと違う??」という印象も抱きました。
パッと見、GR Vitzとは見分けが付きづらいです。これは、(個人の見解ですが、)元々、GR Vitz自体、このクラスのコンパクトカーのスポーツグレードの中で最も「スポーツマン的な」印象があるからなのかな、と思います。

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それに対して、GRMN Vitzは、3ドアである点とホイールの印象と相まって、GR Vitzと比べて「少し硬派な」印象を抱きました。…正直、「カッコいい」です。
【注意】
「スポーツマン的」は、「戦闘的」とは意味合いは全く異なります。あくまで「爽やか」な感じです。

また、ドアミラーは、
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ピアノブラック調塗装でした。

また、
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こんな所(※ヘッドライト~グリルの間のガーニッシュ部分)もカーボン調のシボになっていて、凝っているように感じました。恐らく、GRやGR SportグレードのVitzもGRMN Vitzと同じバンパー形状ですので、オーナーの皆様はチェックしてみては如何でしょうか?


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ホイール部分のアップ。
ホイールはBBS製。デザインからして、「RE-L2」をベースにしていると思われます。カラーはGRMN Vitz専用のマットグレー塗装。このマットグレーが、「硬派な印象」を引き出す要因(の1つ)だと思います。
因みに、取付穴は4HでPCDは恐らく100だと思われます。
(※2013年に登場していたGRMN Vitz TurboはPCD100の5Hでした。噂によると「ラクティスのハブ」を使用しているとか…。)

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装着タイヤは、BRIDGESTONE POTENZA RE050A。サイズは205/45R17。
このサイズ選択も絶妙です。というのも、アフター品を探してみると、
・BRIDGESTONE POTENZA RE-71R
・ADVAN NEOVA AD08R
・DUNLOP DIREZZA ZⅢ
・MICHELIN Pilot Sport 4
…といったハイグリップ系統も豊富にあるからです。また、コンフォート系もありますので、タイヤ選びに悩まないサイズであったりもします。


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ブレーキキャリパーのアップ。GRMN VitzのキャリパーはADVICS製対抗式4ポットキャリパーで、キャリパーカラーは白。見た感じ、GRMN Vitz Turboのキャリパーと同じだと思われます(※Web上にアップされている「GRMN Vitz Turboのキャリパー」と今回の写真とを見比べました)。ブレーキローターはフロントだけスリットタイプでした。
リアは写真を確認してみる限り、GRMN Vitz Turboのキャリパーとは違うものが搭載されていると思われます(※Web上にアップされている「GRMN Vitz Turboのリアキャリパー」と今回の写真(※辛うじて、リアキャリパー上部だけが写っているもの(※タイヤ銘柄確認用の写真)がありました)とを見比べました)。因みに、メーカーは確認してませんでしたm(_ _)m。


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内装のアップ。ダッシュボードは「普通のVitz」。GR Vitzに見られるカーボン調のパネルも無く、通常のVitzと同じくシンプルなもの。…言い換えれば、「内装質感は普通のVitz並」とも言えます。
しかし、「走りの車」であることを考慮すると、、こういったシンプルな感じは個人的に好きです。

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ステアリングホイールは、他のGRシリーズ同様、「86 Kouki」ベースの小径ステアリングホイールです。

【追記@2018.06.25 21:10】
実は、書こうとしておりましたが、書き忘れてしまった所がありましたので、その点を追記致しますm(_ _)m。

GRMN Vitzは、通常のVitzと比べて違う箇所がたくさんあります。その中の1つが、「ステアリングコラム周りのレバー類の配置」。

通常の日本車は、「右側:ウィンカー・ライト等の灯火関連」で、「左側:ワイパー関連」になっています。

GRMN Vitzはどうなっているのかと言いますと…、

右側が、ワイパー関連のレバー。


左側が、灯火関連のレバー。

…と逆転しています(「輸入車と同じ配置」、とも言えます。)。これは、(後述しておりますが、)GRMN Vitzが元々フランス・バランシエンヌ工場にて生産されて、日本に輸出されている、といった背景が理由としてあると考えられます。

実はGRMN Vitz、トヨタのマークが付いておりますが、「帰国子女系クルマ」ではなくて、「れっきとした輸入車」であると言えるのです…。

【追記はこれにて終了しますm(_ _)m】



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シートのアップ。シートは、GRMN専用のもの(恐らく、トヨタ紡織製)。表皮も東レ社の「ウルトラスエード」を使用しています。また、シルバーとレッドのステッチが施されていました。試しに座ってみましたが、腰回りが楽で、好印象でした。

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後席のアップ。後席はファブリック(と思われます)で、シルバーのステッチが施されていました。因みに、前回のGRMN Vitz Turboと違い、6:4の分割可動式です(※GRMN Vitz Turboは、軽量化を目的として一体可動式になっていました。)。
GR Garageの方にお願いして、前席を後ろに下げて頂き、ドライビングポジションを取った時のことを想定した後席の居住性を確かめてみました。気になる後席の居住性は、足元の自由度は少ないものの、快適でした。実用的で「普通に使える」後席で、驚きました。
その後席の快適性には、理由があります。それは、「寸法」。実は、Vitz(Yaris)の3ドアと5ドアは、全長・全幅はおろか、ホイールベースまで同一なのです(※)。外観上の違いがあるとすれば、スタイリングとフロントドアの「長さ」位(細かい所を言えば、「ドア数分のボディ剛性」等…)。それ故、例え3ドアでも、5ドアのVitzに乗っている時と同じ位の快適性が担保されているのです。
※実はこの話、GR Garageの方から説明を受けて、初めて知りました。それ故、驚きました;^^)

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ラゲッジルームのアップ(分かりづらくて申し訳ありませんm(_ _)m)。ラゲッジルーム自体、通常のVitzと変わりない模様です。

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シフトノブのアップ(※シフトパターンが見辛くなっています。申し訳ありませんm(_ _)m)。シフトノブはGRMN専用かな、と。他のトヨタ車でこんな感じのシフトノブを見たことがありません(もしありましたら、情報を頂けますと、幸いですm(_ _)m)。シフトノブ自体は握りやすかったですし、握り方の癖もありませんでした。また、シフトノブ自体に重さは感じられませんでした。

シフトパターンは、リバースが左上にあるタイプでした(オーリスのRSも同様のタイプでした。もしかしたら、オーリスRSのミッションをベースに強化されたものが搭載されているのかもしれません…。)。
ストロークは短かったですが、適度な感じで、「作られた感」があるような感じがしませんでした。
(※過去にア○トワー○ス試乗した時、「作られたかのような」極端なシフトストロークの短さに違和感を感じて以来、ショートストロークシフトに警戒感を抱いています…。)

試しにポジションを合わせてみて、クラッチペダルを踏んでみます。気になるクラッチペダルの重さは…結構重かったです。個人的には「メガーヌRS」と似た感じを受けました。…GRMN Vitzを普段使いするには、ちょっと「慣れ(覚悟)」がいりそうです。
(果たして、「150台のオーナーさんの何人がGRMN Vitzを普段使いをするのか?」という疑問は置いておきまして…;^^))

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メーター全景。個人的に、GRMN Vitzで一番好きなポイントです(理由は、こちらのブログにて。)。実は、実際に見れて、一番嬉しかった部分だったりします。
理由は、他の車と違って、文字盤の字体に「レトロ感」を感じたから(※視認性の点に関しましては、別のお話、ということで…)。個人的には、「クラシカル(レトロ)な腕時計の文字盤」を連想しました。
その事を父に話してみたところ、父曰く「60-70年代の車のメーターの文字盤をイメージしたのではないか?」とのこと。また、「昔の車のメーターのデザインに戻ったように感じた」とも言っていました。
…その点から考えてみますと、トヨタが想定している「GRMN Vitzを購入するであろう世代」のイメージが浮かんできたような気がします(恐らく、「50代以上」の方が、「自分用」で購入するのでは?、というイメージ。)。
※GR Garageの方に訊いてみたところ、「GRMN Vitzは、『セカンドカーとして』購入する方がほとんど」とのことでした。それ故、「普段で見かけることは中々ないのではないのでしょう」と言っていました。

しかし、GRMN Vitzのメーター配置を冷静に観察してみますと、
・水温計が無い(ディーラーオプションの「TOYOTA GAZOO Racing Recorder付専用T-Connectナビ」を装着すると、水温の表示が可能になります)
・スピードメーターが(一番目につく)中央に配置されている
点が気になりました。というのも、「GRMN Vitzは、Vitzにおける「走り(戦闘)」の頂点に立つモデルである」というイメージがあったからです。

気になりまして、ベースとなったYaris GRMNのメーター周りを調べてみますと…、
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(出典:https://www.autocar.co.uk/car-review/toyota/yaris-grmn)
メーターの構造自体が全然違う!!
(スピードメーターとタコメーターが並列配置+インフォメーションディスプレー付+水温計付)
※詳細を見たい方は、「Yaris GRMN meter」にて検索してみてくださいm(_ _)m

更に、2013年に限定200台が販売されました、GRMN Vitz Turboのメーター周りを調べてみますと…、
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(出典:http://grmn.gazooracing.com/Vitz_Turbo/photo_gallery.asp)
タコメーターが中央に配置されていました。文字盤のデザインも、シンプルで好感が持てるものでした(個人的に、Skagenの腕時計の文字盤を連想しました)。
…しかし、(失礼ですが、)文字盤のデザインに「ワクワク感」を感じませんでした。

更に、GR Vitzのメーター周りを調べてみますと…、
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(出典:https://toyota.jp/vitz/grade/gr/)
こちらもタコメーターが中央に配置されていました。
(…GR Vitzのメーターの文字盤デザインは、GRMN Vitz Turboのものがベースにあると考えられます。)

こうして見てみますと、今回のGRMN Vitzのメーターの文字盤のデザインが一番ワクワクしましたし、個人的に好きでした。そのため、メーター配置や水温計が無いことに疑問を感じた、というわけです。

…(失礼ですが、)果たして、150人のGRMN Vitzのオーナーさんが、その点をどう思っているのか、気になります。
(恐らく、「慣れ」で解決できる箇所であると思いますし、要らぬ心配かもしれませんが…。)

閑話休題。


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エンジンルーム全景。
(GR Garageさんのご厚意でエンジンルームも開けて頂きました。多謝!!)
エンジンは2ZR-FE+スーパーチャージャー。この組み合わせは、Lotus Elise Sと同じものです。
そこで、スペックを比べてみます。
Lotus Elise S
Power:220ps/6800rpm
Torque:25.4kgm/4600rpm
Rev Limit:7100rpm
Weight:950kg

Toyota GRMN Vitz
Power:212ps/6800rpm
Torque:25.5kgm/4800rpm
Rev Limit:6700rpm
Weight:1140kg
…スペック的には大差ないものの、GRMN Vitzはトルク寄りの特性であると言えます。これは主にセッティング(と取ることができるマフラーの長さ)が関係していると思います。
(※自分が説明できるのはここまで。これ以上の詳しい説明は、その分野に詳しい方に説明の方を宜しくお願い致しますm(_ _)m)

また、個人的に、
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こういったプレートは、所有欲を盛り上げてくれそうで、ニヤニヤしそうです^^)


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…と、GRMN Vitzを具に観察してみましたが、そこで感じたのが、「走りにコストがめちゃ掛かってそう…」という点。見た目自体は「3ドアのGR」的な趣で、控えめさを感じます。内装もシンプルです。恐らく、それらの「上辺」だけを見てみると、「400万円」の真意が伝わらないような気がします。

GR Garageの方から聞いたのですが、「前のGRMN Vitz Turboは、売る度に赤字だった」とのこと。考えてみますと、当時のGRMN Vitz Turboの車両価格は、税込み270万円。この価格、実は現在の「GR Vitz」の車両価格+約40万円。改造内容を考えると、その値段は驚異的であったと考えさせられます(過給機を組込んでセッティングすることを考えると、40万円ではできません。)。

先に、「今回のGRMN Vitzの400万円は、高いか?安いか?」、という点に関して、自分なりの結論を言いますと、正直答えづらいです。…しかし、作り込みやこれから書いていく「裏側」を考えていくと、「400万円でもギリギリもしくは赤字なのでは?」と思いました。それ程、GRMN Vitzは「お得」に感じられるかもしれません。

同じ価格で、似たような性格を有する車と言うと、真っ先にアバルト500を思い浮かべました。更に世界に目を向けてみますと、オペル・コルサOPC(ヴォクスホール・コルサVXR)やミニ・クーパーS、フォード・フィエスタST等が挙げられます。しかし、GRMN Vitzはその車達と比べてしまうと、内装演出やキャラクターなどの点においては不利な面は否めないと思います。あくまで、GRMN Vitzの本分は「走り」。そう考えると、GRMN Vitzは「体育会系」であると考えられます。

200psオーバーのFFで、刺激的なVitz。しかも、「トヨタクオリティ」で安心して乗ることができる。また、Vitzがベースであるだけあって、(クラッチペダルの重さを除けば)実用性も高い。あくまで「見ただけ」ですので、自分が言えるような立場ではありませんが、こういう刺激的な「体育会系キャラ」が好きになれば、GRMN Vitzは買いであると思いますし、150人のオーナーさんはそのキャラクターとトヨタの「本気度」に本当に惚れたのだと思います。
(400万円のハイパフォーマンスカーなんて、WRX STIやシビック・タイプR等、ごまんといますからね…。)

因みに、autocarさんのページ等を拝見してみますと、「Yaris GRMN」の価格は、邦貨換算で約400万円。GRMN Vitzとほぼ同じお値段です。
※因みに、Yaris GRMNを並行輸入すると、本体価格で約530万円(税込)とのことです(出典:http://riesen.co.jp/5574)。

また、GRMN Vitzは、
1.フランス・バランシエンヌ工場で生産され、日本へ輸出。
2.その後、元町工場へ運ばれ、LFA工房の職人さんの手による最終仕上げを行う。
…といったステップを経てオーナーさんの手元に届けられます。
更に、各都道府県の陸運事務所に「予備検査」を行ってもらい、「各都道府県の陸運事務所の検査官による見識の違い」を無くすようにメーカー側が働きかけたそうです。それ故、GRMN Vitzはどの都道府県でも一発で車検が通るとのことです。(※この話は、GR Garageの方からお聞きしました。)
こうした作業工程や輸送費用、更にメーカー側の働きかけを考慮すると、ヨーロッパ仕様と同じ値段で販売される、という事実がいかに大変かが想像できますし、その労力が並大抵の事ではないことが想像されます。
(…と同時に、仮に「日本でGRMN Vitzを生産したら、いくらになるのだろうか?」と考えてしまった自分もいるわけですが…。)

車自体の作り込みの他に、こうした裏側を考えた末、「400万円でもギリギリもしくは赤字なのでは?」という自分なりの結論を出しました。
…また、そういった事情を知らなければ、「400万円のVitzの本当の価値」を判断できないのでは?と考えてしまった今回の観察でした。


…以上を持ちまして、GRMN Vitzの観察録を終了したいと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m


最後に、「GR Garage水戸けやき台」さん、貴重なGRMN Vitzの撮影と掲載許可の御協力、誠にありがとうございました。
Posted at 2018/06/25 00:45:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 観察録 | 日記
2018年06月23日 イイね!

「観察」シリーズ、始めました。

こんばんは。
今日の模様は、流石に本日中にアップできないので、他の話題を。

まず最初に、「―up! GTIを、観察する。」のブログにイイね!を付けて下さった皆様、ありがとうございますm(_ _)m

up! GTIは、限定600台という限定車。それ故、まともに見られる機会がありません。そのため、「納得いくまで、観察してみよう」と思い、観察して、書いた甲斐がありました。

実は、up! GTIの観察の時、持参したカメラが電池切れを起こすというお粗末な結末で、写真が思うように撮れませんでした。
…また機会がありましたら、またup! GTIを撮りに行こうかな、と思っています(ディーラーさんに置いてあれば、の話ですけどね;^^))。しかし、「購入を断った身」にとっては、それはどうかな?と思ってしまっている自分もいまして、葛藤しています。

前回の「up! GTIの観察」以来、自分の中で「何か」が吹っ切れたような気がしました。やっぱり、「気になる・興味がある」と言っても、実際に自分の目で見てみないと分からないことがありますね。
また、「試乗できない」としても、納得いくまで観察をしていくと、「乗っただけでは分からない」所も見えてきたりして、面白い経験になるのではないか?と感じました。(と同時に、弄りの参考にも…)


たとえ試乗できなくても。
たとえ買うことができなくても。
その車が気になったら、見てみたいですし、どんなものなのかを、「自分の目」で知りたい。
…また、自分の性格上、「納得いくまで」見て、感じたい。


また、その模様を上げて、それを読んだ方が、「見に行ってみよう」とか、「参考になった」と思って頂ければ、書いた者としてはこの上なく嬉しいことだったりします。

…そんなわけで、今回から、「観察」シリーズもブログカテゴリに挙げていきます(カテゴリーは「観察録」になります)。
「個人的に気になった車」が出てきたら、一眼レフを片手にその車が展示してあるディーラーさんに突撃。その車の様々な所を自分が納得いくまで「観察」・「撮影」していき、色々と感じたことを率直に書いていく。
…そんな内容にしていきたいと思います。
更新頻度は「個人的に気になる車が出てきた」時。つまり、「不定期」になります。

【注意】
因みに、試乗も行った場合、以下の区分分けにしようと思います。
・外装・内装の細かい所やユーティリティ等といった所の詳細:「観察」
・走らせてみての感想や「○×△」:「試乗」
(理由:ひとまとめにすると、文章量が膨大になりすぎると予想されるため。)


今回の内容は、以上です。
今後とも、「観察録」共々、お付き合い宜しくお願いしますm(_ _)m


…あとは、ディーラーさんに「冷やかし」と見られないようにするためには、どうすればいいのか。そこが一番の「悩み」です。
(先手を打って「観察しに来ました」と言おうかと思っていますが…、他に何かいい方法ってありますでしょうか??もしありましたら、宜しくお願いしますm(_ _)m)


Next...
Posted at 2018/06/23 23:55:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記

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